はじめに
このドキュメントでは、Cisco IOS® リリース 15.2(2)JB 自律コードを実行する Cisco アクセス ポイント(AP)を使用して基本的な無線 LAN(WLAN)接続をセットアップする方法を説明します。
前提条件
要件
この設定を開始する前に、次の項目に関する基本的な知識を得ておくことを推奨します。
- ワイヤレス無線周波数(RF)テクノロジー
- Cisco AP アクセス
このドキュメントでは、PC またはラップトップ コンピュータ用の無線クライアント カードのドライバがすでにインストールされていることを前提としています。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.2(2)JB が稼働する Aironet 1040 シリーズ AP に基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
設定
ここでは、GUI を使用して AP を設定する方法について説明します。
GUI を使用して AP にアクセスする方法は 2 つあります。
- デバイスに IP アドレスを割り当ててから、GUI でアクセスする。
- DHCP で IP アドレスを取得する。
手順
IP アドレスの設定後に、ブラウザから AP にアクセスして AP を設定できます。
次のステップを実行します。
- GUI を使用して AP にアクセスして [Summary Status] ウィンドウを表示するため、次の手順を実行します。
- Web ブラウザを開き、アドレス行に AP の IP アドレスを入力します。
- [Username ] と [Password] を入力します。デフォルトのユーザ名とパスワードはどちらも Cisco です。
[Summary Status] ウィンドウが次のように表示されます。
- 左側の [Easy Setup] をクリックし、[Network Configuration] をクリックします。
[Express Setup] ウィンドウが表示されます。このウィンドウを使用して、無線接続を確立するために必要な基本的なパラメータのいくつかを設定できます。次に例を示します。
- [Easy Setup] ウィンドウで次の設定パラメータを入力します。
- AP の [Host Name]
- AP の [IP Address] 設定(IP アドレスがスタティック アドレスの場合)
- [Default Gateway]
- [Username] と [Password]
- Radio 2.4GHz と Radio 5GHz の両方の [SSID](サービス セット識別子)
- SSID の [Security] 設定およびその他の特定のパラメータ
ヒント:Easy Setupでは、APをリブートするか、またはAPの設定を工場出荷時の状態にリセットできます。
次にウィンドウの例を示します。
- [Apply] をクリックして、同一ページの特定セクションの変更内容を保存します。
- [Network Interface Summary] を表示するため、[Network] > [Network Interface] > [Summary] に移動します。
- GigabitEthernet ポート、Radio 2.4GHz と Radio 5GHz の設定を表示または編集するため、[Network Interface] セクションに移動します。
次にスクリーンショットを示します。
- [Association] タブをクリックして、クライアントの関連付けを確認します。
- Autonomous AP は、無線ドメイン サービス(WDS)に使用できます。[Wireless] タブをクリックして、WDS 設定を設定または表示します。
- 次の AP パラメータを設定するため、[Security] タブをクリックします。
- [Admin Access]:ユーザ名とパスワードを設定し、ローカル サーバまたは認証サーバを使用します。
- [Encryption Manager]:無線の暗号化を設定します。
- [SSID Manager]:SSID を設定します。
- [Server Manager]:RADIUS サーバを追加します。
- [AP Authentication]:AP に証明書を使用します。
- [Intrusion Detection]:管理フレーム保護を設定します。
- [Local RADIUS Server]:AP を RADIUS サーバとして設定します。
- [Advance Security]:MAC アドレスまたはアクセス コントロール リストを使用して MAC アドレス認証を設定します。
次にスクリーンショットを示します。
- [Services] タブでは、Telnet、セキュア シェル(SSH)、Cisco Discovery Protocol(CDP)など、AP に使用できるサービスを設定できます。
- AP ソフトウェアのバージョンを確認するか、または AP をアップグレードするには、AP の [Software] タブをクリックします。
確認
設定が完了してプロファイルを有効にすると、クライアント アダプタが AP に接続します。
次にイベント ログの例を示します。イベント ログには [Event Log] タブからアクセスします。
必要なコンテンツを表示するためにイベント ログを変更できます。左側のナビゲーション ウィンドウにある [Configuration Options] を使用して、設定を変更します。
この画面では、AP GUI からの ping の実行、設定の保存、ログアウトもできます。
トラブルシュート
現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。