Cisco Unified Reporting アドミニストレーション ガイド for Cisco Unified Presence Release 8.0/8.5/8.6
Cisco Unified Reporting アプリケーションのしくみ
サポートされる Cisco Unified Presence レポート
Access CiscoUnified Reporting へのアクセス方法
Cisco Unified Reporting へのアクセス
Cisco Unified Reporting でのレポートの操作方法
• Cisco Unified Reporting について
• Cisco Unified Reporting の前提条件
• Access Cisco Unified Reporting へのアクセス方法
• Cisco Unified Reporting でのレポートの操作方法
• 詳細情報の入手先
• Cisco Unified Reporting アプリケーションのしくみ
• サポートされる Cisco Unified Presence レポート
Cisco Unified Reporting Web アプリケーションでは、クラスタ データのスナップショットを含んだレポートを生成できます。このアプリケーションには、Cisco Unified Presence コンソールからアクセスします。このツールでは、既存のソースからクラスタ データを収集し、そのデータを調査、比較し、問題が報告された場合はその問題をトラブルシューティングすることができます。
Cisco Unified Reporting には、レポートの生成、ダウンロード、アーカイブ、およびアップロードを行うためのユーザ インターフェイスが用意されています。レポートを生成するのに非常に時間がかかる場合、または CPU の使用率が非常に高くなる場合は、通知メッセージが表示されます。
Cisco Unified Reporting Web アプリケーションは、インストール時にクラスタ内のすべてのサーバに展開されます。レポートは、データベース レコードから生成されます。Cisco Unified Reporting でレポートを生成すると、レポートでは、1 台以上のサーバにある 1 つ以上のソースからのデータを結合して、1 つの出力ビューを作成します。たとえば、クラスタ内の全サーバの hosts ファイルを表示するレポートを参照できます。
このアプリケーションでは、パブリッシャ サーバと各サブスクライバ サーバに格納されている次のいずれかのソースから情報を取り込みます。
レポートには、レポートの生成時点でアクセスできるすべてのアクティブなクラスタ ノードのデータが取り込まれます。パブリッシャ サーバのデータベースが停止している場合は、アクティブなノードのレポートを生成できます。
このリリースでは、レポートの HTML 出力をサポートしています。Cisco Unified Reporting では、レポート名と日付と時刻のスタンプによってレポートを識別できます。このアプリケーションでは、ユーザが表示できるように最近のレポートのローカル コピーが保管されます。 レポートのダウンロードとアーカイブで説明しているように、最近のレポートのローカル コピーまたは新しいレポートをハード ディスクにアーカイブすることができます。レポートをアーカイブするときは、区別するためにアーカイブするファイルの名前を変更するか、別のフォルダに保存できます。
一部のレポートでは、クラスタの動作に影響を与える可能性がある状態を特定するためにチェックを実行します。ステータス メッセージには、次のように実行するデータ チェックごとに結果が示されます。
表 1 では、Cisco Unified Presence をインストールした後に Cisco Unified Reporting に表示されるシステム レポートの種類について説明します。 表 1 に記載されているすべてのレポートの種類を表示し、生成できます。
• アクセス権限
• システム要件
Cisco Unified Reporting アプリケーションでは、Cisco Tomcat サービスを使用してユーザを認証してから、Web アプリケーションへのアクセスを許可します。権限のあるユーザだけが Cisco Unified Reporting アプリケーションにアクセスできます。デフォルトでは、Standard CUP Super Users グループの管理者ユーザだけが Cisco Unified Reporting にアクセスして、レポートを表示、作成できます。
権限のあるユーザは、Cisco Unified Reporting ユーザ インターフェイスを使用して、レポートの表示、新しいレポートの生成、およびレポートのダウンロードを実行できます。
(注) Standard CUP Super Users グループの管理者ユーザは、Cisco Unified Presence の管理のナビゲーション メニューで、Cisco Unified Reporting を含むすべての管理アプリケーションにアクセスできます。このアプリケーションのいずれかにシングル サインオンします。必要に応じて、Cisco Unified Presence Administrationの [アプリケーション ユーザの設定(Application User Configuration)] ウィンドウで、Cisco Unified Reporting の新しい管理者アカウントをセットアップできます([ユーザ管理(User Management)] > [アプリケーション ユーザ(Application User)] を選択します)。
