この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールでは、Cisco NCS 5001 ルータおよび Cisco NCS 5002 ルータ でインターフェイスを設定するためのグローバル コマンド ライン インターフェイス(CLI)コマンドについて説明します。
グローバル インターフェイスの概念、設定作業、および例の詳細については、『Cisco NCS 5000 シリーズ ルータ向けハードウェア コンポーネント コンフィギュレーション ガイド』を参照してください。
インターフェイスの帯域幅を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで bandwidth コマンドを使用します。
bandwidth rate
rate |
インターフェイスに割り当てられる帯域幅の量(kbps)。範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
デフォルトの帯域幅はインターフェイス タイプによって異なります。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
特定のインターフェイスのデフォルトの帯域幅を取得するには、最初にインターフェイスを起動してから show interfaces コマンドを使用します。インターフェイスのデフォルトの帯域幅は、show interfaces コマンドの出力に表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
interface |
実行 |
basic-services |
読み取り、書き込み |
次に、TenGigE イーサネット インターフェイスで帯域幅を設定する例を示します。
RP/0/# configure RP/0/# interface TenGigE 0/4/1/0 RP/0/# bandwidth 4000000
バンドルに wait-while タイマーの継続時間を指定するには、バンドル インターフェイス コンフィギュレーション モードで bundle wait-whilebundle wait-while コマンドを使用します。待機をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
bundle wait-while time
no bundle wait-while time
time | ミリ秒単位の待機時間。指定できる範囲は 0 ~ 2000 です。 |
2000 ミリ秒
バンドル インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 | このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない可能性がある場合は、AAA 管理者に問い合わせてください。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bundle | 読み取り、書き込み |
interface | 読み取り、書き込み |
次に、待機時間を 20 秒に設定する例を示します。
RP/0/(config-if)bundle wait-while 20
インターフェイスの統計情報またはパケット カウンタをクリアするには、 XR EXEC モードで clear interface コマンドを使用します。
clear interface type interface-path-id
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドの使用に影響する特定のガイドラインはありません。
タスク ID |
動作 |
---|---|
interface |
実行 |
basic-services |
読み取り、書き込み |
次に、clear interface コマンドを使用してループバック インターフェイス 2 をクリアする例を示します。
RP/0/# clear interface loopback 2
インターフェイス マネージャ(IM)クライアントで一時的または頻繁に発生するインターフェイス ステートの変更の伝播を制限するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで dampening コマンドを使用し、イベント ダンプニングをオンにします。ダンプニングをオフにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
dampening [ half-life [ reuse suppress max-suppress-time ] ]
no dampening [ half-life [ reuse suppress max-suppress-time ] ]
half-life |
(任意)この時間の経過後にペナルティが減少します(分単位)。インターフェイスにペナルティを割り当てると、half-life の経過後にペナルティが半分まで減少します。ペナルティの減少プロセスは 5 秒ごとに発生します。half-life の範囲は 1 ~ 45 分です。デフォルトは 1 分です。 |
reuse |
(任意)ペナルティ値がこの値を下回ると、安定しているインターフェイスの抑制が解除されます。範囲は 1 ~ 20000 です。デフォルト値は 750 です。 |
suppress |
(任意)ペナルティがこの限界値を超えると、インターフェイスが抑制されます。範囲は 1 ~ 20000 です。この値は reuse のしきい値よりも大きくなければなりません。デフォルト値は 2000 です。 |
max-suppress-time |
(任意)インターフェイスを抑制できる期間の最大値(分単位)。この値は、ペナルティ値が超えることのできない限界値として有効に機能します。デフォルト値は half-life の 4 倍です。 |
デフォルトではダンプニングはオフです。dampening コマンドを使用すると、入力していない任意のパラメータについて、次のデフォルト値がイネーブルになります。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
イベント ダンプニングを使用すると、常に不安定なインターフェイスが、一定期間安定した状態を維持するようになるまで抑制されます。すでにダンプニングが設定されたインターフェイスでダンプニングをイネーブルにすると、そのインターフェイスに関連付けられたペナルティがゼロにリセットされます。reuse のしきい値は、必ず suppress のしきい値よりも小さくなければなりません。
イベント ダンプニングを設定する場合は、次の注意事項に従ってください。
タスク ID |
動作 |
---|---|
interface |
読み取り、書き込み |
次に、デフォルト値を使用してインターフェイスでダンプニングをイネーブルにする例を示します。
RP/0/(config)# interface TenGigE 0/4/0/0 RP/0/(config-if))# dampening
インターフェイスを設定するか、あるいは仮想インターフェイスを作成または設定するには、 XR コンフィギュレーション モードで interface コマンドを使用します。インターフェイスの設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface type interface-path-id
no interface type interface-path-id
