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この章では、ROM モニタ概念および動作の概要を説明します。ROM モニタ モード(ROMMON)でのさまざまなタスクの実行方法については、このマニュアルの他の章を参照してください。
ROM モニタは 、ルータの電源を投入またはリロードしたときに、ASR 9000 ハードウェアを初期化し、Cisco IOS XR ソフトウェアをブートするブートストラップ プログラムです。ROM モニタ ソフトウェアのバージョンが各カードに存在し、工場出荷時に指定されます。ROM モニタ プログラムは、カードごとに最初の電源投入時環境を提供します。Cisco IOS XR ソフトウェアがリブートされるか、実行できない場合、対応するカードは ROM モニタ モードに戻ります。
ROM モニタ モードであるカードに端末を接続すると、ROM モニタ CLI プロンプトが表示されます。
rommon B1>
通常の動作中は、ROM モニタ プロンプトを表示できないか、ROM モニタ モードを使用できません。ROM モニタ モードは、ソフトウェア セット全体の再インストール、ルータのパスワードのリセット、または起動時に使用するコンフィギュレーション ファイルの指定などの、特殊な場合だけ使用されます。
ROM モニタ ソフトウェア(または環境)は、多くの名前で認識されます。場合によっては、ROM モニタ モードの CLI プロンプトが原因で ROMMON と呼ばれます。ROM モニタ ソフトウェアは、 ブート ソフトウェア 、 ブート イメージ 、または ブート ヘルパー と呼ばれます。ROM モニタは、Cisco IOS XR ソフトウェアを使用するルータとともに配布されますが、Cisco IOS XR ソフトウェアとは別のプログラムです。通常の起動中に、ROM モニタはカードを初期化し、Cisco IOS XR ソフトウェアに制御を渡します。Cisco IOS XR ソフトウェアが引き継いだ後、ROM モニタは使用されなくなります。
ルート スイッチ プロセッサ(RSP)カードのロールについて
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータには、複数のタイプのライン カード(LC)のうちそれぞれ 1 つを保持できる一連のシャーシ スロットが含まれます。シャーシの 2 つのスロットは、シャーシのプロビジョニングと管理を行うための中央ポイントを提供するルート スイッチ プロセッサ(RSP)カード用に予約されています。
オーナー SDR のアクティブ RSP は、 指定シェルフ コントローラ(DSC) と呼ばれます。このカードは、システム全体のプロビジョニングおよび管理機能を実行します。アクティブ RSP カードが ROM モニタ モードになると、アクティブではなくなり、Cisco IOS XR ソフトウェアは実行されなくなります。スタンバイ RSP カードが使用可能な場合、スタンバイ RSP カードは、ルータ動作を再開します。RSP カードの両方が使用不可であるか、アクティブ RSP(以前にスタンバイ)も ROM モニタ モードになっている場合、ルータ動作が停止します。
ほとんどの場合、RSP カードだけで ROM モニタ モードと対話します。アクティブ RSP カードは、システム全体の管理コンフィギュレーションを含んでおり、ルータのその他すべてのノードに必要なソフトウェアを配布します。このマニュアルのすべてのタスクでは、システムの RSP カードを介してアクセスされる ROM モニタ モードについて説明します。
2 つのプライマリ接続は、ROM モニタと Cisco IOS XR ソフトウェアの間にあります。これは、ROM モニタ環境変数およびコンフィギュレーション レジスタです。
ROM モニタ環境変数は、Cisco IOS XR ソフトウェアのロケーションを定義して、ロードする方法を説明します。ROM モニタは、カードを初期化したら、環境変数を使用して、Cisco IOS XR ソフトウェアの検索およびロードを行います。共通する環境変数は、BOOT、IP_ADDRESS、DEFAULT_GATEWAY、TFTP_FILE、および SUBNET_MASK です。
コンフィギュレーション レジスタは 、カードの開始方法を制御し、RSP コンソールおよび補助シリアル ポートのボー レートを指定するソフトウェア設定です。コンフィギュレーション レジスタの主な用途の 1 つは、カードを ROM モニタ モードで開始するか、管理 EXEC モードで開始するかを制御することです。コンフィギュレーション レジスタは、必要に応じて、ROM モニタ モードまたは管理 EXEC モードのいずれかで設定されます。通常、ROM モニタ モードを使用する必要がある場合、アクティブ RSP の Cisco IOS XR ソフトウェアプロンプトを使用してコンフィギュレーション レジスタを設定します。ROM モニタ モードのメンテナンスが完了すると、カードを Cisco IOS XR ソフトウェアとともにリブートできるようにコンフィギュレーション レジスタを変更します。
(注) このマニュアル全体では、用語 RSP は、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでサポートされている RSP カードを示すために使用されます。機能または問題が 1 台の SCE プラットフォームだけに適用される場合、付随するテキストはそのプラットフォームを指定します。
