概要
このドキュメントでは、モバイルおよびリモート アクセス(MRA)ライセンス キーの要件を説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識が推奨されます。
- Expressway シリーズおよび Video Communication Server(VCS)シリーズのアプリケーション。
- 正常にインストールされた VCS シリーズまたは Expressway シリーズ サーバ、および Web インターフェイスまたはコマンド ライン インターフェイス(CLI)からアクセスできる適用済みの有効な IP アドレス。
- デバイス アプリケーションのシリアル番号に有効な任意のオプションキーまたはリリース キーが記載された、ライセンス E メールの申し込みと受け取り。
- 管理者アカウントでの Web インターフェイスへのアクセス。
- 「WebインターフェイスおよびCLIによるVCSオプションキーのインストールの設定例」を確認
- VCS オプション キーのインストール
- 「WebインターフェイスおよびCLIによるVCSリリースキーのインストールの設定例」を確認
- VCS リリース キーのインストール
- 「WebインターフェイスとCLIによるCisco Expresswayシリーズリリースキーのインストールの設定例」を確認
- Expressway シリーズのリリース キーのインストール
- 「WebインターフェイスとCLIによるExpresswayシリーズオプションキーのインストールの設定例」を確認
- Expressway シリーズのオプション キーのインストール
注:VCS インストレーション ガイドは、以下をご覧ください。VCS インストレーション ガイド
注:Expressway シリーズのインストレーション ガイドは、以下をご覧ください。Expressway シリーズ インストレーション ガイド
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアのバージョンに基づいています。
- Cisco VCSシリーズバージョンX8.1以降
- Expressway シリーズ バージョン X8.1 以上。
- PuTTY(端末エミュレーション ソフトウェア)
- または、Secure CRT や TeraTerm などのセキュア シェル(SSH)をサポートしている任意の端末エミュレーション ソフトウェアを使用することもできます。
- オプション キーまたはリリース キーが記載されたライセンス E メール。
- Firefox、Internet Explorer、Chrome などの Web ブラウザ。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
設定
ネットワーク図
図に示すように、デュアルNIC VCSシリーズまたはExpresswayシリーズの導入を推奨します。
注:Video Communication Server(VCS)の導入の詳細については、次を参照してください(Pg. 63-72)。導入シナリオ
設定
次の Web インターフェイス サンプル ビデオで、このドキュメントを補強できます。
VCSリリースキーのインストール
VCSオプションキーのインストール
Expresswayリリースキーのインストール
Expresswayオプションキーのインストール
必須キー
Video Communication Server:Control または Expressway Core
- コントロール用の X.8 VCS リリース キー
- Expressway Core 用の LIC-EXP-SERIES
Video Communication Server:Expressway または Expressway Edge
- VCS Expressway 用の X.8 VCS リリース キー
- Expressway Edge 用の LIC-EXP-SERIES
- LIC-VCSE-E
オプション キー
Video Communication Server:Control または Expressway Core
Video Communication Server:Expressway または Expressway Edge
- LIC-EXP-RMS
- LIC-VCS-DI /LIC-EXP-AN(推奨)
- LIC-EXP-TURN
- LIC-EXP-GWY
キーの説明
X.8 Video Communication Server リリース キー |
Cisco Video Communication Server のアクティブ化 |
LIC-EXP-SERIES |
Expressway シリーズの有効化 |
LIC-VCSE-E |
Expressway-E 機能セットの有効化 |
**LIC-VCS-DI/LIC-EXP-AN |
Expressway-Edge のデュアル NIC インターフェイスの有効化 |
**LIC-EXP-RMS |
Cisco Unified Communications Manager に登録されていないエンドポイントやアプリケーションとの同時コールに必要です。たとえば、企業間通話、Cisco Collaboration Meeting Room、Cisco Jabber Guest、およびインターワーキング コール(H.323 から SIP、H.264 AVC から H.264 SVC)などです。 |
**LIC-EXP-TURN |
TURN リレー オプションの有効化 |
**LIC-EXP-GWY |
インターネットワーキング ゲートウェイ機能(H323-SIP)の有効化 |
注:モバイルおよびリモートアクセス機能に不要であることを示す
確認
ここでは、設定が正常に機能しているかどうかを確認します。
必須の MRA オプションおよびリリース キーを VCS シリーズのデバイスまたは Expressway シリーズのデバイスに追加します。[Maintenance] > [Option Keys] に移動し、[Option keys] セクションに表示されているキーをメモします。
注:VCS シリーズの場合は、「Web インターフェイスおよび CLI による VCS オプション キーのインストールの設定例」および「VCS オプション キーのインストール」を確認してください。
また、「WebインターフェイスとCLIによるVCSリリースキーのインストールの設定例」および「VCSリリースキーのインストール」を確認してください。
または、Expressway シリーズの場合は、「Web インターフェイスおよび CLI による Cisco Expressway シリーズ リリース キーのインストールの設定例」、「Expressway シリーズのリリース キーのインストール 」、「Web インターフェイスおよび CLI による Expressway シリーズ オプション キーのインストールの設定例」、「Expressway シリーズのオプション キーのインストール」を確認してください。
注:この例では、Expressway シリーズの Core および Edge デバイスを示しています。
Expressway-C
Expressway-E
注:Expressway シリーズ キー LIC-EXP-SERIES の追加には、Expressway シリーズ デバイスの RESTART が必要です。
トラブルシュート
ここでは、設定のトラブルシューティングに使用できる情報を示します。
リリース キーを Cisco VCS シリーズまたは Expressway シリーズにインストールする場合には、問題は発生しません。オプション キーをデバイスの [Release key] フィールドに入力するか、またはアップグレード時にオプション キーを入力することが、失敗の最も一般的な原因です。オプション キーを [Release Key] フィールドに入力すると、エラーが発生します。
VCS シリーズまたは Expressway シリーズは、[Release key] フィールドに任意の値を受け入れます。誤った値を指定してデバイスを再起動すると、「無効なリリース キー」というエラーを受け取ります。
確認が推奨されているガイドやこのガイドの「要件」セクションに示されている方法でリリース キーをインストールし、この条件を訂正してください。
その他のタイプの障害については、Cisco TAC にお問い合わせください。