type |
インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
インターフェイスは設定されません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
interface コマンドは、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスの設定を可能にします。仮想インターフェイスを設定すると、それまでに仮想インターフェイスがない場合は作成されます。
このコマンドの no 形式は、仮想インターフェイスまたはサブインターフェイス(グローバル コンフィギュレーション モードで作成されたインターフェイス)だけに適用されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
interface |
読み取り、書き込み |
次に、0/2/0/1 にあるカードに interface コマンドを実行し、そのインターフェイスをインターフェイス コンフィギュレーション モードにする例を示します。
RP/0/(config)# interface POS 0/2/0/1
Link Aggregation Control Protocol(LACP)バンドルにデフォルトのシステム パラメータを設定するには、 XR コンフィギュレーション モードで lacp system コマンドを使用します。
lacp system{ mac| priority}
mac | LACP ネゴシエーションでのシステムの識別に使用する一意の MAC アドレス。 |
priority | このシステムのプライオリティ。値が小さいほど、プライオリティは高くなります。指定できる値の範囲は 1 ~ 65535 です。 |
システム プライオリティは 32768 です。MAC アドレスはバックプレーン プールから自動的に割り当てられます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない可能性がある場合は、AAA 管理者に問い合わせてください。
パラメータはシステム MAC アドレスと、そのシステムのプライオリティです。MAC アドレスはシステムで一意である必要があります(パートナー システムと一致している場合は LACP ネゴシエーションが失敗します)。MAC アドレスと、設定したシステム プライオリティの組み合わせによって、LACP バンドルのプライオリティが決まります。
タスク ID | 動作 |
---|---|
bundle | 読み取り、書き込み |
次に、LACP システムで MAC アドレスを設定する例を示します。
RP/0/(config)lacp system mac 000c.15c0.bd15
インターフェイス上のパケットの最大伝送単位(MTU)値を調整するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで mtu コマンドを使用します。インターフェイスをこのインターフェイス タイプのデフォルトの MTU に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mtu bytes
no mtu
bytes |
レイヤ 2 フレームの最大バイト数。有効値の範囲は 64 ~ 65535 です。 |
各インターフェイスのデフォルトの MTU は次のとおりです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
mtu コマンドを使用して、インターフェイスの特定の MTU 値を設定するか、または no mtu コマンドを使用して、インターフェイスをそのインターフェイス タイプのデフォルトの MTU 値に戻します。MTU 値は mtu コマンドを使用して増減できますが、そのインターフェイス タイプの最小および最大 MTU 値による制約を受けます。
MTU 値を設定しないと、各インターフェイスは、そのインターフェイス タイプに固有のデフォルトの MTU 値を使用します。デフォルトの MTU 値は、通常はそのインターフェイス タイプで設定可能なレイヤ 2 フレームの最大サイズです。
ATM インターフェイスのデフォルト値または設定した MTU 値には L2 ヘッダーが含まれます。
MTU サイズは、SNAP(8 バイト)/UX(0)/NLPID(2) ヘッダーまたは AAL5 SDU のいずれかを含む L2 ヘッダーから構成されています。AAL5 SDU には、L3 データグラムと任意の論理リンク制御/Subnetwork Access Protocol(LLC/SNAP)ヘッダーが含まれます。
イーサネット インターフェイスは、レイヤ 3 ダイアグラム + 14 バイトです。ATM メイン インターフェイスの場合は、MTU は L3 データグラム + 0 バイトです。
ATM L3 サブインターフェイスの場合の MTU は次のとおりです。
show interfaces コマンドを使用すると、MTU 値が変更されているかどうかを確認できます。show interfaces コマンド出力により、各インターフェイスの MTU サイズが MTU(byte)フィールドに表示されます。表示される MTU サイズに、各カプセル化タイプに使用するレイヤ 2 のヘッダー バイトが含まれることに注意してください。
(注) |
show interfaces コマンドを使用すると、MTU 値が変更されているかどうかを確認できます。show interfaces コマンド出力により、各インターフェイスの MTU サイズが MTU(byte)フィールドに表示されます。表示される MTU サイズに、各カプセル化タイプに使用するレイヤ 2 のヘッダー バイトが含まれることに注意してください。 |
(注) |
プロトコルに固有の一部の設定はインターフェイスの MTU を上書きできますが、インターフェイスで MTU を変更すると、そのインターフェイスで設定されているプロトコルとカプセル化の変更がトリガーされます。たとえば、インターフェイスの MTU の設定を明確に変更しても IP MTU の設定には影響を与えませんが、そのノード上の MTU に影響を与えることがあります。 |
(注) |
10x10GigE CPAK(プロファイルが 8 つのみの 10 個のポート)の場合、10 個の異なる 10GigE ポートで 10 個の異なる MTU はサポートできません。デフォルトの MTU に戻すために設定した MTU を変更する必要がある場合は、いずれかのプロファイルをデフォルト MTU として予約する必要があります。したがって、10x10g CPAK では、7 つのポートに異なる MTU サイズを設定し、他の 3 つのポートにデフォルトの MTU サイズを設定できます。8 番目のポートを設定すると、コンフィギュレーション コマンドは成功しますが、エラーがコンソールに表示されます。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
interface |
読み取り、書き込み |
次に、すべてのインターフェイスの MTU 値を確認する例を示します。MTU 値は、最後から 2 番目の列に表示されます。