RSP が ROM モニタ モードになっている場合、カードのコンソール ポートに直接接続された端末からだけ ROM モニタ ソフトウェアにアクセスできます。Cisco IOS XR ソフトウェア(EXEC モード)が動作していないため、管理用ではないインターフェイス(ギガ ビット イーサネットインターフェイスなど)はアクセスできません。基本的には、すべての Cisco IOS XR ソフトウェアリソースを使用できません。ハードウェアが存在しますが、ハードウェアを使用できるようにするコンフィギュレーションはありません。
ROM モニタ モードの使用の開始時に、混乱するユーザがいます。ROM モニタ モードは、Cisco IOS XR ソフトウェア内のモードではなく、ルータ モードであることを覚えておくことが重要です。ROM モニタ ソフトウェアと Cisco IOS XR ソフトウェアは、同じルータで稼動している 2 つの別個のプログラムであることを覚えておくことをお勧めします。常に、ルータはこれらのプログラムの 1 つを実行していますが、同時に両方を実行することはありません。
ROM モニタと Cisco IOS XR ソフトウェアの使用時に混乱させる可能性がある 1 つの領域は、管理イーサネット インターフェイスの IP コンフィギュレーションを定義する領域です。ほとんどのルータのユーザは、Cisco IOS XR ソフトウェアでの管理イーサネット インターフェイスの設定に慣れています。ルータが ROM モニタ モードになっていても、ルータは Cisco IOS XR ソフトウェアを実行していないため、管理イーサネット インターフェイスのコンフィギュレーションは使用不可です。
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータで ROM モニタ モードになっているときは、TFTP サーバなどの他のデバイスにアクセスするには、IP アクセス情報で ROM モニタ変数を設定する必要があります。
ここでは、ROM モニタ モードを開始する 2 とおりの方法について説明します。
• 「コンフィギュレーション レジスタのリセットおよび ROM モニタ モードへの RSP カードのリロード」
• 「システムのリロード中の手動による初期化プロセスの停止」
正常な動作状態では、ROM モニタ モードを使用する必要はありません。ROM モニタ モードで RSP カードを取り付ける必要がある場合は、システムが安定した状態にあり、システムのリロードの結果に対応する準備ができていることを確認します。特に、「前提条件」で説明する項目を確認します。
ROM モニタ モードで RSP カードを配置する前に、システムが安定した状態にあることを確認します。
a. システムでのパケット転送の損失を含む実質的なダウンタイムを予測します。
b. EXEC モードで cfs check コマンドを使用してコンフィギュレーション ファイル システムの健全性を確認します。
c. 任意のコンフィギュレーション モードで commit コマンドを使用して、アクティブ ルータ コンフィギュレーションの変更内容がすべて保存されていることを確認します。
d. 管理 EXEC モードで install commit コマンドを使用して、アクティブなソフトウェア セットの変更内容がすべて保存されていることを確認します。
e. 管理 EXEC モードで show install committed コマンドを使用して、すべてのインストール コミット プロセスが完了していることを確認します。このコマンドは、次のルータのブート中にアクティブ状態になる、コミットされたパッケージを表示します。いずれのプロセスもコミットされない場合は、管理モードで install commit コマンドを使用します。
2. システム内の他のノードが安定した状態になっていることを確認してください。
a. スタンバイ RSP がインストールされている場合は、EXEC モードで show redundancy コマンドを使用して準備完了状態になっていることを確認します。
b. EXEC モードで show platform コマンドを使用して、システムで利用可能なすべてのノードが IOS XR RUN 状態になっていることを確認します。
システムが安定した状態にあることを確認したら、次の手順の説明に従って、コンフィギュレーション レジスタ設定を行って、 reload コマンドを入力することによって、ROM モニタ モードを開始できます。
2. 端末を RSP カードのコンソール ポートに接続し、ルータにログインします。
4. ROM モニタ モードで 1 つの RSP カードまたはすべての RSP カードを配置します。
a. config-register boot-mode rom-monitor location <node-id>
• ROM モニタ モードですべての RSP カードを配置します。
a. config-register boot-mode rom-monitor location all
(注) config-register boot-mode rom-monitor コマンドを入力して、ROM モニタ モードですべての RSP カードを配置します。
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すべてのコンフィギュレーションが保存されており、インストール プロセスが実行されていないことを確認します。 • 詳細については、「前提条件」を参照してください。 |
