リリース ノートについて
Cisco DNA Spaces:コネクタ の最新バージョンを使用することを推奨します。
このリリースノートでは、新機能と変更点、Cisco DNA Spaces:コネクタ の最新バージョンへのアップグレード手順、および各リリースの未解決の不具合と解決済みの不具合について説明します。特に断りのない限り、このドキュメントでは、Cisco DNA Spaces:コネクタ を コネクタ と表記します。
(注) |
この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、基準ドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。 |
Cisco DNA Spaces:コネクタ の概要
Cisco DNA Spaces:コネクタ(このドキュメントでは以降すべての参照箇所で コネクタ と呼びます)は、各 コントローラ がクライアント情報を失わずにクライアントデータを送信できるようにすることで、Cisco DNA Spaces が複数の コントローラ およびスイッチと効率的に通信できるようにします。
コネクタ は、コントローラ、アクセスポイント(AP)、およびスイッチから効率的にデータを収集して集約し、集約したデータを Cisco DNA Spaces に送信します。コネクタ アーキテクチャでは、複数の コントローラ、AP、およびスイッチが単一のポイント(コネクタ)を介して Cisco DNA Spaces に接続できます。単一の コネクタ は、シスコ ワイヤレス コントローラ、Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ、および Cisco Catalyst 9300 シリーズ スイッチおよび Cisco Catalyst 9400 シリーズ スイッチ に同時に接続できます。
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このドキュメントでは、コントローラ という用語を、次を指すものとして使用しています。詳細については、「互換性マトリクス」を参照してください。
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コネクタ はデータを HTTPS 経由で Cisco DNA Spaces に送信します。データはプロキシを介してルーティングすることもできます。
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コネクタ の最新バージョンへのアップグレードを推奨します。 |
Docker リリース v2.0.619 の新機能
不具合 |
説明 |
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CSCwb28513 | AP のアップグレード後、電波品質データは Cisco DNA SpacesWeb UIコントローラ で更新されません。 |
CSCwb43159 |
AP プロファイルの gRPC ストリームを有効にできません。 |
Docker リリース v2.0.609 の新機能
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Cisco DNA Spaces:コネクタ では、ロギングに Apache の Java ライブラリ「log4j」を使用するようになりました。Docker v2.0.609 は Apache log4j バージョン 2.17.1 を使用して、脆弱性 CVE-2021-45046、CVE-2021-44228、CVE-2021-45046、CVE-2021-45105、CVE-2021-44832 に対処しています。
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データパス接続の安定性が向上しました。
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Cisco Catalyst 9136 アクセスポイントがサポートされるようになりました。
Docker リリース v2.0.589 の新機能
Cisco DNA Spaces:コネクタ では、ロギングに Apache の Java ライブラリ「log4j」を使用するようになりました。Docker v2.0.589 では、Apache log4j バージョン 2.17 を使用して、脆弱性 CVE-2021-45105 に対処しています。
Docker リリース v2.0.588 の新機能
Cisco DNA Spaces:コネクタ では、ロギングに Apache の Java ライブラリ「log4j」を使用するようになりました。Docker v2.0.588 では、Apache log4j バージョン 2.16 を使用して、脆弱性 CVE-2021-45046 に対処しています。
Docker リリース v2.0.587 の新機能
Cisco DNA Spaces:コネクタ では、ロギングに Apache の Java ライブラリ「log4j」を使用するようになりました。脆弱性 CVE-2021-44228 は現在、Apache の「log4j」のバージョン 2.0 ~ 2.14.1 に影響します。Docker v2.0.587 では、Apache log4j バージョン 2.15 を使用するようになりました。
Docker リリース v2.0.586 の新機能
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Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ の接続の問題が解決されました。
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接続テストが強化されました。
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Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ で FIPS モードがサポートされるようになりました。
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SNMPv3 の問題が解決されました。
不具合 |
説明 |
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CSCvz67366 | コネクタ は、連邦情報処理標準(FIPS)モードで実行されている Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ リリース 17.5.1 とのシスコ ネットワーク モビリティ サービス プロトコル(NMSP)接続を確立できません。ただし、コネクタ は、FIPS モードで実行されている Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ リリース 16.12.x、17.3.x、および 17.6.x との NMSP 接続は確立できます。 |
Docker リリース v2.0.555 の新機能
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同期していないシーケンス番号が原因で発生していた、高速パケットのドロップの問題が修正されました。
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IOx アプリケーションバンドルのダウンロード中に障害が発生した場合に、より詳細なエラーメッセージを確認できるようになりました。
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IOx アプリケーションのパフォーマンスに関する修正により、IoT デバイスのスキャン機能が改善されました。
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switchport ユーザに関する情報を収集できるようになりました。
Docker リリース v2.0.539 の新機能
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コネクタ が、それぞれの コントローラ と、並行してネットワーク モビリティ サービス プロトコル(NMSP)接続を確立できるようになりました。これにより、Docker の再起動後またはアップグレード後に必要な起動時間が短縮されました。
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以前は、関連付けられたクライアントを定期的にポーリングしていたコントローラが、負荷の上昇やデータのドロップを発生させる可能性がありました。このポーリングは、コントローラごとに時間内に均等に分散されるようになりました。
不具合 |
説明 |
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CSCvy12041 | バージョン文字列の英数字が解析されないため、17.3.2a で Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ から コネクタ のセッションが確立されません。 |
CSCvy30330 | コネクタ は、eWLC 16.x との下位互換性を確保するために、SHA-1 を使用する Diffie-Hellman KEX をサポートします。 |
CSCvy14010 |
顧客が IoT ゲートウェイを導入できない原因となる TDL の問題 |
Cisco DNA Spaces:コネクタ の互換性マトリクス
ハードウェアまたはアプリケーション名 |
Cisco DNA Spaces:コネクタ のサポート |
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シスコ ワイヤレス コントローラ |
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Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ |
