Cisco 4G LTE ソフトウェア インストール ガイド
PIN コードを使用した SIM カードのロックおよびアンロック
4G GPS および NMEA データ ストリーミングのイネーブル化
例:基本セルラー インターフェイスの設定(EHWIC-4G-LTE)
例:基本セルラー インターフェイスの設定(Cisco 819 ISR)
外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチの設定
外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent の設定
例:セルラー インターフェイスの設定を介した GRE トンネル
NAT および IPsec を使用したバックアップとしての 4G LTE ワイヤレス WAN
外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチの設定:例
外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent の設定:例
MC7700 モデム ファームウェアの手動アップグレード:例
MC7710 モデム ファームウェアの手動アップグレード:例
MC7750 モデム ファームウェアの手動アップグレード:例
EEM スクリプトを使用したモデム ファームウェアのアップグレード
モデム ファームウェアのダウンロードと EEM スクリプトのインストール
モデム アップグレード成功後の EEM スクリプトのルータからの削除
統合モデム DM ロギングを使用したモデムのトラブルシューティング
700 MHz の帯域で運用する北米向け通信事業者のモデム設定
Electronic Serial Number (ESN)
この文書では、Sierra Wireless マルチモード モデム搭載 Cisco 第 4 世代(4G)Long-Term Evolution(LTE)ワイヤレス WAN(WWAN)拡張高速 WAN インターフェイス カード(EHWIC-4G-LTE-V、EHWIC-4G-LTE-A、EHWIC-4G-LTE-G)の概要と、4G LTE セルラー ネットワークと 3G セルラー ネットワークをサポートする Cisco 819HG-4G および Cisco 819G-4G LTE ISR の概要を説明します。
シスコ EHWIC-4G-LTE は、Cisco Integrated Services Router Generation 2(ISR G2)でサポートされる、シングルワイド 4G ワイヤレス WAN(WWAN)EHWIC です。
Cisco EHWIC-4G-LTE SKU、前面プレートおよび LED の説明については、『 Cisco 4G LTE Hardware Installation Guide 』を参照してください。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「Cisco 4G LTE の機能情報」を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
• ルータが物理的に配置される 4G LTE のネットワーク カバレッジが必要です。サポートされている通信事業者の一覧については、次の製品のデータ シートを参照してください。
• ワイヤレス サービス プロバイダーのサービス プランに登録し、加入者認証モジュール(SIM)カードを取得する必要があります。
• 4G LTE ワイヤレス WAN EHWIC または Cisco 819 ルータを設定する前に SIM カードを取り付ける必要があります。SIM カードの取り付け手順について詳しくは、「データ コール用の SIM 設定」を参照してください。
• GPS 機能を作動させるために、GPS 機能をサポートするスタンドアロン アンテナが設置されている必要があります。インストールに関する情報については、『 Cisco 4G Indoor/Outdoor Active GPS Antenna (GPS-ACT-ANTM-SMA) 』マニュアルを参照してください。
• 現在、セルラー ネットワークは発信コールだけをサポートします。
• スループット:ワイヤレス通信の共有特性により、発生するスループットは、使用しているネットワークでアクティブなユーザの数または輻輳状況によって、さまざまです。
• セルラー ネットワークは、有線ネットワークと比較して、より大きな遅延が発生します。遅延レートは、テクノロジーおよび通信事業者に左右されます。ネットワークで輻輳が発生している場合、遅延がより大きくなる場合があります。
• 使用する通信事業者からのサービス規約の一部である制約事項。
• このリリースでは、パブリック ランド モバイル ネットワーク(PLMN)CLI がありますが、その機能はサポートされていません。
• SMS:一度に受信者 1 人への最大 160 文字のテキスト メッセージ 1 通だけがサポートされます。大きなテキストは、送信される前に適切なサイズに自動的に切り詰められます。
• SNMP エージェントが実行されるルータでは、NMS およびエージェントが適切に動作するよう、Cisco IOS CLI を使用して、適切なアクセス コントロール(たとえば、SNMP サーバ コミュニティなど)を設定する必要があります。
• SNMP SET 動作を実装する場合、認証/プライバシーを使用した SNMP V3 を設定することを、強く推奨します。
Sierra ワイヤレス マルチ モード モデム搭載 Cisco 4G LTE WWAN EHWIC(EHWIC-4G-LTE-V、EHWIC-4G-LTE-A および EHWIC-4G-LTE-G)、および Cisco 819HG-4G とシスコ 819G-4G LTE ISR は、次のモードをサポートします。:
• 3G Evolution-Data Optimized(EVDO または DOrA)モード :EVDO は、無線信号を介したデータのワイヤレス伝送、特にブロードバンド インターネット アクセスの 3G 通信規格です。DOrA とは EVDO Rev-A を指します。EVDO は、個々のユーザのスループットおよびシステム全体のスループットの両方を最大化するために、符号分割多重接続(CDMA)や時分割多重アクセス(TDMA)などの多重化技術を使用します。
