この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
SNMP バージョン 3 では、User-based Security Model(USM; ユーザベース セキュリティ モデル)および View-based Access Control Model(VACM; ビューベース アクセス コントロール モデル)による認証オプションやプライバシー オプションを使用することにより、SNMP エージェントによる SNMP トランザクションのセキュアな通信が実現されます。SNMP バージョン 1 および SNMP バージョン 2c では、MIB のアクセス コントロールを行う場合ユーザは認識されないため、暗号化されたプライバシー オプションを使用して認証を行うことはできません。VACM のサポートは、次リリース以降に先送りされました。
この章では、ASA ソフトウェア バージョン 8.2(1) 以降が稼働しているデバイス上で、SNMP バージョン 3 を介して ASA と通信可能な CiscoWorks およびいくつかのサードパーティ製ツールをインストールする方法、設定する方法、および使用する方法について説明します。
図 1-1 は、SNMP バージョン 3 を実装するためのネットワーク トポロジを示したものです。
図 1-1 SNMP バージョン 3 を実装するためのネットワーク トポロジ
ASA を使用するためには、SNMP サーバ グループ、そのグループに関連付けられた SNMP サーバ ユーザ、および SNMP トラップの受信ユーザを指定するための SNMP サーバ ホストを設定する必要があります。
SNMP バージョン 3 の動作を設定する際に必要となるコマンドは次のとおりです。