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端末または PC を RSP カードのコンソール ポートに接続し、ルータ管理セッションを設定します。 • 端末接続の詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide 』の「Connecting and Communicating with the Router」を参照してください。 |
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config-register boot-mode rom-monitor location <node-id> config-register boot-mode rom-monitor location all RP/0/ |
ROM モニタ モードで次のコマンドを入力して、RSP カード(アクティブまたはスタンバイ)を 1 つだけ配置します。 a. カードの次のリロード中に ROM モニタ モードのコンフィギュレーション レジスタを設定するには、 boot-mode rom-monitor location <node-id> コマンドを入力します。ここで、 <node-id> はカードの ID です。 b. 管理 EXEC モードを終了するには、 exit コマンドを入力します。 c. カードをリロードして、ROM モニタ モードを開始するには、 reload コマンドを入力します。 コマンドを指定すると、すべての RSP が ROM モニタ モードになります。ROM モニタ モードですべての RSP を配置するには、次のコマンドを入力します。 a. システム内のすべての RSP のコンフィギュレーション レジスタをリセットするには、 config-register boot-mode rom-monitor location all コマンドを入力します。 b. システム内のすべての RSP をリロードするには、管理 EXEC モードで reload location all コマンドを入力します。 (注) システムの RSP0 カードと RSP1 カードの両方のコンソール ポートにアクセスできることを確認します。システムで ROM モニタ モードを開始するには、ROM モニタ モードになるまで、RSP0 と RSP1 の両方のコンソールで Ctrl+C キーを数回押します。 |
ヒント コンフィギュレーション レジスタの設定を確認するには、管理 EXEC モードで show variables boot コマンドを入力します。
次に、両方の RSP の冗長ロールの例と、両方とも IOS XR RUN 状態で動作していることを示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router#
show redundancy
Wed Jun 30 21:35:23.656 UTC
Redundancy information for node 0/RSP0/CPU0:
==========================================
Node 0/RSP0/CPU0 is in ACTIVE role
Partner node (0/RSP1/CPU0) is in STANDBY role
Standby node in 0/RSP1/CPU0 is ready
Standby node in 0/RSP1/CPU0 is NSR-ready
Reload and boot info
----------------------
A9K-RSP-8G reloaded Tue Jun 29 18:56:15 2010: 1 day, 2 hours, 39 minutes ago
Active node booted Tue Jun 29 18:56:15 2010: 1 day, 2 hours, 39 minutes ago
Standby node boot Tue Jun 29 18:55:54 2010: 1 day, 2 hours, 39 minutes ago
Standby node last went not ready Tue Jun 29 18:58:52 2010: 1 day, 2 hours, 36 \
minutes ago
Standby node last went ready Tue Jun 29 18:59:52 2010: 1 day, 2 hours, 35 minutes \
ago
There have been 0 switch-overs since reload
Active node reload "Cause: Node reload is required by install operation"
Standby node reload "Cause: pID node reload is required by install operation"
RP/0/RSP0/CPU0:router#show redundancy summary
Wed Jun 30 21:35:32.259 UTC
Active Node Standby Node
----------- ------------
0/RSP0/CPU0 0/RSP1/CPU0 (Ready, NSR: Ready)
RP/0/RSP0/CPU0:router#
show platform
次に、ROM モニタ モードで RSP を配置する例を示します。
RSP0
/CPU0:router# admin
RSP0
/CPU0:router(admin)# config-register boot-mode rom-monitor location all