• 3G Evolution High-Speed Packet Access(HSPA/HSPA+) :HSPA は UMTS ベースの 3G ネットワークです。これは、ダウンロードおよびアップロード速度の向上のため、High-Speed Downlink Packet Access(HSDPA)および High-Speed Uplink Packet Access(HSUPA)データをサポートします。Evolution High-Speed Packet Access(HSPA+)は、Multiple Input/Multiple Output(MIMO)アンテナ機能をサポートします。
• 4G LTE :4G LTE モバイル仕様では、マルチメガビットの帯域幅、より効率的な無線ネットワーク、遅延の減少、改善されたモビリティが提供されます。LTE ソリューションは新しいセルラー ネットワークを対象とします。これらのネットワークは、最初にダウンリンクで最大 100 Mb/s のピーク レートを、アップリンクで最大 50 Mb/s のピーク レートをサポートします。これらのネットワークのスループットは既存の 3G ネットワークよりも大きくなります。
図 1 は、4G LTE パケット コア ネットワークおよびそれに含まれるネットワーク要素を示しています。
図 1 4G LTE のパケット コア ネットワーク アーキテクチャ
Cisco 4G LTE WWAN EHWIC およびシスコ 819HG-4G とシスコ 819G-4G LTE ISR は、次の主な機能をサポートします。
• グローバル ポジショニング システム(GPS)および National Marine Electronics Association(NMEA)ストリーミング
• LTE UE インターフェイス背後の IPv4 サブネット
• LTE と 3G サービスの間のシームレスな遷移を可能にする、Evolved High-Rate Packet Data(EHRPD)プロトコル(EHWIC-4G-LTE-V のみ)。
• LTE サービスからのフォール バック オプションとしての UMTS サービスのサポート(EHWIC-4G-LTE-A および EHWIC-4G-LTE-G のみ)
• LTE および UMTS サービス間のシームレスな遷移(EHWIC-4G-LTE-A および EHWIC-4G-LTE-G のみ)
• Qualcomm Diagnostic Monitor(DM)ポートへのリモート アクセス
• ワイヤレス設定 FOTA を含む OTA-DM(EHWIC-4G-LTE-V のみ)
Cisco IOS Release 15.3(3)M の導入により、地理的な場所の情報を提供する Global Positioning System(GPS)機能が、サポート対象の Cisco 819 ISR および Cisco 4G LTE EHWIC でデフォルトでイネーブルになりました。アクティブおよびパッシブ GPS の両方がサポートされます。
アクティブ GPS は SMA(GPS/Active GPS)ポートでサポートされ、パッシブ GPS は(GPS/Active GPS)ポートと TNC ダイバーシティ(DIV)ポートの両方でサポートされます。アクティブ GPS アンテナには、適切な信号レベルを GPS レシーバに提供しながら、同軸ケーブル損失を回避するのに十分なゲインを可能にする、組み込みの低ノイズ増幅器が含まれます。アクティブ GPS アンテナの動作には、GPS レシーバ SMA ポートからの電力が必要です。パッシブ GPS アンテナには低ノイズ増幅器が含まれず、GPS アプリケーションを実行している海洋向けデバイスへの最短距離を必要とする GPS アプリケーションに適しています。詳細については、「例:GPS アプリケーションのホスト サーバへの接続」を参照してください。
米国海洋電子機器協会(NMEA)規格では、GPS データを G EHWIC と Cisco 819 ISR のいずれかから仮想 COM ポートおよび TCP/IP イーサネット接続を介して、市販の GPS ベースのアプリケーションが動作する海洋向けデバイス(Windows ベースの PC など)にストリーミングします。
次の GPS および NMEA 機能が、EHWIC-4G-LTE-V、EHWIC-4G-LTE-A、EHWIC-4G-LTE-G4G SKU および Cisco 819HG-4G と Cisco 819G-4G LTE ISR でサポートされています。
• GPS スタンドアロン モード(衛星ベースの GPS)。
• NMEA 形式 GPS データをエクスポート可能な仮想および物理シリアル ポート。
• CISCO-WAN-3G-MIB 内のオブジェクトは GPS および NMEA 機能に対応。
• Cisco 4G LTE EHWIC は IP NMEA ストリーミング オプションにのみ対応。
• Cisco 819HG-4G および Cisco 819G-4G LTE ISR は IP およびシリアル NMEA ストリーミング オプションのいずれかに対応可能。
• GPS ポート選択は設定可能(GPS またはダイバーシティ)。
GPS アンテナのセットアップ手順については、『 Cisco 4G Indoor/Outdoor Active GPS Antenna (GPS-ACT-ANTM-SMA)』マニュアルを参照してください。
GPS アプリケーションをホストするリモート サーバに NMEA データをフィードできます。サーバは、イーサネット ケーブルを使用して、または LAN あるいは WAN ネットワーク経由でルータに接続できます。アプリケーションでシリアル ポートをサポートしている場合、シリアル ポート エミュレーション プログラムを実行して、LAN または WAN 接続で仮想シリアル ポートを作成します。
(注) Microsoft Streets & Trips は、Microsoft の Web サイトからダウンロードできる、ライセンス ソフトウェアです。
Cisco 819 ISR を IP 経由で Microsoft Streets & Trips が動作する PC に接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 イーサネット ケーブルで PC とルータをつなげます。
