目次
Cisco Contact Center 製品ポート使用状況ガイド
概要
マニュアルの内容
ポート使用状況表の列の定義
Cisco ICM/IP Contact Center Enterprise Edition のポート使用状況
Cisco Agent Desktop(CAD)のポート使用状況
Cisco Remote Monitoring Suite(RMS)のポート使用状況
Cisco E-Mail Manager のポート使用状況
Cisco Collaboration Server のポート使用状況
Cisco Media Blender のポート使用状況
Dynamic Content Adapter のポート使用状況
Cisco Internet Service Node のポート使用状況
Cisco IP IVR のポート使用状況
Cisco IPCC Express のポート使用状況
付録:ポート使用状況の図とプロトコル別インスタンス詳細
Cisco Contact Center 製品ポート使用状況ガイド
ICM/IP Contact Center Enterprise 6.0(0)
適用対象:Cisco ICM/IP Contact Center Enterprise 6.0(0)、CTI OS 6.0(0)、Support Tools 1.0(1)、Cisco Agent Desktop 6.0(1)、Remote Monitoring Suite 2.0(0)、E-Mail Manager 4.0.x、5.0(0)、Collaboration Server CCS 4.0, 5.0(0)、Media Blender 4.x、5.0(0)、Dynamic Content Adapter 2.x、Internet Service Node 2.x、IP IVR 3.x、IPCC Express 3.x
最終更新日:2004 年 8 月 2 日
概要
このマニュアルでは、Cisco Contact Center 製品で使用される TCP ポートと UDP ポートの一覧を示します。これは、Architecture for Voice, Video and Integrated Data(AVVID)ソリューションがインプリメントされているネットワークで、Quality of Service(QOS)やファイアウォール、VPN などのソリューションを設定する際、きわめて重要な情報です。
注意 このマニュアルで示される情報は、デフォルト設定に基づいています。実際のネットワークを扱う場合は、設置されているコンポーネントと使用中の対応ポートについて確実に理解している必要があります。
ポート使用状況表の列の定義
このマニュアルのポート使用状況表の各列には、以下の内容が記載されています。
• プロトコル 。複数のシステムが情報を交換する際に従う規則と、使用されるメッセージを公式に定めた値。アプリケーションとの通信、あるいはリモート デバイスに対してリスニングや接続を行うサービスとの通信にもプロトコルが使用されます。
• ポート 。インターネット トランスポート プロトコルが、1 つの宛先ホストに対する複数の同時接続を識別するために使用する数値の識別 ID。
• リモート ソース ポート 。リモートのアプリケーションまたはサービスが、ローカルの宛先ポートへの接続に使用するポートの ID(通常はダイナミック)。
• 宛先ポート 。ローカル サービスやアプリケーションがリスニングしている TCP ポートまたは UDP ポートの ID と、サーバとして機能する際の着信接続要求のための IP アドレス。
• ソース ポート 。ローカルのアプリケーションまたはサービスが、リモート デバイスの宛先ポートへの接続に使用するポートの ID(通常はダイナミック)。
• リモート デバイス宛先ポート 。リモート デバイスのサービスやアプリケーションがリスニングしている TCP ポートまたは UDP ポートの ID と、サーバとして機能する際の着信接続要求のための IP アドレス。
• リモート デバイス 。サーバまたはプロトコルで指定されたサービスへの接続を確立しているリモートのアプリケーションやデバイス。
Cisco ICM/IP Contact Center Enterprise Edition のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:ICM 6.0(0)、CTI OS 6.0(0)、Support Tools 1.0(1)
表1 Cisco ICM/IP Contact Center Enterprise Edition のポート使用状況
ICM Router、Logger
Peripheral Gateway
Router から 5.0 以前の PG への通信
注: ICM Well Known プロトコル ポートの、インスタンス番号別の割り当てに関する詳細は、 付録:ポート使用状況の図とプロトコル別インスタンス詳細 を参照してください。
Distributor、WebView/Internet Script Editor(ISE)
Outbound Option(Blended Agent IP Dialer)
CTI および CTI Object Server
CTI OS Toolkit Clients
ARM インターフェイス
CTI OS Server
CAD Server
インスタンスを変更した場合このポート番号は変更される(設定可能)
CTI OS クライアント
CTI OS サーバ ピア
CAD Desktop
CTI OS クライアントには Softphones、Siebel Driver、およびカスタム アプリケーションを含む
CTI OS Supervisor Desktop
Cisco Enterprise Data Store
Support Tools アプリケーション サーバ
TDM/IP Process Communications
注: ICM/IPCC 周辺装置との通信に関する詳細は、使用している個々のスイッチの「ACD Supplement」ユーザー マニュアルを参照してください
ICM/IVR メッセージ インターフェイス、VRU PIM
Media Routing プロセス(CEM など)
Aspect Contact Center サーバ PIM
Aspect Contact Center サーバ
CTI Server に接続し、VRU PIM をリスニング
Callbridge CSTA Gateway に接続
注: 詳細は『TCP/IP-based NIC System Management Guide Supplements』と、NIC、SS7 Gateway、または SCP 接続の設定パラメータを参照してください。