次のメッセージが表示された場合に、RSP カードのロードを強制的に中止して、ROM モニタ モードを開始するには、 Ctrl+C を押します。
このメッセージは通常、システム起動時の最初の 20 秒間に表示されます。 Ctrl+C キーの組み合わせを即時に押します。初期化プロセスが停止し、システムを ROM モニタ モードにするには、この間に Ctrl+C キーを繰り返し押す必要があります。これは、コンソールまたは AUX ポートへの Telnet セッションを終了します。
この操作は、RSP カードのコンソール ポートに直接接続された端末からに限り実行できます。詳細については、『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide 』の「Connecting and Communicating with the Router」を参照してください。
(注) RSP カードは ROMMON になると、ROMMON に配置できるスタンバイ RSP カードに切り替えます。両方の RSP カードでこのプロセスを繰り返します。
ROM モニタ モードのコマンドは、Cisco IOS XR ソフトウェアで使用できるコマンドとは異なります。ROM モニタ モードになっているときは ROM モニタ コマンドだけを実行でき、Cisco IOS XR ソフトウェア コマンドは実行できません。この項では、次のトピックについて取り上げます。
表 1-1 に、ROM モニタでよく使用されるコマンドを要約します。これらのコマンドの使用に関する詳細については、このマニュアルの該当する手順を参照してください。
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一時的な代替管理コンフィギュレーション ファイルを使用して Cisco IOS XR ソフトウェアを手動でブートします。 |
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一時的なデフォルトの SDR コンフィギュレーション ファイルを使用して Cisco IOS XR ソフトウェアを手動でブートします。システムは、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ イメージの更新方式を使用して、外付けのコンパクト フラッシュからブートすることもできます。イメージの更新方式の詳細については、 付録 A「アーカイブと復元機能を使用したイメージの更新」 を参照してください。 |
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(注) confreg の値が 0 の場合、自動起動がディセーブルで、ROM モニタ モードから Cisco IOS XR ソフトウェアイメージを手動でブートする必要があることを意味します。ただし、confreg の値がゼロ以外の値 0x2 の場合、自動起動がイネーブルで、ROM モニタ モードは、BOOT= 環境変数で指定されている Cisco IOS XR ソフトウェアイメージを自動的にブートすることを意味します。 |
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Cisco ASR 9000 シリーズ ルータのシャーシのシリアル番号、MAC アドレス、MAC 範囲、PID、コントローラ タイプ、バージョンなどを表示します。 |
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表 1-2 で、ROM モニタ モードで使用できる help コマンドについて説明します。
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(注) コマンドの大文字と小文字は区別されます。Ctrl+C キーを押すと、任意のコマンドを停止できます。
次の例は、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータで ? コマンドを入力すると表示される結果を示します。
次に、 dir (ディレクトリ)コマンドのパラメータ例を示します。
次に、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの ROM モニタ モードのプロンプトで version コマンドを入力した場合に表示される内容の例を示します。
次の例に示すように PS1= コマンドを使用して、ROM モニタ モードのプロンプトを変更できます。
プロンプトを変更すると、ROM モニタの複数のルータを同時に処理する場合に役立ちます。この例では、プロンプトが ASR9K_ROMMON B、その後に行番号が続くことを指定します。
現在のコンフィギュレーション レジスタ設定を表示するには、次のようにパラメータを使用せずに confreg コマンドを入力します。
コンフィギュレーション レジスタ設定には、仮想コンフィギュレーション レジスタのラベルが付いています。コンフィギュレーション レジスタ設定の変更を回避するには、 no コマンドを入力します。このコマンドで設定を変更するには、「コンフィギュレーション レジスタの設定の変更」を参照してください。
ROM モニタ環境変数は、RSP のコントロール イーサネット ポートの IP アドレスや Cisco IOS XR ソフトウェアのロケーションなど、ROM モニタの属性を定義して、そのロード方法を説明します。環境変数は、コマンドのように入力し、常にその後に等号(=)が続きます。環境変数の設定は大文字で入力し、その後に定義を続けます。次に例を示します。
