はじめに
このドキュメントでは、Webex Calling で確認された、登録済みの FAX デバイスが 488「Not Acceptable Here(受け取り不可)」 を受信する問題の解決策について説明します。
前提条件
要件
Control Hub での管理者アクセス
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
- Webex Calling
- Control Hub
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
問題
FAX デバイスと Webex クラウドの間で T.38 プロトコルのネゴシエーションが行われないため、FAX コールは機能しません。このシナリオでは、スイッチオーバーが T.38 モードをネゴシエーションするための再 INVITE への応答として、Webex Calling によって 488「Not Acceptable Here(応答不可)」が生成されます。
注:このドキュメントでは、デバイスの Control Hub で T.38 モードがすでに設定されていることを前提としています。
コールメッセージフロー
解決方法
ステップ 1:Control Hub で、[管理(Management)] に移動します。
ステップ 2:[ワークスペース(Workspace)] タブまたは [ユーザー(User)] タブを選択します。どちらを選択するかは、FAX デバイスを割り当てたオプションによって異なります。
ステップ 3:FAX デバイスを割り当てたワークスペースまたはユーザーを選択します。
ステップ 4:[Calling] タブを選択します。
[Calling] タブの選択
ステップ 5:下にスクロールして、[コールエクスペリエンス(Call Experience)] を選択します。
[コールエクスペリエンス(Call Experience)] オプション
手順 6:[圧縮オプション(Compression options)] で、[通常圧縮(Normal compression)] を選択します。
[通常圧縮(Normal Compression)] 設定
手順 7:FAX デバイスと FAX マシンを再起動して、Webex クラウドに登録されている FAX デバイスの設定ファイルで変更が更新されていることを確認します。
関連情報