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Cisco Embedded Wireless Controller on Catalyst Access Points(Cisco EWC-AP) |
次のバージョンがサポートされます。
次のアクセスポイントがサポートされます。
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Cisco Catalyst 9300 シリーズ スイッチおよび Cisco Catalyst 9400 シリーズ スイッチ |
サポートされるバージョンは 17.3.3 以降です。 | ||
Cisco Psrime Infrastructure |
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Cisco DNA Center | — | ||
Cisco DNA Spaces:IoT サービス |
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OpenRoaming |
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Cisco FastLocate の コントローラ でサポート |
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Cisco HyperLocation の コントローラ でサポート |
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コネクタのアクティブ/アクティブ |
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テスト済みの VMware 環境 |
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テスト済みの Hyper-V 環境 |
Hyper-V バージョン 10.0.17763.1 |
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テスト済みプロキシ |
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Cisco FastLocate のテスト済みアクセスポイント |
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Cisco FastLocate のテスト済みアクセスポイント(Wi-Fi 6) |
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Cisco Hyperlocation のテスト済みアクセスポイント |
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コネクタの最小要件およびサイジング |
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Cisco DNA Spaces:コネクタ Docker のアップグレード
コネクタ GUI から コネクタ Docker を最新バージョンにアップグレードできます。アップグレードリンクは、新しいアップグレードイメージが使用可能な場合にのみ表示されることにご注意ください。
(注) |
この手順では、コネクタ OVA はアップグレードされません。 |
Cisco DNA Spaces ダッシュボードから コネクタ Docker を最新バージョンにアップグレードすることもできます。アップグレードリンクは、新しいアップグレードイメージが使用可能な場合にのみ表示されます。
よくある質問
どのようなブラウザがテスト済みですか。
Cisco DNA Spaces:コネクタ は、次のブラウザでテスト済みです。
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Google Chrome
どのようなプロキシが Cisco DNA Spaces:コネクタ でテスト済みですか。
次のプロキシは、Cisco DNA Spaces:コネクタ でテスト済みです。
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Squid プロキシ
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転送専用モード(SSL トンネリング)
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Squid-in-the-Middle モード(傍受機能を使用した SSL トンネリング)
(注)
Squid-in-the-Middle モードで Squid プロキシを使用する場合、WebSocket ドメインの傍受機能を無効にする必要があります。「ssl_bump bump all」セクションの前の Squid 設定ファイルに、次の行を追加します。
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acl websocket_sites ssl::server_name .location-data.cisco.com
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acl websocket_sites ssl::server_name .dms.cisco.com
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ssl_bump splice websocket_sites
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McAfee
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Cisco Web セキュリティ アプライアンス
Cisco DNA Spaces:コネクタのトラブルシューティング
以下に、Cisco DNA Spaces:コネクタ で発生する可能性のあるトラブルシューティングシナリオの一部を示します。
フェールオーバー後に Cisco DNA Spaces:IoT サービス を再プロビジョニングする方法
このタスクでは、コネクタ のフェールオーバー後に Cisco DNA Spaces:IoT サービス を再プロビジョニングする方法について説明します。フェールオーバー後は、1 つの コネクタ だけがアクティブになります。アクティブな コネクタに対してこのタスクを実行することを確認します。(ステップ 3)
手順
ステップ 1 |
Cisco DNA Spaces ダッシュボードの左側ナビゲーションペインから、[Setup] > [Wireless Networks] の順に選択します。 |
ステップ 2 |
[Configure Spaces Connector] 領域で、[View Connectors]をクリックします。 |
ステップ 3 |
アクティブなコネクタ の 3 つのドットアイコンをクリックし、[Manage IoT Streams]を選択します。 |
ステップ 4 |
表示された [Manage IoT Streams] ウィンドウで、次の手順を実行します。 |
ステップ 5 |
Cisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ とコネクタ の間のテレメトリを再度有効にするためには、コネクタ GUI から コネクタ を再起動します。 コネクタ は、Cisco DNA Spaces:IoT サービス のための テレメトリサブスクリプションをCisco Catalyst 9800 シリーズ ワイヤレス コントローラ で作成できるようになりました。
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関連資料
通信、サービス、およびその他の情報
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シスコからタイムリーな関連情報を受け取るには、Cisco Profile Manager でサインアップしてください。
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重要な技術によりビジネスに必要な影響を与えるには、シスコ サービスにアクセスしてください。
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サービス リクエストを送信するには、シスコ サポートにアクセスしてください。
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安全で検証済みのエンタープライズクラスのアプリケーション、製品、ソリューション、およびサービスを探して参照するには、Cisco DevNet にアクセスしてください。
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一般的なネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を入手するには、Cisco Press にアクセスしてください。
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特定の製品または製品ファミリの保証情報を探すには、Cisco Warranty Finder にアクセスしてください。
Cisco バグ検索ツール
シスコバグ検索ツール(BST)は、シスコ製品とソフトウェアの障害と脆弱性の包括的なリストを管理するシスコバグ追跡システムへのゲートウェイです。BST は、製品とソフトウェアに関する詳細な障害情報を提供します。
マニュアルに関するフィードバック
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