ステップ 2 PC とルータで ping を実行できることを確認します。
ステップ 3 PC のシリアル ポート リダイレクタを起動します。
ステップ 4 show line を特権 EXEC モードで実行して、ルータ上の NMEA ポートを見つけます。
ステップ 5 ルータの NMEA ポートに接続する仮想シリアル ポートを作成します。
ステップ 6 PC で Microsoft Streets & Trips を起動します。
ステップ 8 [Start Tracking] をクリックします。
ステップ 9 ルータで show cellular gps コマンドの出力で位置フィックスを取得した場合、現在位置がグラフに示され、マップ上のその地点を中心とする円で赤茶色のドット カーソルが表示されます。
(注) 位置フィックスをまだ取得していない場合、Microsoft アプリケーションはタイム アウトとなって切断されます。
(注) GPS フィックスされた位置を取得するには、サポートされている GPS アンテナを DIV または GPS ポートに接続する必要があります。スタンドアロン モードを使用して GPS フィックスされた位置を知るには 12 分ほどかかる場合があり、使用するアンテナの位置と種類によって異なります。
4G EHWIC MC77xx モデムは、SMS メッセージの受信、送信、アーカイブ、削除をサポートしています。このサポートには、最大 25 通の受信テキスト表示機能、それ以上のメッセージのカスタム ファイル ロケーションへのアーカイブが含まれます。SMS は複数の通信事業者でサポートされています。MC77xx モデムは、必要に応じて、LTE SMS から 3G および 2G の SMS テクノロジーに戻すことも可能です。
MC77xx モデムとルータの背後にある送信側デバイスは、メッセージが受信者のルータに到達するまで、セルラー タワーを介して 4G セルラー リンク上で SMS テキスト メッセージを送信し、その後受信者のルータが受信者のデバイス(携帯電話など)に通知します。受信デバイスは、送信側デバイスに対する応答を返すために同じプロセスを使用します。図 2 で、モバイル デバイスから発信側デバイスへのフローについて説明します。SMS 送信が動作するために、エンド ユーザにはテキスト対応デバイス、さらに任意でテキスト向けプランが必要です。エンド ユーザがテキスト向けプランを使用していない場合、標準の SMS 料金がテキスト転送に適用されます。
SMS によるデータ コールバック機能を使用すれば、カスタマーは 4G EHWIC MC77xx モデムにテキスト メッセージを送信することでデータ接続をセットアップできます。この機能には、発信側番号を使用したメッセージ スクリーニングが含まれ、これにより機能のセキュリティを高め、不正なコールバック要求を排除できます。
4G LTE EHWIC には、サービス プロバイダーから提供されたアクティブ SIM カードが必要です。SIM カードは通常ロックが解除された状態で提供され、個人識別番号(PIN)を使用したロック(PIN 設定が必要)解除なしで使用できるようになっています。SIM がアンロックされている場合、EHWIC に挿入して承認コードなしで使用できます。
SIM は、初期状態で ISR 管理者によって定義される、4 ~ 8 桁の PIN コードによってロックすることができます。
SIM ロック機能では、PIN コードによる SIM のロックと解除が実行でき、許可されたデバイスでのみ使用可能にすることができます。SIM のロックおよび解除処理は、コンソールまたは ISR への Telnet/SSH 経由で Cisco IOS CLI を使用して実行されます。
SIM がロックされている場合、同じ PIN を使用して認証が実行されない限り、コールを開始できません。認証は、PIN の設定を通して Cisco IOS によって自動的に実行されます。自動 SIM 認証に対するこの必須設定は、Cisco IOS CLI を使用してルータのスタートアップ コンフィギュレーションの一部として行われます。
一度 Cisco IOS 設定が行われると、ISR は LTE 接続を開始できます。ISR は、LTE 接続の前に、設定された PIN を使用して認証します。Cisco IOS PIN 設定が不足しているか、PIN が不適切な場合は、SIM 認証は失敗し、接続は開始されません。
ロックされた SIM が別の ISR または別のデバイスに移動された場合、またはロックされた SIM が存在する EHWIC が同じ ISR 内の別の EHWIC スロットに移動された場合、ISR 設定を変更する必要があります。設定は ISR EHWIC スロット番号に固有のセルラー コントローラに関連付けられます。これにより、SIM カードが承認されていないデバイスによっては使用されないことが保証されます。または、単一の ISR 内に複数の LTE EHWIC がある場合は、各 LTE EHWIC/SIM に適切な PIN が適用されることが保証されます。LTE 接続を正常に開始するには、新規デバイスまたは新規セルラー コントローラ スロットで、認証コマンドが(SIM のロックに使用する同じ PIN で)定義されている必要があります。
• 「PIN コードを使用した SIM カードのロックおよびアンロック」
3G または 4G EHWIC にモデムをプロビジョニングするために、1 つ以上のモデム データ プロファイルを作成できます。1 つ以上(デュアル)SIM カードでサービス プロバイダーのアクティブ ワイヤレス アカウントがインストールされている必要があります。モデム データ プロファイルはモデム内に事前に設定されています。
モデムのサービス可用性と信号の強さを確認し、モデム データ プロファイルの作成、変更、削除を実行するには、次のタスクが使用されます。
• 「モデム信号強度およびサービス可用性の確認」 sect
IP マルチメディア サブシステム(IMS)プロファイルはセッションを確立し、モデム設定の一部であって、モデムの NVRAM に格納されます。IMS ネットワークはアクセスに依存しない、標準ベースの IP 接続サービスで、一般的なインターネット ベースのプロトコルを使用してエンド ユーザにさまざまなタイプのマルチメディア サービスを有効にします。詳細については、「モデム データ プロファイルの作成、変更、削除」を参照してください。
