このドキュメントでは、クライアントで常設チャット機能を設定した後に、Jabber Windows 10.5 上に [Chat Rooms] アイコンが表示されない場合の解決方法について説明します。
常設チャット ルームは、一時的なインスタント メッセージング セッションのようにすべてのユーザがルームを退出して終了しなかった場合でも、そのまま残っている永続的なインスタント メッセージング セッションです。この目的は、ユーザが後で常設チャット ルームに戻り、協力して特定のトピックに関する知識を共有したり、そのトピックに関する発言のアーカイブを検索したり(この機能が Cisco Unified Presence 上で有効になっている場合)、そのトピックのディスカッションにリアルタイムで参加したりできるようにすることです。
Cisco Unified Presence サーバの管理に関する基本的な知識を持っている必要があります。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
Cisco Jabber for Windows 10.5 は、チャット ルームを作成して、他のユーザをそのルームに招待するために使用できます。この機能は、Cisco Unified Presence サーバの常設チャット機能が有効になっている場合にのみ動作します。プレゼンス サーバを常設チャット用に設定する方法については、「関連情報」の項で外部データベース セットアップ ガイドを参照してください。
サーバ側の設定が完了したら、クライアントの常設チャットを有効にするために、次のパラメータを jabber-config.xml ファイルに追加する必要があります。その後で、このファイルを TFTP サービスがアクティブで稼働中の CUCM サーバ ノードにアップロードする必要があります。
true
次の図に示すように、[チャットルーム]アイコンはクライアントの左側のハブにあります。新しいルームを作成するには、[ファイル] > [新規作成] > [チャットルーム]を選択します。
ただし、クライアントが正常にファイルをダウンロードして解析した後でも、ユーザ インターフェイス上に [Chat Rooms] アイコンが表示されない場合があります。
IM and Presence サーバの XCP Text Conference Manager サービスが常設チャット ルームの管理を担当します。このサービスが [Deactivated] かつ [Not Running] の場合は、前述したように、その機能が有効になっていても、クライアントはルームを作成することができません。
IM and Presence サーバで、[Cisco Unified Serviceability] > [Tools] > [Service Activation] の順に選択して、サービスが [Activated] かつ [Running] であるかどうかを確認します。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
18-Dec-2014 |
初版 |