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ローカル デバイス上での音声とビデオのリアルタイムなインテリジェント処理を可能にすることで、Windows 版 Cisco Jabber の高度なコラボレーション体験を仮想環境へと拡張します。
Cisco Jabber® プラットフォームは、PC、Mac、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスによるコミュニケーションを効率化し、生産性を向上させます。また、プレゼンス、インスタント メッセージング、ビデオ、音声、ボイス メッセージング、会議機能を、デスクトップ上の 1 つのクライアントに安全に統合します。
仮想化戦略を導入する企業は、VDI 版 Cisco® Jabber Softphone(JVDI)(旧称 Virtualization Experience Media Edition(VXME))を利用して、Cisco Jabber プラットフォームが提供するリッチで妥協のないユーザ エクスペリエンスを、PC、Mac、タブレット、スマートフォンに加えて、仮想デスクトップにも提供することができます。
仕組み
仮想化環境では、Cisco Jabber アプリケーションはデータセンターのホスト型仮想デスクトップに導入され、Cisco JVDI はローカルのシンクライアント上で動作します。ホスト型の仮想デスクトップ上で Cisco Jabber アプリケーションを実行することで、プレゼンス ステータスの表示、インスタント メッセージの送信、ボイス メッセージの確認、音声コールやビデオ コールでのコラボレーションが可能になります。音声とビデオのトラフィックは Cisco JVDI がローカルで処理し、データセンターをバイパスして、クライアント間をポイントツーポイントでルーティングします。この機能により、2 つのエンドポイント間のメッセージが送信者から受信者に直接送信されるのではなく、データセンターを経由してルーティングされるという非効率的な「ヘアピン」現象がなくなります。このように最適化されたアーキテクチャを提供することで、Windows 版 Cisco Jabber ソリューションで得られるの妥協のないユーザ エクスペリエンスの利点を仮想環境下でも同様に享受できます。
表 1 に、Cisco JVDI の機能と利点を示します。
表 1. 機能と利点
機能 |
利点 |
仮想デスクトップ上の Cisco Jabber プラットフォーム |
●
Cisco Jabber
アプリケーションの妥協のないユーザ
エクスペリエンスをサポートする高度なコラボレーション
|
音声およびビデオのローカル処理 |
●
ローカルのシンクライアントのリソースを効率的に利用することで、ネットワーク帯域幅とデータセンターのリソースの使用を削らし、ヘアピン現象をなくして究極のユーザ
エクスペリエンスを実現
|
Cisco Precision Video Engine |
●
高解像度(
HD
)品質(
30
フレーム
/
秒(
fps
)で最大
720p
)まで可能な、高音質な広帯域オーディオとビジネス品質のビデオ
コミュニケーション
●
標準規格(
H.264
)のビデオに対応し、
Cisco TelePresence®
エンドポイントやビデオとの相互運用が可能
|
Secure Real-Time Transport Protocol(SRTP) |
●
セキュア
メディア暗号化
|
セキュア リモート アクセス |
●
ネイティブの
Cisco AnyConnect®
セキュア
モビリティ
クライアントからのセキュア
リモー
ト アクセス |
Citrix XenDesktop、Citrix XenApp(公開されたデスクトップおよびアプリケーション)、および VMware の公開されたデスクトップおよび共有セッション デスクトップ |
●
Citrix
および
VMware
の最新のインフラストラクチャをサポート
|
Cisco Jabber Binary Floor Control Protocol(BFCP)によるデスクトップ共有 |
●
シンクライアントのデスクトップ共有のサポート
|
Collaboration Edge |
●
Cisco
モバイルおよびリモート
アクセス
(
MRA
)は、
VPN
で企業ネットワークに接続せずに
Jabber
アプリケーション
トラフィックのセキュアな接続を提供します。
MRA
を使用することで、社外にある
Jabber
クライアントで、インスタント
メッセージングおよびプレゼンス
サービスの使用、音声コールおよびビデオ
コールの発信、企業ディレクトリの検索、コンテンツの共有、
Web
会議の開始、およびビジュアル
ボイスメールの使用が可能になります。
|
表 2 に、VDI 版 Cisco Jabber Softphone のシステム要件を示します。
表 2. Cisco JVDI(リリース 12.9)での Cisco Jabber アプリケーションのシステム要件
OS サポート(シンクライアント |
Windows |
|
●
Windows 8
●
Windows 8.1
●
Windows 10
●
Windows Embedded Standard 7
(
32
ビットおよび
64
ビット)
●
Windows Embedded Standard 8 (64
ビット
)
●
Windows Thin PC
(
32
ビット)
●
Windows 10 IoT
HP ThinPro* Dell ThinOS* Ubuntu* eLux* * サポートされる特定のバージョンについては、プラットフォームのリリースノートを参照してください。 |
仮想環境上のユニファイド コミュニケーション クライアント |
Windows 8、8.1、または 10 にホストされた次の仮想デスクトップ上で動作する Windows 版 Cisco Jabber 12.9
●
Citrix Virtual Apps and Desktops
(旧称
XenApp
および
XenDesktop
)バージョン
7.x
以降(最新は
LTSR 1912
)、および
7.15 LTSR
●
VMware Horizon
バージョン
6.x
~
7.11
●
Citrix Receiver
および
VMware View Client
:
サポートされる特定のバージョンについては、プラットフォームのリリースノートを参照してください。 |
Cisco Unified Communications Manager |
バージョン 10.5(2) |
アクセサリ |
サポートされるアクセサリの一覧については、Cisco Unified Communications のアクセサリのサイト [英語] を参照してください。 |
注: デスクフォン ビデオ(シンクライアントがユーザのデスクフォンに接続されている場合にデスクトップにビデオを表示)、連邦情報処理標準/情報保証(FIPS/IA)コンプライアンス、シングルサインオン(SSO)を実装した Kerberos/コール アドミッション制御(CAC)、Far End Camera Control(FECC; 遠端カメラ制御)、Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)は、Cisco JVDI ではサポートされません。
保証については、Cisco.com の「製品保証」のページを参照してください。
Windows 版 Cisco Jabber および VDI 版 Cisco Jabber Softphone は、Cisco Unified Workspace Licensing の一部です。Cisco Unified Workspace Licensing の詳しい情報、およびこのプログラムがお客様に適しているかどうかを判断するための情報については、https://www.cisco.com/jp/go/workspace_licensingを参照してください。
ソフトウェアをダウンロードするには、Cisco Software Center にアクセスしてください。
シスコの企業の社会的責任(CSR)レポートの「環境の持続性」セクションでは、製品、ソリューション、運用・
拡張運用、サプライチェーンに対する、シスコの環境持続性ポリシーとイニシアチブを掲載しています。
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VDI 版 Cisco Jabber Softphone の詳細については、次の Web サイトを参照してください。
● https://www.cisco.com/go/vxme
● https://www.cisco.com/jp/go/jabber