RP/0/# show interfaces all brief Intf Intf LineP Encap MTU BW Name State State Type (byte) (Kbps) -------------------------------------------------------------------------------- Nu0 up up Null 1500 Unknown TenGigE6/0/0/0 up up HDLC 4474 2488320 TenGigE6/0/0/1 up up HDLC 4474 2488320 TenGigE6/0/0/2 admin-down admin-down HDLC 4474 2488320 TenGigE6/0/0/3 admin-down admin-down HDLC 4474 2488320 Mg0//CPU0/0 up up ARPA 1514 100000 RP/0/# configure RP/0/(config)# interface TenGigE 6/0/0/0 RP/0/(config-if)# mtu 1000
mtu コマンドを使用して、6/0/0/0 に置かれた POS インターフェイスの MTU レイヤ 2 フレームのサイズを 1000 バイトに下げた後に、show interfaces all brief コマンドをもう一度使用して、レイヤ 2 フレームのサイズが変更されたことを確認します。
RP/0/# show interfaces all brief Intf Intf LineP Encap MTU BW Name State State Type (byte) (Kbps) -------------------------------------------------------------------------------- Nu0 up up Null 1500 Unknown PO6/0/0/0 up up HDLC 1000 2488320 PO6/0/0/1 up up HDLC 4474 2488320 PO6/0/0/2 admin-down admin-down HDLC 4474 2488320 PO6/0/0/3 admin-down admin-down HDLC 4474 2488320 Mg0//CPU0/0 up up ARPA 1514 100000
ダンプニングが設定されているすべてのインターフェイスの状態を表示するには、 XR EXEC モードで show im dampening コマンドを使用します。
show im dampening [ interface type | ifhandle handle ]
interfacetype |
(任意)インターフェイス タイプ。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
ifhandlehandle |
(任意)IM のダンプニング情報を表示する caps ノードを識別します。 |
インターフェイスを指定しないと、ダンプニングされたすべてのインターフェイスの簡単な説明が表示されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
インターフェイスを指定しないと、ダンプニングされたすべてのインターフェイスの簡単な説明が表示されます。
物理ハードウェア(レイヤ 1)のみが、状態変化が発生する可能性があるインターフェイスの一部ではありません。L2 のキープアライブ障害イベントは、同様の影響を与える可能性がある数多くのインスタンスの 1 つであり、起動状態を維持している基盤のインターフェイス状態にもかかわらずルーティング プロトコルに同様の影響を及ぼす可能性があります。このようなイベントを考慮して、インターフェイスにダンプニングが設定されている場合はダンプニングがすべてのイベント レイヤに個別に適用されます。これらすべてが同じパラメータをインターフェイスとして使用しますが、レイヤの状態が変化した場合に増分する独自のペナルティ値があります。
このようにダンプニングされる可能性のあるカプセル化には、以下が含まれます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
interface |
読み取り |
次に、デフォルト値を使用して実行した show im dampening コマンドによる出力例を示します。
RP/0/(config)# interface HundredGigE 0/4/0/0 RP/0/(config-if)# no shutdown RP/0/(config-if)# dampening RP/0/# show im dampening Interface Proto Caps Penalty Suppressed --------- ----- ---- ---------------- TenGigE0/4/0/0 0 0 0 NO RP/0/# show im dampening interface TenGigE 0/4/0/0 TenGigE0/4/0/0 (0x05000d00) Dampening enabled: penalty 0, not suppressed underlying state: Up half_life: 1 reuse: 750 suppress: 3000 max-suppress-time: 4 restart-penalty: 0 RP/0/# show interfaces TenGigE 0/4/0/0 TenGigE0/4/0/0 is up, line protocol is down Dampening enabled: penalty 0, not suppressed half_life: 1 reuse: 750 suppress: 3000 max-suppress-time: 4 restart-penalty: 0 Hardware is Ten Gigabit Ethernet Description: ensoft-gsr5 TenGigE 4\2 Internet address is Unknown MTU 4474 bytes, BW 155520 Kbit reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255 Encapsulation HDLC, crc 16, controller loopback not set, keepalive set (10 sec) Last clearing of "show interface" counters never 30 second input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 30 second output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 0 packets input, 0 bytes, 0 total input drops 0 drops for unrecognized upper-level protocol Received 0 broadcast packets, 0 multicast packets 0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity 0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort 48 packets output, 1504 bytes, 0 total output drops Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets 0 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets 0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
