電子メール プロキシの設定
電子メール プロキシの要件
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電子メール プロキシを経由してローカルとリモートの両方から電子メールにアクセスするユーザーは、電子メール プログラムで、ローカル アクセス用とリモート アクセス用に別々の電子メール アカウントが必要です。
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電子メール プロキシ セッションでユーザーが認証される必要があります。
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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
電子メール プロキシを設定すると、リモート電子メール機能をクライアントレス SSL VPN のユーザーに拡張できます。ユーザーが電子メール プロキシ経由で電子メール セッションを試行すると、電子メール クライアントが SSL プロトコルを使用してトンネルを確立します。
電子メール プロキシ プロトコルは次のとおりです。
POP3S は、クライアントレス SSL VPN がサポートする電子メール プロキシの 1 つです。デフォルトでは、セキュリティ アプライアンスがポート 995 をリッスンし、ポート 995 または設定されたポートとの接続が自動的に許可されます。POP3 プロキシは、SSL 接続だけをそのポートで許可します。SSL トンネルが確立された後に POP3 プロトコルが開始され、認証が行われます。POP3S は、電子メール受信用のプロトコルです。
IMAP4S は、クライアントレス SSL VPN がサポートする電子メール プロキシの 1 つです。デフォルトでは、セキュリティ アプライアンスがポート 993 をリッスンし、ポート 993 または設定されたポートとの接続が自動的に許可されます。IMAP4S プロキシは、SSL 接続だけをそのポートで許可します。SSL トンネルが確立された後に IMAP4S プロトコルが開始され、認証が行われます。IMAP4S は、電子メール受信用のプロトコルです。
SMTPS は、クライアントレス SSL VPN がサポートする電子メール プロキシの 1 つです。デフォルトでは、セキュリティ アプライアンスがポート 988 をリッスンし、ポート 988 または設定されたポートとの接続が自動的に許可されます。SMTPS プロキシは、SSL 接続だけをそのポートで許可します。SSL トンネルが確立された後に SMTPS プロトコルが開始され、認証が行われます。SMTPS は、電子メール送信用のプロトコルです。
電子メール プロキシを経由してローカルとリモートの両方から電子メールにアクセスするユーザーは、電子メール プログラムで、ローカル アクセス用とリモート アクセス用に別々の電子メール アカウントが必要です。
電子メール プロキシ セッションでユーザーが認証される必要があります。
ステップ 1 |
を参照します。 |
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ステップ 2 |
適切なタブ([POP3S]、[IMAP4S]、または [SMTPS])を選択して AAA サーバー グループを関連付け、これらのセッションに適用するデフォルトのグループ ポリシーを設定します。
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[Email Proxy Access] 画面では、電子メール プロキシを設定するインターフェイスを識別できます。電子メール プロキシは、個々のインターフェイスで設定および編集できます。また、1 つのインターフェイスで電子メール プロキシを設定および編集すれば、その設定をすべてのインターフェイスに適用できます。管理専用のインターフェイスやサブインターフェイスに対して電子メール プロキシは設定できません。
ステップ 1 |
を参照して、インターフェイスでイネーブルになっている電子メール プロキシを表示します。
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ステップ 2 |
[Edit] をクリックし、強調表示されているインターフェイスの電子メール プロキシ設定を変更します。 |
電子メール プロキシのタイプごとに認証方式を設定します。
ステップ 1 |
を参照します。 |
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ステップ 2 |
複数の認証方式から選択できます。
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この [Default Server] パネルでは、ASA のプロキシ サーバーを識別し、電子メール プロキシに対してデフォルト サーバー、ポート、および非認証セッション制限を設定することができます。
ステップ 1 |
を参照します。 |
ステップ 2 |
次のフィールドを設定します。
電子メール プロキシ接続には、3 つの状態があります。
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このパネルでは、電子メール プロキシ認証で使用するユーザー名/パスワード デリミタとサーバー デリミタを設定します。
ステップ 1 |
を参照します。 |
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ステップ 2 |
次のフィールドを設定します。
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