このドキュメントでは、ストリーミング データ エクスポート API の要件とエクスポートデータのタイプについて説明します。
概要
Cisco DNA Spaces は、ユーザー獲得データ、ユーザー訪問データ、プロキシミティルール一致データなど、特定の場所におけるユーザーのさまざまなデータをキャプチャします。ストリーミング データ エクスポート API は、リストされている標準データの範囲内でその他のデータを提供するようにカスタマイズできます。
ストリーミング データ エクスポート API は、お客様の CRM、ビッグデータ、分析、BI システムへの簡単な取り込みをサポートするように最適化されています。
エクスポートはフラットファイル(CSV)として提供され、SFTP 経由でお客様のデータセンター/クラウドに直接アップロードされます。パブリックインターネット経由で宛先サーバーにアクセスできない場合には、必要に応じて、VPN 接続経由で転送できます。アップロードの頻度は、お客様の要件やデータ量に合わせてカスタマイズできます。これにより、お客様のシステムへの完全に自動化された取り込みがサポートされます。
ストリーミング データ エクスポート API の要件
ストリーミング データ エクスポートを設定するには、次の詳細が必要です。サポートするには、次の詳細を提供してください。
項目 |
説明 |
使用可能な値 |
Data Type |
エクスポートするデータのタイプ。詳細については、以下を参照してください。 |
User Acquisition、User Visits、Custom、Engagements |
Delimiter |
出力ファイルのフィールドを区切るために使用する単一の ASCII 文字。 |
パイプ文字(|)、コンマ(,)、またはタブ(\t) |
Headers |
出力ファイルに存在するフィールドのヘッダー情報。 |
|
Schedule |
ストリーミング データ エクスポートのスケジュール。 |
Hourly、Daily、Weekly |
Time Zone |
スケジュールに使用するタイムゾーン。夏時間の調整は自動的に行われます。 |
タイムゾーン名(例:UTC、US/Eastern) |
Day of the week |
週次スケジュールで、データをアップロードする曜日。 |
Sun、Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat |
Hour of the day |
週次および日次スケジュールで、データをアップロードする時刻。 |
HH(00 ~ 23) |
Compressed |
GZIP を使用して CSV データを圧縮します(推奨)。 |
はい / いいえ |
SFTP Host |
SFTP サーバーのアドレス。ユーザー名/パスワード認証のみがサポートされています。 |
ドメイン名または IP |
User Name |
SFTP ユーザー名。 |
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Password |
SFTP パスワード。 |
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Path |
データのエクスポート先となる SFTP サーバー上のパス。 |
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Filename Prefix |
生成されるファイル名の前に付加するオプションのプレフィックス。ファイル名は次の形式で生成されます。 <プレフィックス>_YYYY-MM-DD HH:00.csv[.gz] |
(注) |
アップロードされるファイルは、現在、1 回のアップロードあたり 1GB までに制限されています。制限を超えないようにスケジュールを選択してください。 |
エクスポートデータのタイプ
エクスポートデータのタイプは次のとおりです。
User Acquisition
ログタイムスタンプ、ローカル日時、タイムゾーン、ロケーションパス、デバイス ID、ユーザー ID、MAC アドレス、携帯電話番号、オプトイン、電子メール、名、姓、性別、年齢、ソーシャルネットワーク、ソーシャル ネットワーク プロファイル URL、ソーシャルネットワーク画像、デバイス名、デバイス OS、デバイス OS バージョン
User Visits
ログタイムスタンプ、ローカル日時、タイムゾーン、ロケーションパス、デバイス ID、ユーザー ID、MAC アドレス、訪問開始タイムスタンプ、訪問終了タイムスタンプ
Engagements
ログタイムスタンプ、ローカル日時、タイムゾーン、ロケーションパス、デバイス ID、ユーザー ID、MAC アドレス、ルール、ターゲット、タイプ、宛先、URL、メッセージ