表 1 に、4G LTE EHWIC および 819 ISR の LED の動作を示します。
(注) 4G EHWIC では、スロット 0、WIC 0、ポート 0 は、すべてのコマンドで 0/0/0 です。Cisco 819 4G LTE 固定プラットフォームでは、すべてのコマンドに対してスロット 0 を使用します。
• 「4G GPS および NMEA データ ストリーミングのイネーブル化」
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
1. cellular unit lte profile [ create | delete ] profile-number [ apn [ authentication [ username password [ bearer-type ]]]]
サービス プロバイダーから提供された SIM カードをロックまたはロック解除するには、この作業を実行します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
1. cellular unit lte sim { lock | unlock } pin
暗号化された PIN を設定するには、PIN のスクランブル値を取得する必要があります。スクランブル レベル 7 の PIN を取得し、この暗号化 PIN を使用して検証のために SIM CHV1 コードを設定するには、EXEC モードで開始する次のコマンドを入力します。
(注) SIM の暗号化ピンを取得すると、パスワード暗号化を設定し、ユーザ名と関連パスワードを決定し、スクランブルがかかったパスワードをコピーし、スクランブルがかかったパスワードを SIM 認証コマンドで使用することによって、ユーザ名とパスワードが作成されます。スクランブル PIN が取得され、SIM 認証で使用されると、作成されたユーザ名を Cisco IOS コンフィギュレーションから削除することができます。
(注) SIM 認証が機能するには、SIM がロックされている必要があります。SIM ステータスを確認するには、show cellular unit security コマンドを使用します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
2. service password-encryption
3. username name privilege 0 password pin
6. lte sim authenticate { 0 | 7 } pin
- または -
lte sim authenticate { 0 | 7 } pin slot { 0 | 1 } (Cisco 819(H)G-4G-G ISR のみ)
ステップ 3 で作成されたユーザ名に対する暗号化されたレベル 7 の PIN を含むユーザ名設定行を表示します(例で示されるユーザ「SIM」)。 ステップ 6 で(PIN として)使用するためにスクランブル パスワードをコピーします。 |
||
Cisco 4G LTE WWAN EHWIC および Cisco 819G-4G LTE ISR の場合: lte sim authenticate { 0 | 7 } pin デュアル SIM 機能をサポートする Cisco 819(H)G-4G-G ISR の場合: lte sim authenticate { 0 | 7 } pin slot { 0 | 1 } Device(config-controller)# lte sim authenticate 7 055A575E70 |
暗号化されたキーワード 7 および ステップ 4 でスクランブルされた PIN を使用して SIM CHV1 を認証します。この PIN は、各後続の LTE 接続で認証するためにモデムに送信されます。設定された PIN に基づいて認証が成功する場合、データ コールが許可されます。認証に失敗した場合、モデムはデータ コールを開始しません。 (注) slot キーワードとそのオプションは、デュアル SIM 機能対応の Cisco 819(H)G-4G-G ISR だけでサポートされます。 |
|
(任意)ステップ 3 で作成されたユーザ名とパスワードを削除します。 |
||
非暗号化個人識別番号(PIN)を設定して、モデムを認証する Card Holder Verification(CHV1)コードをアクティベートできます。
(注) CHV1 を設定するために暗号化されないレベル 0 の PIN を使用する場合は次の手順に従ってください。暗号化されたレベル 7 の PIN を使用して CHV1 を設定する方法については、「SIM の暗号化ピンの設定」を参照してください。
(注) SIM 認証が機能するには、SIM がロックされている必要があります。SIM ステータスを確認するには、show cellular unit security コマンドを使用します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
3. lte sim authenticate 0 pin
- または -
lte sim authenticate 0 pin slot { 0 | 1 } (Cisco 819(H)G-4G-G ISR のみ)
デュアル SIM 機能のない Cisco 819 ISR および 4G EHWIC の場合: デュアル SIM 機能をサポートする Cisco 819(H)G-4G-G ISR の場合: |
SIM CHV1 コードを非暗号化( 0 )キーワードと PIN を使用して認証します。この PIN は、各後続の LTE 接続で認証するためにモデムに送信されます。設定された PIN に基づいて認証が成功する場合、データ コールが許可されます。認証に失敗した場合、モデムはデータ コールを開始しません。 (注) このコマンドは、非暗号化 PIN が使用されている場合にのみ有効です。暗号化された PIN を使用して CHV1 コードを設定するには、「SIM の暗号化ピンの設定」 を参照してください。 |
