このドキュメントでは、Unified Computing System Manager(UCSM)との C シリーズ統合について説明します。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントに必要なコンポーネントのリストを以下に示します。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
C シリーズ統合は、スタンドアロン C シリーズ サーバを UCSM に追加するプロセスを意味し、ブレードのようにそれらのサーバの管理を可能にします。統合すると、サーバ上で UCSM のすべての機能を使用できます。
このプロセスを開始する前に、C シリーズ サーバ上の Cisco Integrated Management Controller(CIMC)をデフォルトにリセットします。すでに設定されていた場合は、UCSM に正しく参加しません。
物理的な接続をセットアップするために、次の手順を実行します。FEX の任意のポートを使用できます。
完了したら、次の図のようになるはずです。
複数のサーバを統合する場合の図については、『Cisco UCS C シリーズ サーバと Cisco UCS Manager 2.1 との統合』の「デュアルワイヤ管理の設定」の項を参照してください。
この時点で、FI ポートがサーバ ポートとして設定されており、FEX で検出できることを確認する必要があります。FEX を独自のシャーシと見なし、ラックマウント サーバをブレードと見なします。
次の点に留意してください。
Delmar(リリース 2.1(1a))C シリーズ統合には、いくつかの新しい機能が追加されました。ただし、リリース 2.0(1) から 2.0(2) リリースに移行する場合と違って、以前の C シリーズ統合導入との完全な下位互換性があります。
リリース 2.1(1a) で、Cisco Unified Computing System(UCS)仮想インターフェイス カード(VIC)1225(C シリーズ用 Cisco VIC の第 2 世代)のサポートが導入されました。VIC 1225 は、シングルワイヤ管理とデュアルワイヤ管理の 2 つのモードで動作します。選択したモードに関係なく、1225 を使用するには、リリース 2.1 が必要です。
シングルワイヤ管理を使用する場合は、1 本ずつのケーブルを C シリーズ サーバから各 FEX に接続する必要があるだけです。この単一リンクが管理とデータ共有に使用されます。これにより、1 つの 2232 FEX ペア上のサーバ密度が 16 台のサーバから 32 台のサーバに増加します。
要件
詳細については、『Cisco UCS C シリーズ サーバと Cisco UCS Manager 2.1 との統合』の「シングルワイヤ管理の設定」の項を参照してください。
配線
次の図のように VIC 1225 と FEX を接続する必要があります(例では C22 を使用)。
この時点で、前の項と同じ手順を実行する必要があります(C シリーズがデフォルトにリセットされており、FEX ポートがサーバ ポートとして設定されていることを確認します)。
サポートされているすべてのサーバの配線例については、『Cisco UCS C シリーズ サーバと Cisco UCS Manager 2.1 との統合』の「シングルワイヤ管理の設定」の項を参照してください。
このドキュメントの後半では、シングルワイヤ管理とデュアルワイヤ管理の違いはありません。
このモードでは、VIC 1225 が他の 10 GB カードと同様に使用され、サーバはこのドキュメントの最初の項に記載されているように配線されます。統合に 1225 を使用するには、リリース 2.1(1a) 以降を実行する必要があります。リリース 2.1(1a) もリリース 2.0(2) 以降からの C シリーズ統合を完全にサポートし、前述したように、同じセットアップ/設定に従います。
ここでは、設定が正常に機能しているかどうかを確認します。
サーバにアクセスするために使用する CLI コマンドを以下に示します。
scope server x/y
scope server z
ラックマウント サーバは、show chassis inventory コマンドでは表示されません。ただし、show server inventory コマンドでは通常どおり表示されます。前と同様に、サーバ番号しか表示されません。
Server 2:
Name:
Model: R250-2480805W
Acknowledged Vendor: Cisco Systems Inc
Acknowledged Serial (SN): PGS142600C1
Acknowledged Revision: 0
Acknowledged Product Name: Cisco UCS C250 M2
Acknowledged PID: R250-2480805W
Acknowledged VID: V01
AG では、rack-unit-z の識別子で表示されます。ここで、z はサーバ番号です。
[INFO][0xac05ebb0][Jun 7 05:27:30.697][app_sam_dme:checkCompu] server assigned
dn: sys/rack-unit-2
リリース 2.0(2) 以前は、プロセス(およびサポートされる FEX)が若干異なります。下位互換性がないことに注意してください。リリース 2.0(2) より前に統合して、リリース 2.0(2) にアップグレードする場合は、システム全体を変更する必要があります。このドキュメントでは、使用されなくなったこの統合方法については説明しません。
この項では、設定のトラブルシューティングについて説明します。
UCSM から C シリーズ サーバを削除して、スタンドアロンとして設定する必要がある場合は、次の手順を実行します。
正しいコード リリースを検索するには、次の 2 段階プロセスを使用する必要があります。
「Cisco Unified Computing System テクニカル リファレンス」ページで、両方の関連文書を参照することができます。
正しいコード リリースを検索するには、次の手順を実行します。
統合された C シリーズ サーバを交換するには、次の手順を実行します。
検出をトラブルシューティングするには、次の手順を実行します。
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
26-Nov-2013 |
初版 |