• 「Microsoft Windows サーバー システムのポート要件」(マイクロソフト サポート技術情報 832017)
• 「Windows Server ドメイン コントローラのデフォルトのポート一覧」(マイクロソフト サポート技術情報 289241)
• 「ドメインでファイアウォールを介した信頼関係を構成する方法」(マイクロソフト サポート技術情報 179442)
Loggers
プライマリおよびセカンダリ ディストリビュータ
• 「ファイアウォール経由での SQL Server との通信に必要な TCP ポート」(マイクロソフト サポート技術情報 287932)
Virtual Network Computer ディスプレイ
Cisco Agent Desktop(CAD)のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:CAD 6.0(1)
表2 Cisco Agent Desktop(CAD)のポート使用状況
Cisco Desktop Base Servers
Cisco Desktop Base Servers
Cisco Desktop VoIP Monitor サービス
Cisco Desktop Recording Server
Cisco Desktop Base Servers
Cisco Agent Desktop
Cisco Supervisor Desktop
Cisco Desktop Base Servers
Cisco Desktop VoIP Monitor Server
Cisco Desktop Recroding Server
Cisco Desktop Administrator
A 面:
TCP 42027
B 面:
TCP 43027
Cisco Desktop VoIP Monitor Server
Cisco Agent Desktop
Cisco Supervisor Desktop
Cisco Desktop Recording Server
Cisco Agent Desktop
Cisco Supervisor Desktop
Cisco Desktop VoIP Monitor Server
CAD Media Termination(Softphone)
IP Phones、VoIP ゲートウェイ、その他
Cisco Remote Monitoring Suite(RMS)のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:RMS 2.0(0)
表3 Cisco Remote Monitoring Suite(RMS)のポート使用状況
RPC、NetBIOS、SMB、Named Pipes
TCP/UDP 135
TCP/UDP 137
TCP 139
UDP 138
TCP/UDP 445
Logger
LGMapper
LGArchiver
Listener(Peer)
「[HOWTO] ファイアウォールで動作するように RPC の動的ポート割り当てを構成する方法」(マイクロソフト サポート技術情報 154596)を参照
DCOM/RPC(AlarmTracker Client)
TCP/UDP 135
TCP 1024 ~ 65535
RPC について、およびファイアウォールで動作するように DCOM を構成する方法については、「Using Distributed COM with
Firewalls」のホワイト ペーパーを参照(URL は下記)
http://www.microsoft.com/com/wpaper/dcomfw.asp
DCOM/RPC(AlarmTracker Client Tools)
TCP/UDP 135
TCP 1024 ~ 65535
TCP/UDP 135
TCP/UDP 137
TCP 139
UDP 138
TCP/UDP 445
SDDSN Server <-> Listener
Cisco E-Mail Manager のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン: CEM 4.0.x、5.0(0)
表4 Cisco E-Mail Manager のポート使用状況
Cisco Collaboration Server のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:CCS 4.0 ~ 5.0(0)
表5 Cisco Collaboration Server のポート使用状況
Cisco Media Blender のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:CMB 4.x、5.0(0)
表6 Cisco Media Blender のポート使用状況
設定不可(Webapps UI と DCA の間で内部通信にも使用される)
ポートごとに設定可能。RMI レジストリを含む他のサービスにより使用されていないこと
Dynamic Content Adapter のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:DCA 2.x
表7 Dynamic Content Adapter のポート使用状況
設定不可(Webapps UI と DCA の間で内部通信にも使用される)
任意を使用可。
デフォルトでは DCA が CCS への接続を開始するが、どちらの方向にも設定可能
要求により任意。DCA が Web コンテンツをプロキシ処理し、要求に応じて任意のリモート ポートに転送
Cisco Internet Service Node のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:ISN 2.x
表8 Cisco Internet Service Node のポート使用状況
Virtual Network Computer ディスプレイ
CallManager の DC Directory(DCD)
3.3.(X) 以前の CallManager と Cisco Conference Connection
ISN Application Server と ISN Voice Browser の間での VXML セッション
Apache Java Connector プロトコル
ISN Application Server と ISN Voice Browser の間での VXML セッション
IPCC Enterprise VRU CTI
