音声VLANは、VoIP機器または電話からのトラフィックが特定のVLANに割り当てられている場合に使用されます。スイッチは、音声トラフィックを自動的に検出し、ポートメンバを音声VLANに追加し、それぞれのQoS(Quality of Service)パラメータを音声VLANから音声トラフィックに割り当てることができます。この記事では、Cisco Business 250または350シリーズスイッチで音声VLANを設定する方法について説明します。
注:スイッチのデフォルトVLAN(デフォルトではVLAN 1)は音声VLANとして機能できません。新しいVLANを作成する必要があります。
ステップ1:Web設定ユーティリティにログインし、[VLAN Management] > [Voice VLAN] > [Properties]を選択します。
[プロパティ]ページが開きます。
ステップ2:[Voice VLAN ID]フィールドに、音声VLANに割り当てられたVLAN IDを入力します。
ステップ3:[CoS/802.1p]ドロップダウンリストで、サービスクラスIDを選択します。このIDは、音声VLANに使用するCoS/802.1pネットワークポリシーをLink Layer Discovery Protocol(LLDP)メディアエンドポイント検出プロトコル(LLDP-MED)に通知します。
ステップ4:[DSCP]ドロップダウンリストで、LLDPのDiffServコードポイント(DSCP)ID番号を選択します。この値は、音声ネットワークポリシーとして使用するDSCPをLLDP-MEDに通知します。
ステップ5:[Dynamic Voice VLAN Settings]領域の[Dynamic Voice VLAN]フィールドで、次のいずれかのオプションボタンをクリックします。
注:[Enable Auto Voice VLAN]を選択しない場合は、ステップ7に進みます。
ステップ6:[Auto Voice VLAN Activation]で、次のいずれかのオプションボタンをクリックします。
ステップ7:[適用]をクリックして変更を保存するか、[キャンセル]をクリックして変更を破棄します。
これで、Cisco Business 250または350シリーズスイッチで音声VLANを設定する手順が正しく学習されました。