この出力例では、PPP ベースキャップおよび IPCP との POS インターフェイスが表示されます。 show im dampening interface <ifname> の後続の出力には、以下に示す、独自のペナルティを持つカプセル化のテーブルが含まれています。
RP/0/# show im dampening
Interface Protocol Capsulation Pen Sup
--------------------------- ------------------ -------------------- ----- ---
GigabitEthernet0/0/0/0 629 NO
GigabitEthernet0/0/0/1 2389 YES
POS0/2/0/0 0 NO
POS0/2/0/0 <base> ppp 0 NO
POS0/2/0/0 ipv4 ipcp 0 NO
RP/0/# show im dampening interface TenGigaE 0/1/0/0 TenGigE 0/1/0/0 (0x01180020) Dampening enabled: Penalty 1625, SUPPRESSED (42 secs remaining) Underlying state: Down half-life: 1 reuse: 1000 suppress: 1500 max-suppress-time: 4 restart-penalty: 0 Protocol Capsulation Pen Suppression U-L State -------------- ------------------ ----- --------------------- ------------- ipv6 ipv6 1625 YES 42s remaining Down
(注) |
インターフェイスにダンプニングを設定すると、そのインターフェイス上のすべてのカプセル化にも個別に適用されます。たとえば、PPP または HDLC のベースキャップ状態は、インターフェイスが起動している間にキープアライブが失敗した場合でもフラップする可能性があります。show im dampening interface コマンドでは、このようなカプセル化ごとに 1 つの行とインターフェイス自体が含まれています。 |
フィールド |
説明 |
---|---|
ダンプニング |
not suppressed、suppressed などのダンプニング ステートとペナルティ値を示します。 |
underlying state |
up、down、administratively down などのインターフェイスの基礎となる状態(インターフェイスが「shutdown」に設定されている場合)。 |
half_life |
これは、インターフェイスが UP から DOWN に移行するときにインターフェイスのペナルティが、元のペナルティ(1000)の半分になる時間(分単位)です。範囲は 1 ~ 45 分で、デフォルトは 1 分です。 |
reuse |
ペナルティ値がこの値を下回ると、安定しているインターフェイスの抑制が解除されます。範囲は 1 ~ 20000 で、デフォルト値は 750 です。 |
suppress |
ペナルティ値がこの値を超えると、不安定なインターフェイスが抑制されます。範囲は 1 ~ 20000 で、デフォルト値は 2000 です。 |
max-suppress-time |
インターフェイスを抑制できる期間の最大値(分単位)。デフォルトは 4 分です。 |
restart-penalty |
インターフェイスに割り当てられたフラップした場合のペナルティ。 |
ルータで設定されたすべてのインターフェイスまたは特定のノードの統計情報を表示するには、 XR EXEC モードで show interfaces コマンドを使用します。
show interfaces [ type interface-path-id | all | local | location node-id ] [ accounting | brief | description | detail | summary ]
type |
(任意)統計情報を表示するインターフェイスのタイプを指定します。詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
all |
(任意)すべてのインターフェイスのインターフェイスの情報を表示します。これがデフォルトです。 |
||
local |
(任意)ローカル カードのすべてのインターフェイスのインターフェイス情報を表示します。 |
||
locationnode-id |
(任意)指定のノード上のすべてのインターフェイスに関する情報を表示します。node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
||
アカウンティング |
(任意)インターフェイスを介して送信された各プロトコル タイプのパケット数を表示します。 |
||
brief |
(任意)各インターフェイスの簡単な情報を表示します(インターフェイス 1 つあたり 1 行)。 |
||
description |
(任意)各インターフェイスのステータス、プロトコル、および説明が表示されます(インターフェイス 1 つあたり 1 行)。 |
||
detail |
(任意)各インターフェイスの詳細な情報を表示します。これはデフォルトです。 |
||
summary |
(任意)インターフェイス タイプごとにインターフェイス情報のサマリーを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
show interfaces コマンドは、ネットワーク インターフェイスの統計情報を表示します。結果には、インターフェイス プロセッサがスロットの順に表示されます。
たとえば、インターフェイスのタイプを指定せずに show interfaces コマンドを入力すると、ネットワーキング デバイスにインストールされているすべてのインターフェイスの情報が表示されます。インターフェイスの type、slot、および port 引数を指定した場合に限り、特定のインターフェイスの情報を表示できます。
ネットワーキング デバイスから削除されたインターフェイス タイプに対して show interfaces コマンドを入力すると、エラー メッセージ「Interface not found.」が表示されます。
表示される出力は、インターフェイスが設定されているネットワークによって異なります。
Cisco IOS XR Release 3.9.0 から、バンドル インターフェイスシャット ダウンすると、メンバ リンクは err-disable link interface 状態および admin-down line protocol 状態になります。
Cisco IOS XR Release 4.2.0 から、Bundle-POS インターフェイスがサポートされるようになりました。
(注) |
5 分の入力および出力レートは、指定された 5 分間における 1 秒あたりのトラフィック数の概算値だけとして使用してください。これらのレートは、5 分という時間定数を使用して指数の重み付けを適用した平均値です。時間定数の 4 倍の時間が、その期間における均一なトラフィック ストリームの瞬間レートの 2 % 以内に平均値が収まるまでに経過していなければなりません。 |
