この記事は、Cisco TelePresence Video Communication Server Expressway に関連しています。
A.トラバーサルコールは、VCSがメディアとシグナリングを受け取るコールです。通常、VCS Expresswayは、コールをルーティングするためにトラバーサルコールライセンスを必要とします。これは、VCS Expresswayに直接登録されたデバイス間のコールに対しても必要です。これは、ファイアウォールの背後にあるエンドポイントでは、メディアがコールのエンドポイント間でルーティング可能であることを保証するために、VCS Expresswayがメディアを送受信する必要があるためです。
VCS Expresswayを通過するコールがローカル(非トラバーサル)コールとして分類される唯一の状況は、次のとおりです。
SIPからH.323へのインターワーキングは不要で、
IPv4からIPv6へのインターワーキングは必要なく、
コールがVCS Expresswayからトラバーサルゾーンを経由してルーティングされていない。
どちらのエンドポイントもトラバーサルが有効ではない(つまり、エンドポイントがAssentまたはH.460.18/19に登録されておらず、どちらのエンドポイントもAssentまたはH.460.18/19を要求するコールを発信していない)
コールの送信元と送信先:
ワイドエリアネットワークに直接接続されたエンドポイントまたはネイバーゾーン、または
ビデオコールをサポートするSIPまたはH.323アプリケーションレベルゲートウェイ(ALG)を備えたファイアウォールの背後にあるエンドポイントまたはネイバーゾーン(エンドポイントがワイドエリアネットワークに直接接続されているように見える)
ローカルに登録されたICE対応エンドポイント(VCSバージョンX5以降を使用している場合)
注:ファイアウォールトラバーサルを支援するために、すべてのTANDBERGエンドポイントがトラバーサル有効になっているため、コールに関係するエンドポイントの少なくとも1つがTANDBERGエンドポイントの場合は常にトラバーサルライセンスが必要です。
注:VCS Expressway上の非トラバーサルコールは、使用できる非トラバーサルコールライセンスがない場合(VCSバージョンX5以降を使用している場合)は、トラバーサルライセンスを消費します。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
23-Apr-2015 |
初版 |