(注) デュアル SIM 機能は、Cisco 819(H)G-4G-G ISR にのみ自動スイッチおよびフェールオーバーを実装します。Cisco 819(H)G-4G-G ISR では、この機能がデフォルトでイネーブルになっており、SIM スロット 0 がプライマリ スロット、スロット 1 がセカンダリ(フェールオーバー)スロットになっています。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
5. lte sim authenticate [ 0 | 7 ] pin
- または -
lte sim authenticate [ 0 | 7 ] pin slot { 0 | 1 } (Cisco 819(H)G-4G-G ISR のみ)
6. lte failover timeout-period (Cisco 819(H)G-4G-G ISR のみ)
7. lte sim profile number [ ims number ]
- または -
lte sim profile number [ ims number ] slot {0 | 1}(Cisco 819(H)G-4G-G ISR のみ)
セルラー インターフェイスを設定するには、EXEC モードで開始する次のコマンドを入力します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
(注) Cisco IOS リリース 15.3(3)M および 15.3(1)T 以降、dialer in-band、dialer string、script dialer を含むチャット スクリプト設定は、接続されたモデムの種類に基づいて自動生成されます。3G および 4G HWIC SKU、固定 3G および 4G ルータはこれらの設定変更をサポートしています。
9. chat-script script-name "" " AT!CALL " TIMEOUT timeout-value "OK"
10. ip route network-number network-mask { ip-address | interface } [ administrative distance ] [ name name ]
11. dialer-list dialer-group protocol protocol-name { permit | deny | list access-list-number | access-group }
(注) スタティック IP アドレスがセルラー インターフェイスで必要な場合、アドレスは ip address negotiated で設定できます。ネットワークでは、正確なスタティック IP アドレスがデバイスに対して割り当てられたことが確認されます。トンネル インターフェイスが ip unnumbered cellular 0/0/0 で設定されている場合、ip address negotiated の代わりに、セルラー インターフェイスでの実際のスタティック IP アドレスを設定する必要があります。セルラー インターフェイスの例については、「例:基本セルラー インターフェイスの設定(EHWIC-4G-LTE)」を参照してください。
セルラー インターフェイスに対して DDR を設定するには、EXEC モードで開始する次のコマンドを入力します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
11. dialer idle-timeout seconds
13. dialer-group group- number
15. dialer-list dialer-group protocol protocol-name {permit | deny | list access-list-number | access-group}
16. access-list access-list-number permit ip-source-address
18. script dialer regular-expression
20. chat-script script-name "" "AT!CALL" TIMEOUT timeout-value "OK"
プライマリ接続をモニタし、必要なときにバックアップ接続を開始するには、ルータで次の方式の 1 つを使用できます。
• バックアップ インターフェイス:スタンバイの状態のまま待機し、プライマリ インターフェイス回線プロトコルがダウンと認識されると、アップ状態になります。
• 浮動スタティック ルート:バックアップ インターフェイスを介する経路に、プライマリ接続のアドミニストレーティブ ディスタンスよりも大きいアドミニストレーティブ ディスタンスがあり、プライマリ インターフェイスがダウンするまで、ルーティング テーブルには存在しません。
(注) セルラー インターフェイスおよびその他の非同期シリアル インターフェイスのバックアップ インターフェイスは設定できません。
1 つまたは複数のインターフェイスを設定してバックアップ インターフェイスを使用するには、グローバル コンフィギュレーション モードの最初で次のコマンドを使用します。
外部 NMEA 2.0 対応 GPS プロッタ アプリケーションへの GPS NMEA データ ストリーミングは、4G EHWIC モデムおよび Cisco 819HG-4G と Cisco 819G-4G LTE ISR でイネーブルにできます。
(注) EHWIC の場合、unit 引数でルータ スロット、WIC スロット、ポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
5. lte gps nmea {ip | serial [ streaming ]} (Cisco 819 ISR)
または
lte gps nmea(4G EHWIC)
(注) EHWIC のコンテキストでは、unit 引数でルータ スロット、WIC スロット、ポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 819 ISR 固定プラットフォームの場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット 0 を指定します。
3. lte sms archive path FTP-URL
4. cellular unit lte sms view { all | ID | summary }