正常な動作状態では、これらの変数を変更する必要はありません。ROM モニタの動作方法を変更する必要がある場合だけ、クリアまたは設定します。
表 1-3 に、主な ROM モニタ環境変数を示します。これらの変数を使用する方法については、このマニュアルの関連する手順を参照してください。
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ルータがリロードされると完全に既存のソフトウェアを置き換えます。TURBOBOOT 環境変数の詳細については、「TURBOBOOT 変数について」を参照してください。 (注) デフォルトのブート デバイス ディスクは disk0: です。 |
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ディスク ブート動作が行われるローカル ストレージ デバイスの順序を指定します。たとえば、disk0:;disk1: の順序は disk0 デバイスから最初にブートし、障害が発生した場合は、disk1: デバイスからブートすることを示します。 |
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ディスク ミラーリング用に設定済みのプライマリおよびセカンダリ デバイス(disk0: および disk1:)を示します。この変数は、通常 Cisco IOS XR ソフトウェアによって設定されます。 |
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ディスク ミラーリングがイネーブルになっていることを示すには、Cisco IOS XR ソフトウェアで Y に設定します。N に設定されている場合、ディスク ミラーリングがディセーブルであることを示します。 |
現在の環境変数の設定を表示するには、ROM モニタ モードのプロンプトで set コマンドを入力します。
環境変数の設定は大文字で入力し、その後に定義を続けます。次に、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでのコントロール イーサネット ポートの設定に使用される環境変数の例を示します。
現在の環境変数の設定を保存するには、 sync コマンドを入力します。
環境変数の設定をクリアするには、 unset コマンドを入力します。
変更を永続的なものにするには、 sync コマンドを使用します。
(注) sync コマンドを使用して保存されていない環境値は、システムがリセットされる、またはブートされるたびに廃棄されます。
シャーシのシリアル番号は、ROM モニタ モードで動作している RSP から読み取ることができます。物理的なラベルがないか、または損傷している場合は、RSP からシャーシ番号を表示しなければならないことがあります。
ステップ 1 シャーシの RSP のコンソール ポートにコンソールを接続します。(この手順を実行するには、RSP カードだけを実行する必要があります。他のカードを挿入する必要はありません)。
ステップ 3 「ROM モニタ モードの開始」で説明されているように、ROM モニタ モードを開始します。
ステップ 4 シャーシのシリアル番号を表示するには、ROM モニタ プロンプトの特権モードで bpcookie コマンドを入力します。
ステップ 5 「EXEC モードまたは MBI 確認モードへのリセット」の説明に従って、EXEC モードにルータを戻します。
ROM モニタ モードを終了するには、コンフィギュレーション レジスタを変更し、RSP をリセットする必要があります。
ROM モニタ モードでコンフィギュレーション レジスタ設定を変更するには、ROM モニタ モードで confreg コマンドを入力します。このコマンドを入力すると、設定の変更に使用するコンフィギュレーションの要約とプロンプトが表示されます。
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ROM モニタ モードを終了して EXEC モードにリセットするには、ROM モニタ モードのプロンプトで confreg コマンドを入力します。指示されたとおりにプロンプトに応答します。
次に、次のシステムのブート時に ROM モニタ モードをイネーブルにする例を示します。
次に、次のシステムのブート時に Cisco IOS XR ソフトウェアの最小ブート イメージ(MBI)確認モードまたは EXEC モードを開始する例を示します。
MBI 確認モードまたは EXEC モードにリセットするには、ブート タイプとして 2 を選択します。EXEC モードで RSP をブートするには、 reset コマンドを入力します。
(注) MBI 確認モードにすると、RSP は、スタートアップおよび Cisco IOS XR ソフトウェアコンフィギュレーションをブートします。
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『 Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide 』の「Connecting and Communicating with the Router」 |
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Cisco IOS XR ソフトウェアの資料: |