• Cisco Unified Reporting は、Cisco Tomcat サービス上でアプリケーションとして実行されます。このアプリケーションは、Cisco Unified Presence のインストール時にアクティブになります。Cisco Unified Presence がクラスタ内のすべてのサーバで実行されていることを確認します。
• レポート サブシステムでは、HTTPS 経由で RPC メカニズムを使用して他のサーバから情報を収集します。レポートが正常に生成されるように、サーバで HTTPS ポートが開いていて、Cisco Tomcat サービスを実行していることを確認します。
• アプリケーションにアクセスするには、ブラウザ ウィンドウで Cisco Unified Presence の管理にアクセスします。Cisco Unified Reporting では、HTTPS を使用してブラウザとのセキュアな接続を確立します。
• Cisco Unified Reporting へのアクセス
Cisco Unified Reporting アプリケーションへのアクセスが許可されていることを確認します。「アクセス権限」を参照してください。
ステップ 1 次のいずれかの方法を使用して Cisco Unified Reporting アプリケーションにアクセスします。
(コンソールの右上にある)[ナビゲーション(Navigation)] ドロップダウン リストから [Cisco Unified Reporting] を選択します。 |
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a. ブラウザの URL アドレス フィールドに次のいずれかのアドレスを入力します。 – https://<server name>:8443/cucreports/ |
• セキュリティ アラートによって、サイトが信頼されていないことが通知された場合、サーバ証明書がまだダウンロードされていません。IE 8 の制約事項に関するトピックを参照してください。
• Cisco Unified Reporting からサインアウトするには、メニュー バーの [ログアウト(Logout)] を選択します。
図 1 に、Cisco Unified Reporting の UI 要素を示します。
左側のフレームは、ナビゲーション フレームで、レポートのカテゴリが表示されます。選択したカテゴリ(この例では、システム レポート)のレポートのリストが、左側のフレームでカテゴリ名の下に表示されます。左側のフレームでレポートを選択すると、右側のフレームに詳細情報が表示され、選択したレポートの構成を確認し、操作できます。 |
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右側のフレームは、コンテンツ フレームで、レポートの詳細情報が表示されます。レポートを開くと、レポート名、日付と時刻のスタンプ、およびレポートの簡単な説明が表示されます。 レポートでは、データは情報グループに分かれて表示されます。この情報グループによって、データ項目またはデータ ソースを特定できます。 • ステータス メッセージは、1 つの情報グループに対して表示されます。詳細については、 Cisco Unified Reporting についてを参照してください。 • 操作アイコンがウィンドウの右上に表示されるので、選択したレポートで実行できる操作がわかります。詳細については、 操作アイコンを参照してください。 • [レポートの説明(Report Descriptions)] レポートは、レポートのリストに表示されます。このレポートには、インストールされているすべてのレポートに関する詳細情報と、トラブルシューティング情報が表示されます。詳細については、 Cisco Unified Reporting についてを参照してください。 |
図 1 は、Cisco Unified Reporting インターフェイスの例です。レポートのカテゴリ、使用できるレポート、およびレポートのデータは、リリースによって異なります。
• 操作アイコン
インターフェイスには、レポートを操作するためのアイコンが表示されます。アイコンの上にマウスを移動すると、アイコンの説明が表示されます。ウィンドウで特定の操作を実行できない場合は、そのアイコンは表示されません。
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レポートのアップロード アイコン。この手順については、 レポートのアップロードを参照してください。 |
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レポートのダウンロード アイコン。この手順については、 レポートのダウンロードとアーカイブを参照してください。 |
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レポートの作成アイコン。この手順については、 新しいレポートの生成を参照してください。 |
既存のレポートのコピーを表示できます。ただし、フレッシュ インストールまたはアップグレード時に Cisco Unified Reporting アプリケーションでは、最近のレポートのローカル コピーを保存しません。
• 1 台以上のサーバで Cisco Tomcat サービスが実行されていて、レポートの表示に関してサポートされている Web ブラウザを使用していることを確認します。 Cisco Unified Reporting の前提条件を参照してください。