• 「例:基本セルラー インターフェイスの設定(EHWIC-4G-LTE)」
• 「例:基本セルラー インターフェイスの設定(Cisco 819 ISR)」
• 「例:セルラー インターフェイスの設定を介した GRE トンネル」
• 「NAT および IPsec を使用したバックアップとしての 4G LTE ワイヤレス WAN」
• 「外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチの設定:例」
• 「外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent の設定:例」
次に、外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチを設定する例を示します。太字テキストはダイヤラウォッチに固有の重要なコマンドを示します。
次に、外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent を設定する例を示します。太字テキストは dialer-persistent に固有の重要なコマンドを示します。
次に、GRE トンネル インターフェイスが ip address unnumbered cellular interface で設定されている場合に、スタティック IP アドレスを設定する例を示します。
(注) GRE トンネルの設定は、サービス プロバイダーが LTE インターフェイスのパブリック IP アドレスを提供している場合にだけサポートされます。
(注) プライベート IP アドレスを使用するサービス プロバイダーの場合、ポイントツーポイント スタティック GRE トンネルの一方のエンドをプライベート IP アドレスに、もう一方のエンドをパブリック IP アドレスに設定することはできません。
次に、NAT および IPSec をバックアップとして、ルータ上に 4G-LTE ワイヤレス WAN を設定する例を示します。
(注) 送受信速度は設定できません。実際のスループットは、セルラー ネットワーク サービスによって異なります。
(注) プライベート IP アドレスを使用するサービス プロバイダに対して、crypto ipsec transform-set esp コマンド(つまり、esp-aes esp-sha256-hmac...)を使用します。
次の例は、SIM をロックする方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例は、SIM をアンロックする方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例は、自動 SIM 認証を設定する方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例は、割り当てられた PIN コードを変更する方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例は、暗号化された PIN を使用して自動 SIM 認証を設定する方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例に、SMS によるデータ コールバック機能をダイヤラ インターフェイスに設定して、テキスト メッセージをモデムに送信することでデータ接続をセットアップし、発信側番号を使用して不正なコールバック要求を排除することでデータ接続をセキュアにする方法を示します。
(注) 次の例で、電話番号「14001234567」は着信コールの発信者番号です。
次に、外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチを設定する例を示します。太字テキストはダイヤラウォッチに固有の重要なコマンドを示します。
表 2 に示す Sierra Wireless のモデムは、Cisco 4G-LTE EHWIC および Cisco WWAN 4G ISR model G2 を使用できます。モデムのファームウェアは、Cisco IOS コマンドを使用してアップグレードできます。ファームウェアは、Crossword Express ファイル(cwe)で、Cisco.com のワイヤレス ソフトウェア ダウンロード ページからダウンロードできます。
(注) ファームウェア ダウングレードはサポートされていません。
(注) 3.5.x ファームウェアには 15.2(4)M3 以降のソフトウェア イメージが必須です。
シスコでは、すべての新規導入および次の既存配置の場合、LTE モデム ファームウェアおよび IOS ソフトウェア イメージの手動アップグレード プロセスを推奨します。
• LTE がプライマリ ISR WAN インターフェイスでない。
• LTE が唯一の ISR WAN インターフェイスでない。
• ネットワーク管理者に ISR へのアウトオブバンドまたはローカル アクセスがある。
(注) 次に示した手順と同じ手順で、無線を介してファームウェアをリモートにダウンロードすることもできます。
ステップ 1 通信事業者の最新の認定ファームウェアをダウンロードするには、次のシスコの Web ページにアクセスしてください:
http://software.cisco.com/download/navigator.html
(注) リモート ダウンロードの場合、4G ワイヤレス リンクを使用して、Cisco.com からフラッシュ上に転送できます。インターフェイスおよびダイヤラを再度アップ状態にするには、外部ダイヤラおよび固定ダイヤラを設定する必要があります。
ステップ 2 このページで、次のオプションから選択します。
[Products] -> [Cisco Interfaces and Modules] -> [Cisco High-Speed WAN Interface Cards]
ステップ 3 [Cisco High-Speed WAN interface Cards] をクリックして選択すると、使用できるカードが図 4 のように 3 列目に表示されます。3 列目でご使用の製品を選択し、適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。
ステップ 5 ファームウェアのアップグレード プロセスを開始します。
