概要
このドキュメントでは、AireOS WLCがAPアソシエーション/アソシエーション解除のために送信するSNMP(Simple Network Manager Protocol)トラップについて説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- ワイヤレス LAN コントローラ(WLC)
- アクセスポイント(AP)
- SNMP(Simple Network Manager Protocol)
使用するコンポーネント
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。ネットワークが稼働中の場合は、すべてのステップの潜在的な影響を確実に理解してください。
背景説明
APの解離/関連付けイベントごとに、WLCは次のオブジェクト識別子(OID)を持つSNMPトラップを送信する必要があります。
解離トラップ(可変結合)
1.3.6.1.2.1.1.3.0 (sysUpTime) < – 最初の変数バインディングとしてトラップに含まれる
1.3.6.1.6.3.1.1.4.1 (snmpTrapOID) <— 2番目の変数バインディング(この値は別のOIDで、APの分離イベントを示します)
1.3.6.1.4.1.14179.2.6.3.8 (bsnAPDisassociated) < – イベントを示すOID
1.3.6.1.4.1.14179.2.6.2.20 (bsnAPMacAddrTrapVariable) < – トラップコンポーネント、APのベース無線MAC(Media Access Control)アドレス
1.3.6.1.4.1.14179.2.2.1.1.3 (bsnAPName) < – トラップコンポーネント
Management Information Base(MIB): AIRESPACE-WIRELESS-MIB(sysUpTimeおよびsnmpTrapOIDを除くすべてのOID):
関連付けトラップ(変数バインディング)
1.3.6.1.2.1.1.3.0 (sysUpTime) < – 最初の変数バインディングとしてトラップに含まれる
1.3.6.1.6.3.1.1.4.1 (snmpTrapOID) <— 2番目の変数バインディング(この値は別のOIDで、APアソシエーションイベントを示します)
1.3.6.1.4.1.9.9.513.0.4(ciscoLwappApAssociated) <:イベントを示すOID
1.3.6.1.4.1.9.9.513.1.1.1.1.5 (cLApName) < – トラップコンポーネント、AP名
1.3.6.1.4.1.9.9.513.1.1.1.1.16 (cLApLastRebootReason) < – トラップコンポーネント(基本的にAPが以前に切断された理由)
1.3.6.1.4.1.9.9.513.1.1.1.1.36 (cLApDataEncryptionStatus) < – トラップコンポーネント
MIB:CISCO-LWAPP-AP-MIB(sysUpTimeおよびsnmpTrapOIDを除くすべてのOID)。
AirOS WLCでのAPアソシエーション/アソシエーション解除のためのSNMPトラップ
コンフィギュレーション
トラップ制御の設定は、WLCのGUIでAPレジスター制御を使用して設定できます([Management] > [SNMP] > [Trap Controls] > [AP] > [AP Register])。 このコマンドはデフォルトで有効になっています。また、WLCでは、GUIでもトラップレシーバを設定([Management] > [SNMP] > [Trap Receivers])する必要があります。
APの関連付けと分離を確認します。
1.トラップログ
WLCでのshow traplogの出力には、次に示すように、各イベントのメッセージに加えて、関連トラップと関連付け解除トラップの両方のカウンタが表示されます。
(Cisco Controller) >show trap log
AP Traps Statistics
AP Associated Traps ............... 1
AP Disassociated Traps ............ 1
23 Fri Jun 14 23:32:22 2019 AP 'torres-3802', MAC: 40:01:7a:73:fd:c0 disassoc
iated previously due to AP Reset. Uptime: 0 days,
00 h 02 m 05 s . Reason: controller reboot comman
d.
24 Fri Jun 14 23:29:32 2019 AP Disassociated. Base Radio MAC:40:01:7a:73:fd:c
0 ApName - torres-3802
2.パケットキャプチャ
図に示すように、パケットキャプチャに関連付け解除が表示されます。
1.3.6.1.4.1.14179.2.6.3.8は、APが切断されたことを示すOIDで、その後にAPのベース無線MAC(40:01:7a:73:fd:c0)を持つbsnAPMAPMAPMacacAddrAddrTrapTrapTrapVariableVariableのののののののののののですbsnAPNameとAP名の組み合わせ(torres-3802は16進数値から変換されます)。
図に示すように、パケットキャプチャに関連付けが表示されます。
1.3.6.1.4.1.9.9.513.0.4 は、APがWLCに接続し、その後にcLApNameのインスタンス(torres-3802は16進数値から変換されます)とcLApLastReboot Reasonのののインスタンス(この番号はです4)をクリックします。
SNMPパケットには、次のWiresharkフィルタを使用できます。
- snmp.value.oid == 1.3.6.1.4.1.14179.2.6.3.8
- snmp.value.oid == 1.3.6.1.4.1.9.9.513.0.4
- (snmp.value.oid == 1.3.6.1.4.1.14179.2.6.3.8またはsnmp.value.oid == 1.3.6.1.4.1.9.9.513.0.4)およびsnmp.value.octets == "<AP name>"