タスク ID |
動作 |
---|---|
interface |
読み取り |
次に、show interfaces コマンドによる出力例を示します。表示される出力は、ネットワーキング デバイス内のインターフェイス カードのタイプと数によって異なります。
RP/0/# show interfaces tenGigE 0/0/0/1 TenGigE0/0/0/1 is administratively down, line protocol is administratively down Hardware is TenGigE, address is 0800.4539.d909 (bia 0800.4539.d909) Description: user defined string Internet address is Unknown MTU 1514 bytes, BW 10000000 Kbit reliability 255/255, txload 0/255, rxload 0/255 Encapsulation ARPA, Full-duplex, 10000Mb/s, LR output flow control is off, input flow control is off loopback not set ARP type ARPA, ARP timeout 01:00:00 Last clearing of "show interface" counters never 5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec 0 packets input, 0 bytes, 0 total input drops 0 drops for unrecognized upper-level protocol Received 0 broadcast packets, 0 multicast packets 0 runts, 0 giants, 0 throttles, 0 parity 0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort 0 packets output, 0 bytes, 0 total output drops Output 0 broadcast packets, 0 multicast packets 0 output errors, 0 underruns, 0 applique, 0 resets 0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out 0 carrier transitions
次に、shutdown コマンドを使用してバンドル インターフェイスを管理上シャットダウンした後のリンク インターフェイスのステータスが「err-disable」で、ライン プロトコル ステートが「admin-down」のバンドル メンバ リンクの例を示します。
RP/0/# show interfaces brief Thu May 6 06:30:55.797 DST Intf Intf LineP Encap MTU BW Name State State Type (byte) (Kbps) -------------------------------------------------------------------------------- BE16 admin-down admin-down ARPA 9216 1000000 BE16.160 up up 802.1Q VLAN 9220 1000000 BE16.161 up up 802.1Q VLAN 9220 1000000 BE16.162 up up 802.1Q VLAN 9220 1000000 BE16.163 up up 802.1Q VLAN 9220 1000000 Lo0 up up Loopback 1500 Unknown Nu0 up up Null 1500 Unknown tt44190 up up TUNNEL 1500 Unknown tt44192 up up TUNNEL 1500 Unknown tt44194 up up TUNNEL 1500 Unknown tt44196 up up TUNNEL 1500 Unknown Mg0/RSP0/CPU0/0 up up ARPA 1514 100000 Mg0/RSP0/CPU0/1 admin-down admin-down ARPA 1514 10000 Gi0/1/0/0 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/1 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/2 up up ARPA 9014 1000000 Gi0/1/0/3 up up ARPA 9014 1000000 Gi0/1/0/3.160 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/3.161 up up 802.1Q VLAN 9018 1000000 Gi0/1/0/3.185 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/3.189 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/3.215 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/4 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/5 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/6 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/7 up up ARPA 9014 1000000 Gi0/1/0/7.185 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/7.187 up up 802.1Q VLAN 9014 1000000 Gi0/1/0/7.189 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/7.210 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/7.211 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/7.215 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/8 up up ARPA 9014 1000000 Gi0/1/0/9 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/10 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/11 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/12 up up ARPA 9216 1000000 Gi0/1/0/13 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/14 