(注) リモート ダウンロードでは、ワイヤレスがプライマリ リンクの場合、接続が失われます。ダウンロード後に、接続が回復します。ステップ 5 でロギングを選択した場合、フラッシュ上で、ダウンロード ステータス付きのファームウェア ログ ファイルが参照可能になります。
ステップ 7 ISR をリロードしてアップグレード プロセスを完了します。
Cisco ワイヤレス WAN ソフトウェアのダウンロード ページにアクセスできます。Cisco 4G のファームウェアを選択します。 (注) この Web サイトは、登録済みの Cisco.com ユーザのみが使用できます。 |
||
このページで、次のオプションから選択します。 |
[Cisco High-Speed WAN interface Cards] を選択すると、使用できるカードが図 4 のように 3 列目に表示されます。3 列目でご使用の製品を選択し、適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。 |
|
Device# microcode reload cellular 0 1 modem-provision flash:<filename>.cwe |
• pa-bay:EHWIC と 819 ISR の場合、0 を使用します。 • slot:EHWIC が接続されている、スロット番号 0 ~ 3。819 ISR の場合、0 を使用します。 (注) リモート ダウンロードの場合、ワイヤレス リンクを使用して、Cisco.com からフラッシュ上に転送できます。アップグレード前にインターフェイスおよびダイヤラを再度アップ状態にするには、外部ダイヤラおよび固定ダイヤラを設定する必要があります。 |
|
Device# show cellular 0 hardware |
||
IOS アプリケーション ソフトウェア イメージをリロードし、ファームウェア アップグレードを完了します。 (注) 15.2(4)M3 以降の IOS ソフトウェアをリロードしていることを確認します。 |
LTE が唯一の WAN インターフェイスである既存フィールド展開で、ISR へのローカルまたはアウトオブバンドの管理アクセスが存在しない場合、Cisco IOS の組み込みイベント マネージャ(EEM)スクリプトを使用した自動アップグレード方法が推奨されています。EEM スクリプトはファームウェアをアップグレードし、新しいファームウェア リリースと互換性のある IOS ソフトウェア イメージを ISR にリロードします。
ステップ 1 通信事業者の最新の認定ファームウェアをダウンロードするには、次のシスコの Web ページにアクセスしてください:
http://software.cisco.com/download/navigator.html
(注) リモート ダウンロードの場合、4G ワイヤレス リンクを使用して、Cisco.com からフラッシュ上に転送できます。インターフェイスおよびダイヤラを再度アップ状態にするには、外部ダイヤラおよび固定ダイヤラを設定する必要があります。
ステップ 2 このページで、次のオプションから選択します。
[Products] -> [Cisco Interfaces and Modules] -> [Cisco High-Speed WAN Interface Cards]
ステップ 3 [Cisco High-Speed WAN interface Cards] をクリックして選択すると、使用できるカードが図 4 のように 3 列目に表示されます。3 列目でご使用の製品を選択し、適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。
ステップ 4 3 列目で製品を選択し、ルータのフラッシュ メモリに適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。
ステップ 5 実行コンフィギュレーションから、 boot system flash: コマンドをすべて削除します。
ステップ 8 ルータに EEM スクリプトをインストールします。
Cisco ワイヤレス WAN ソフトウェアのダウンロード ページにアクセスできます。Cisco 4G のファームウェアを選択します。 (注) この Web サイトは、登録済みの Cisco.com ユーザのみが使用できます。 |
||
このページで、次のオプションから選択します。 |
[Cisco High-Speed WAN interface Cards] を選択すると、使用できるカードが図 4 のように 3 列目に表示されます。3 列目でご使用の製品を選択し、適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。 |
|
no boot system flash: filename Device(config)# no boot system flash:cxxx-universalk9-mz.SPA.152-4.M2 |
グローバル コンフィギュレーション モードで、実行コンフィギュレーションから boot system flash: コマンドをすべて削除します。 |
|
ご使用のモデムの EEM Script 1 と EEM Script 2 をコピーし(この項の続く部分を参照してください)、このテキストをルータの実行コンフィギュレーションにペーストします。 |
(注) この EEM は、ISR が最初に LTE 用 IOS 暫定イメージを実行すると仮定して作成されています。ルータが IOS 15.2(4)M2 を実行している場合、実行前にスクリプトの次の行を置き換えてください。 | |
(注) スクリプトの各行が正常に登録されたことを確認します。 |
一部の Cisco 4G LTE WWAN EHWIC と 819 ISR では、次の簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)MIB がサポートされています。
CISCO-WAN-3G-MIB では、次のテーブルとサブ テーブルが 3G および LTE テクノロジー向けにサポートされています。
http://www.cisco.com/go/mibs の Cisco MIB Locator から MIB をダウンロードできます。