(ICM/IVR メッセージ インターフェイス)
ISN Application Sever と IPCC Enterprise/ICM VRU PG との間
ISN Application Server と ISN Voice Browser との間
ISN Application Server のアラームを受信する専用プロトコル
ICM Standalone Distributed Diagnostics Service Node(SDDSN)
ISN Application Server と ISN Voice Browser との間
SDDSN へ ISN アラームを送信する専用プロトコル
Cisco IP IVR のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:IP IVR 3.x
表9 Cisco IP IVR のポート使用状況
Virtual Network Computer ディスプレイ
CallManager の DC Directory(DCD)
IPCC Enterprise VRU CTI(ICM/IVR メッセージ インターフェイス)
固定ポート番号の割り当てなし。実行時に OS ソケット インターフェイスが取得する最初の使用可能ポートを使用
IP-IVR メイン サーバと、ASR/TTS GFS サーバの両方で実行可能。このポートは、Nuance ASR と Nuance TTS サブシステムの両方のネットワーク監視コンポーネントで使用
このポートは、Web ブラウザから明示的に Watcher Daemon を監視したい場合にだけ使用
Nuance Recognition Server
IP-IVR メイン サーバと、ASR GFS サーバの両方で実行可能
Nuance Compilation Server
構成する Compilation Server(ASR Language)を 1 つ追加するごとに 1 ずつ増分するよう設定
Nuance Vocalizer 1.0/3.0 Server
構成する TTS サーバを 1 つ追加するごとに 1 ずつ増分するよう設定
Cisco IPCC Express のポート使用状況
適用対象の製品リビジョン:IPCC Express 3.x
表10 Cisco IPCC Express のポート使用状況
Virtual Network Computer ディスプレイ
Administrator/Agent/Supervisor Web ブラウザ
CallManager の DC Directory(DCD)
Phone ディスプレイを介した Cisco Agent Desktop エージェントのログインは、IPCC Express 上の HTTP Trigger にリンクする IP Phone サービス
IPCC Express CTI(CTI Server メッセージ インターフェイスのサブセット)
CallManager との通信に、電話で使用(メディアの停止とハードフォン)
Cisco Desktop VoIP Monitor サービス
Cisco Desktop VoIP Monitor サービス
Cisco Desktop RASCAL Service、Cisco Supervisor Desktop
Cisco Desktop RASCAL Service、Cisco Supervisor Desktop
Cisco Desktop RASCAL Service、Cisco Supervisor Desktop、Cisco Desktop TAI Service
Cisco Desktop RASCAL Service、Cisco Supervisor Desktop、Cisco Desktop TAI Service
Cisco Desktop Rascal Service
Cisco Agent Desktop、Cisco Supervisor Desktop
Cisco Desktop VoIP Monitor サービス
Cisco Desktop TAI Service
Cisco Desktop Administrator
Cisco Desktop Enterprise Service
Cisco Desktop Administrator、
Cisco Agent Desktop、Cisco Desktop TAI Service
Cisco Desktop Sync Service
Cisco Desktop Administrator
UDP 135 ~ 139
UDP 445
TCP 135 ~ 139
TCP 445
Cisco Agent Desktop、Cisco Supervisor Desktop、Cisco Desktop Administrator、IPCC Express Server
CAD server Licensing Shared Network Drive
Nuance Recognition Client
固定ポート番号の割り当てなし。実行時に OS ソケット インターフェイスが取得する最初の使用可能ポートを使用
IPCC Express メイン サーバと、ASR/TTS GFS サーバの両方で実行可能。このポートは、Nuance ASR と Nuance TTS サブシステムの両方のネットワーク監視コンポーネントで使用
このポートは、Web ブラウザから明示的に Watcher Daemon を監視したい場合にだけ使用
IPCC Express メイン サーバ上でだけ実行
IPCC Express メイン サーバ上でだけ実行
Nuance Recognition Server
IPCC Express メイン サーバと、ASR GFS サーバの両方で実行可能
Nuance Compiliation Server
構成する Compilation Server(ASR Language)を 1 つ追加するごとに 1 ずつ増分するよう設定
Nuance Vocalizer 1.0/3.0 Server
構成する TTS サーバを 1 つ追加するごとに 1 ずつ増分するよう設定
付録:ポート使用状況の図とプロトコル別インスタンス詳細
この付録では、以下の製品について、インスタンス番号ごとのポート割り当てに関する詳細な情報を示します。
• ICM/IPCC 6.0(0)
• CTI OS 6.0(0)
図1 ポート割り当て図の凡例
図2 インスタンス番号ごとの DMP ポート割り当て
図3 CTI と クライアント AW との通信:インスタンス番号ごとのポート割り当て
図4 Distributor から Logger および Router への通信:インスタンス番号ごとのポート割り当て