このドキュメントでは、Cisco Unified Computing System(UCS)C シリーズ ラック サーバでシスコ仮想インターフェイス カード(VIC)アダプタを使用する際に、VMware ESX と Microsoft Windows Server バージョン 2008 または 2012 で使用可能な接続オプションについて説明します。
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
このセクションでは、VIC スイッチンに関する一般的な情報についてのみ説明します。
VIC カードは外部向けに 2 つのポートのみを装備しています。これらは、サーバにインストールされるオペレーティング システム(OS)には表示されず、上流に位置するスイッチに接続するために使用されます。VIC は 802.1p ヘッダーでパケットを必ずタグ付けします。アップストリーム スイッチポートはアクセス ポートになり得ますが、異なるスイッチ プラットフォームは、802.1p パケットが VLAN タグなしで受信されると異なる動作をします。したがって、アップストリーム スイッチポートをトランク ポートとして設定することを推奨します。
作成される仮想ネットワーク インターフェイス カード(vNIC)は、サーバにインストールされる OS に表示されます。これらはアクセス ポートまたはトランク ポートとして設定できます。アクセス ポートは OS にパケットを送信するときに VLAN タグを削除します。トランク ポートが OS に VLAN タグ付きでパケットを送信するため、サーバ上の OS はこれを理解するためにはトランキング ドライバが必要です。トランク ポートはデフォルト VLAN のみの VLAN タグを削除します。
このセクションでは、VMware ESX で使用可能な接続オプションについて説明します。
これらの例では、上流に位置するスイッチに依存しないチーミングで使用可能な接続オプションを示します。
これらの例では、上流に位置するスイッチに依存するチーミングで使用可能な接続オプションを示します。
このセクションでは、Microsoft Windows Server バージョン 2008 に使用可能な接続オプションについて説明します。
このセクションでは、Microsoft Windows Server バージョン 2012 に使用可能な接続オプションについて説明します。
上流に位置するスイッチに依存しないチーミングにアクティブ バックアップまたはアクティブ-アクティブのいずれかを使用できます。
ロード バランシング メソッドは、Hyper-V ポートまたはアドレス ハッシュのいずれかです。
ロード バランシング メソッドは、Hyper-V ポートまたはアドレス ハッシュのいずれかです。Hyper-V ポート メソッドは、使用可能なインターフェイス間でロード バランシングするため、優先されるオプションです。通常、アドレス ハッシュ メソッドは、サーバからのパケットを送信するために、1 つのインターフェイスのみを選択します。
上流に位置するスイッチに依存しないチーミングに、静的チーミングまたはダイナミック チーミングのいずれかを使用できます。
ロード バランシング メソッドは、Hyper-V ポートまたはアドレス ハッシュのいずれかです。
ダイナミック チーミングまたは Link Aggregation Control Protocol(LACP)の場合、ロード バランシング メソッドは、Hyper-V ポートまたはアドレス ハッシュのいずれかです。
Hyper-V を使用すると、チーム化された NIC は Hyper-V 仮想スイッチ内で使用できます。以前に説明したチーミング メソッドのいずれかを使用できます。
このセクションでは、同じサーバ上の 2 つの VM 間でスイッチングが実行されるとき、および 2 つの LACP チームがサーバ側にあるときに遭遇する可能性のある障害シナリオについて説明します。
送信元と宛先が同じホスト上にある場合かつ、パケットが上流に位置するスイッチによって切り替えられる必要がある場合、スイッチの観点から見ると、送信元と宛先は同じインターフェイスに接続されていることになります。
サーバから上流に位置するスイッチへは 1 つの LACP チームのみ可能です。サーバ上に複数のチームがあると、LACP が上流に位置するスイッチ上でフラップする原因になる可能性があります。
このドキュメントの情報に関する既知の注意事項は次のとおりです。