このドキュメントでは、Cisco Jabber for Windows バージョン 9.2.1 で新しく導入された電話専用モードの概要を説明し、電話専用モードでクライアントを導入するための設定手順を説明します。
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
このドキュメントの情報は、Cisco Jabber for Windows バージョン 9.2.1 に基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
Cisco Jabber for Windows バージョン 9.2.1 では、クライアントを電話専用モードで導入できるようになっています。この場合、クライアント認証は直接 CUCM で行われます。このモードでは、プレゼンスやインスタント メッセージ(IM)の機能を使用せずに、音声機能またはビデオ機能を使用してプロビジョニングします。 したがって、電話専用モードの Jabber クライアントを導入するタイミングを決定し、影響を受ける機能および完全な IM 機能を復元するために使用するプロセスを理解することが重要です。
Jabber for Windows を電話専用モードで導入するには、以下の CLI コマンドでブートストラップを使用してインストールする必要があります。
msiexec.exe /i CiscoJabberSetup.msi CLEAR=1
PRODUCT_MODE=Phone_Mode TFTP=1.2.3.4 LANGUAGE=1033 /quiet
msiexec.exe /i CiscoJabberSetup.msi CLEAR=1
TYPE=WebEx SSO_ORG_DOMAIN=domain.com /quiet
留意すべき重要な注意点は、次のとおりです。
Jabber for Windows が現在電話専用モードで導入されているかどうかを確認するには、接続設定を目視検査する、または Jabber 問題レポートのログを検索するという 2 つの方法を使用できます。
左側の図では、Jabber は完全な Unified Communications(UC)IM and Presence モードになっています。[Server type]を選択して、サーバのログイン情報を入力できます。
右側の図では、Jabber は電話専用モードになっていて、[Phone settings]のみが使用可能です。
問題レポートのログを検索すると、Phone_Mode の値が ProductMode に設定されているブートストラップ ファイルが見つかります。これは、クライアントが電話専用モードでオンラインになることを意味します。
完全な UC IM and Presence を Jabber for Windows に復元するには、以下の手順に従います。