概要
このドキュメントでは、StarOS(アグリゲーションサービスルータ(ASR)5500、QvPC - SIおよびQvPC-DI製品)でdiameterルートが失敗したシナリオについて説明します。
著者:Cisco TACエンジニア、Jean SmetzおよびDennis Lanov
問題
次のログがMMEで報告されます。
[mme-app 147036 error] [3/1/11383 <sessmgr:30> e_attach_proc.c:3390] [callid 0000000] [context: mme, contextID: 2]
[software internal user syslog] imsi 012341234567890, procedure MME Attach procedure , Error sending HSS-S6a message.
解決方法
選択したルートで障害が発生すると(Tx-timeoutなど)、そのルートの障害の数が増加します。障害の数が設定済みの「route-failure threshold <>」に達すると、そのルートはFAILEDと見なされます。
- メッセージをルーティングするためにroute-lookupを実行している間、失敗したルートは無視されません。「使用可能」ルートには、「失敗」ルートよりも高い優先順位が与えられます。「使用可能」ルートがない場合、「失敗」ルートが選択されます。
- 障害が発生したルートは、障害が発生するまでmax-deadtimeになります。deadルートリカバリの時間を設定するには、エンドポイント設定で「route-failure deadtime <>」を使用します。デフォルトでは、60秒に設定されています。
- コマンドdiameter reset route failureを使用して、障害が発生したルートを強制的にリセットできます。
diameterピアの下でdiameterルート障害が発生した場合は、ルート障害デッドタイム値を設定し、一定時間後(秒単位で設定した値)に自動的にクリアすることを推奨します。 「route-failure deadtime」は、ルートのFAILEDステータスを保持する時間を設定します。この時間が経過すると、ステータスが[AVAILABLE]に変わります。
configure
context <context_name >
diameter endpoint <endpoint_name>
route-failure deadtime 86400
CLIの詳細については、コマンド・ライン・インターフェイス・リファレンスを参照してください。