このセクションは、Cisco 4G-LTE ワイヤレス WAN EHWIC のトラブルシューティングのために必要なバックグラウンド情報および使用可能なリソースについて説明します。
LED の説明については、『 Cisco 4G LTE Wireless WAN EHWIC 』を参照してください。
• 「統合モデム DM ロギングを使用したモデムのトラブルシューティング」
• 「700 MHz の帯域で運用する北米向け通信事業者のモデム設定」
ステップ 2 ping に失敗した場合、次の debug および show コマンドを使用してこの失敗をデバッグします。
ステップ 3 これらのコマンドの出力を保存し、システム管理者に問い合わせます。
Received Signal Strength Indication(RSSI)レベルが非常に低い場合(たとえば、 -110 dBm 未満の場合)、次の手順に従います。
ステップ 2 リモート アンテナを使用している場合、アンテナ クレードルを移動して RSSI が改善されたかどうかを確認します。
ステップ 3 ワイヤレス サービス プロバイダーに問い合わせて、ユーザのいるエリアにサービス アベイラビリティがあるかどうかを確認します。
次に、アンテナが取り外され、モデム データ プロファイルが作成されていないシナリオの show cellular all コマンドの出力例を示します。ここでのエラーは、 >>>>>>> で強調表示されています。
次に、CHAT スクリプトを使用してコールが設定されている場合の出力例を示します。ネットワークから受信した IP アドレスが表示されます。コール設定が正常に行われ、データ パスが開いています。
Cisco IOS リリース 15.2(4)M2 および Cisco IOS リリース 15.3(1)T の 3G および 4G の有用性強化の一貫として、DM ログ収集が Cisco IOS に統合され、外部 PC の必要性がなくなり、DM ログ収集プロセスがシンプルになりました。コントローラ セルラー コンフィギュレーション モードで lte modem dm-log コマンドを使用して、統合 DM ロギングがモデム上のトラフィックをモニタするよう設定できます。統合 DM ロギングのパラメータの詳細については、『 Cisco 3G and 4G Serviceability Enhancement User Guide 』を参照してください。
北米での HWIC-3G 構成の場合、および 700 MHz の帯域で運用する通信事業者の場合、ネットワーク接続時間が長くならないようにモデム設定を次のように変更する必要があります。
show cellular x/x/x all コマンドの出力は次のことを示します。
• LTE Technology Preference = No preference specified (AUTO)
表 3 に、この機能のリリース履歴を示します。
プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
(注) 表 3 は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
Cisco 4G LTE WWAN EHWIC(Verizon Wireless ネットワーク用の EHWIC-4G-LTE-V)は、4G LTE セルラーおよび 3G セルラー ネットワークをサポートします。4G-LTE モバイル仕様では、マルチメガビットの帯域幅、より効率的な無線ネットワークの使用、遅延の減少、改善されたモビリティが提供されます。 この機能は、Cisco ISR G2 モジュラ プラットフォームに導入されました。 • Under controller cellular unit : default lte , lte event , lte radio , lte sim , no lte |
||
バグ修正 次の URL から、『 Release Notes for Cisco 4G LTE Wireless WAN EHWIC 1.0 』を参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/docs/routers/access/interfaces/Release/Notes/RN_MM4G3GWAN.pdf |
||
この機能は、Cisco 819HG-4G と Cisco 819G-4G LTE ISR でサポートされています。 次の 4G LTE WWAN EHWIC がリリースされました。 • EHWIC-4G-LTE-A:AT&T ワイヤレス ネットワークに対する専用マルチモード LTE。 • EHWIC-4G-LTE-G:グローバル ワイヤレス ネットワークに対する専用マルチモード LTE。 Multimode LTE EHWIC は、HSPA+、HSPA、UMTS、EDGE、および GPRS と下位互換性があります。この機能は、Cisco ISR G2 モジュラ プラットフォームに導入されました。 |
||
Cisco 819HG-4G および Cisco 819G-4G LTE ISR および 4G LTE EHWIC MC77xx モデムは、次の機能をサポートしています。 • アクティブおよびパッシブ アンテナ ベースのグローバル ポジショニング システム(GPS)。 • 4G ショート メッセージ サービス(SMS)機能(SMS メッセージの受信、送信、アーカイブ、削除) 次のコマンドが導入または変更されました。 cellular lte profile 、 cellular lte sms delete、cellular lte sms send 、 cellular lte sms view 、 debug cellular messages 、 debug cellular messages sms 、 lte failovertimer 、 lte gps enable、lte gps mode standalone 、 lte gps nmea 、 lte sim authenticate 、lte sim max-retry、 lte sim primary 、 lte sim profile 、 lte sms archive path 、 show cellular gps 、 show cellular sms 。 |