• ハード ドライブに前のレポートがすでに保存されているレポートの種類を選択した場合、メッセージ「<filename> という名前のレポートのローカルコピーはすでに存在します。( A local copy of report with name <filename> already exists. )」がローカル コピーへのリンクと共に表示されます。ローカル コピーが存在しない場合、メッセージ「<filename> という名前のレポートは存在しません。新しいレポートを作成してください。( A report by name <filename> does not exist. Generate a new report. 」が表示され、新しいレポートを生成するように指示されます。
ステップ 1 Cisco Unified Reporting を開いて、メニュー バーから [システム レポート(System Reports)] を選択します。
ステップ 2 左側のフレームにあるレポートのリストから表示するレポートを選択します。
ステップ 3 レポート名のリンクを選択して、レポートを表示します(日付と時刻がスタンプされています)。
ステップ 4 必要に応じて、次のいずれかの操作を実行します。
a. [詳細の表示(View Details)] リンクを選択して、自動的に表示されないセクションの詳細情報を表示します。
b. 再び [詳細の表示(View Details)] を選択して、表示されているセクションを閉じます。
• レポートを印刷するには、ブラウザの印刷機能を使用します。印刷する前に必ず [詳細の表示(View Details)] リンクをクリックして、印刷するすべてのデータを表示します。
• 情報グループに対して緑色のチェックマーク アイコンが表示されている場合、そのグループの詳細情報を表示しないようにすることができます。このアイコンは、その情報グループのデータ チェックが正常に実行されたことを示しています。
• レポートで、項目に対するデータ チェックが失敗したことが示された場合は、[レポートの説明(Report Descriptions)] レポートを選択して、 サポートされる Cisco Unified Presence レポートで説明している対処方法に関するトラブルシューティング情報を確認します。
1 台以上のサーバで Cisco Tomcat サービスが実行されていて、レポートの表示に関してサポートされている Web ブラウザを使用していることを確認します。 Cisco Unified Reporting の前提条件を参照してください。
ステップ 1 Cisco Unified Reporting を開いて、メニュー バーから [システム レポート(System Reports)] を選択します。
ステップ 2 次のいずれかの操作を実行して、新しいレポートを生成し、表示します。
a. [新規レポートを作成します(Generate a New Report)] リンクを選択します。
ステップ 3 必要に応じて、次のいずれかの操作を実行します。
a. [詳細の表示(View Details)] リンクを選択して、自動的に表示されないセクションの詳細情報を表示します。
b. 再び [詳細の表示(View Details)] を選択して、表示されているセクションを閉じます。
• レポートを印刷するには、ブラウザの印刷機能を使用します。印刷する前に必ず [詳細の表示(View Details)] リンクをクリックして、印刷するすべてのデータを表示します。
• レポートを生成するのに非常に時間がかかる場合、または CPU 時間が非常に多くなる場合は、アプリケーションによって通知されます。レポートの生成中は経過表示バーが表示されます。新しいレポートが表示され、日付と時刻が更新されます。
• 情報グループに対して緑色のチェックマーク アイコンが表示されている場合、そのグループの詳細情報を表示しないようにすることができます。このアイコンは、その情報グループのデータ チェックが正常に実行されたことを示しています。
• レポートで、項目に対するデータ チェックが失敗したことが示された場合は、[レポートの説明(Report Descriptions)] レポートを選択して、 サポートされる Cisco Unified Presence レポートで説明しているトラブルシューティング情報と対処方法を確認します。レポートの説明レポートはデータベースから動的に生成されるので、新たに、新規のレポートの説明レポートを生成することもできます。
レポートをアーカイブするには、レポートをダウンロードして、ローカルでハード ドライブに保存します。レポートをダウンロードすると、raw XML データ ファイルがハード ディスクにダウンロードされます。
既存のレポートを選択してダウンロードするか、新しいレポートを生成してダウンロードします。
ステップ 1 Cisco Unified Reporting を開いて、メニュー バーから [システム レポート(System Reports)] を選択します。
a. 既存のレポートの詳細情報を開いて、表示します。 既存のレポートのコピーの表示を参照してください。 リンクをクリックしてレポートの詳細情報を表示する必要はありません。ダウンロードしたファイルには、すべてのデータが取り込まれています。 |