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/15 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/16 up up ARPA 9216 1000000 Gi0/1/0/17 up up ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/18 up up ARPA 9216 1000000 Gi0/1/0/19 up up ARPA 9014 1000000 Gi0/1/0/19.2127 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/19.2130 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/20 up up ARPA 9014 1000000 Gi0/1/0/20.2125 up up 802.1Q VLAN 9022 1000000 Gi0/1/0/21 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/22 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/23 up up ARPA 9216 1000000 Gi0/1/0/24 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/25 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/26 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/27 up up ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/28 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/29 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/30 up up ARPA 9014 1000000 Gi0/1/0/30.215 up up 802.1Q VLAN 9018 1000000 Gi0/1/0/31 up up ARPA 9014 1000000 Gi0/1/0/32 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/33 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/34 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/35 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/36 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/37 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/38 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Gi0/1/0/39 admin-down admin-down ARPA 1514 1000000 Te0/4/0/0 err-disable admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/4/0/1 err-disable admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/4/0/2 err-disable admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/4/0/3 err-disable admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/4/0/4 err-disable admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/4/0/5 err-disable admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/4/0/6 err-disable admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/4/0/7 err-disable admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/6/0/0 admin-down admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/6/0/1 admin-down admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/6/0/2 admin-down admin-down ARPA 1514 10000000 Te0/6/0/3 admin-down admin-down ARPA 1514 10000000
インターフェイスをディセーブルにする(インターフェイスを強制的に管理上のダウン状態にする)には、インターフェイス コンフィギュレーション モードで shutdown コマンドを使用します。シャットダウンされたインターフェイスをイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
shutdown
no shutdown
このコマンドにはキーワードまたは引数はありません。
このインターフェイスはデフォルトではイネーブルになり、シャットダウンを設定した場合に限りディセーブルになります。
(注) |
システムにインターフェイスを追加すると、またはインターフェイスのすべての設定が失われるか削除されると、インターフェイスを追加したシステムによってインターフェイスがシャットダウン ステートになります。 |
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 6.0 |
このコマンドが導入されました。 |
インターフェイスのステートを管理上のダウン状態にするには、shutdown コマンドを使用します。このステートでは、インターフェイスを通過するトラフィックが停止します。このステートでは、設定、プロトコル、カプセル化の変更など、インターフェイス上の他の処理は停止しません。
shutdown コマンドにより、インターフェイスは使用不可とマーキングされます。インターフェイス ステートがダウンしているかどうかを確認するには、 XR EXEC モードで show interfaces コマンドを使用すると、インターフェイスの現在のステートが表示されます。シャットダウンされたインターフェイスは、show interfaces コマンドの出力に administratively down と表示されます。
タスク ID |
動作 |
---|---|
interface |
読み取り、書き込み |
次の例では、TenGigE インターフェイス 0/4/0/2 はオフです。
RP/0/(config)# interface TenGigE 0/4/0/2 RP/0/(config-if)# shutdown