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a. 新しいレポートを生成します。 新しいレポートの生成を参照してください。 リンクをクリックしてレポートの詳細情報を表示する必要はありません。ダウンロードしたファイルには、すべてのデータが取り込まれています。 |
ステップ 3 [ファイルのダウンロード(File Download)] ダイアログボックスが表示されているときに、次のいずれかの操作を実行します。
a. [開く(Open)] を選択して、ファイルを開き、そのファイルをディスク上の一時的な場所に保存します。レポートの XML ファイルが表示されます。
b. [保存(Save)] を選択して、指定したディスク上の場所にファイルを保存します。
ステップ 4 ダウンロードが完了したら、次の手順を実行します。
a. [ダウンロードの完了] ウィンドウで [閉じる(Close)] を選択します。
b. [開く(Open)] を選択して、ファイルが格納されているフォルダを開き、XML レポートを表示します。
ダウンロードまたはアーカイブしたファイルをブラウザで表示するには、 レポートのアップロードで説明しているようにファイルをサーバにアップロードします。
• ファイルの場所に移動して、ファイル名のリンクをクリックすると、いつでも XML レポート ファイルを表示できます。ファイル名またはハード ディスク上のファイルの保存場所を変更するには、新しい場所を入力するか、ファイル名を変更します(オプション)。ダウンロード中は経過表示バーが表示されます。
• XML ファイルの内容を変更しないようにしてください。変更すると、レポートが適切に表示されない可能性があります。
• テクニカル サポートを受けるときに、ダウンロードしたファイルを電子メールに添付するか、ファイルを別のサーバにアップロードできます。
(ハード ディスクにアーカイブした)レポートをブラウザ ウィンドウで表示するには、そのレポートをサーバにアップロードする必要があります。
ハード ドライブにレポートをダウンロードし、アーカイブします。
ステップ 1 Cisco Unified Reporting を開いて、メニュー バーから [システム レポート(System Reports)] を選択します。
ステップ 2 レポートにアクセスすると、[レポート(Reports)] ウィンドウに レポートのアップロード アイコン(青色の矢印)が表示されます。
ステップ 3 レポートのアップロード アイコンを選択します。
ステップ 4 .xml ファイルの場所を指定するには、ファイルのパスを入力するか、[参照(Browse)] を選択して、ハード ドライブ上のファイルの場所に移動します。
ステップ 5 [アップロード(Upload)] を選択します。
ステップ 6 [続行(Continue)] を選択して、アップロードしたファイルをブラウザ ウィンドウに表示します。
たとえば、アップグレードするときにアップロードしたレポートと新しく生成したレポートを並べて比較できます。
アップロード中は経過表示バーが表示されます。サーバへのアップロードが完了すると、[アップロード結果(Upload Results)] ウィンドウにアップロードしたファイルの名前が表示されます。
• Cisco Unified Presence のマニュアル
次の Cisco Unified Presence のマニュアルについては、Cisco.com 内の次の場所を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6837/tsd_products_support_series_home.html
• 『Real-Time Monitoring Tool (RTMT) Administration Guide for Cisco Unified Presence』
• 『Serviceability Configuration and Maintenance Guide for Cisco Unified Presence』
• 『Cisco Unified Operating System Maintenance Guide for Cisco Unified Presence』
• 『Command Line Interface (CLI) Reference Guide for Cisco Unified Presence』
• Cisco Unified Presence と統合するアプリケーションに関するリリース ノート、インストール/アップグレード、およびコンフィギュレーション ガイド
Cisco Unified Reporting UI には、管理に関するヘルプとレポートに関するヘルプの 2 種類のオンライン ヘルプが用意されています。
• 管理に関するヘルプにアクセスするには、メニュー バーで [ヘルプ(Help)] > [このページ(This Page)] を選択します。ナビゲーション フレームのトピック リストまたはコンテンツ フレームの上(前)矢印と下(次)矢印を使用して、その他の情報を見つけることができます。
• レポートに関するヘルプにアクセスするには、レポートのリストで [レポートの説明(Report Descriptions)] リンクを選択します。このレポートでは、レポート、各情報グループ、各データ項目、データ ソース、関連する問題の現象、および対処方法を説明します。
(注) [レポートの説明(Report Descriptions)] リンクでは、リストに記載されている現象に関する一般的な修復方法が示されます。場合によっては、追加のサポートを得るために TAC に連絡する必要があります。