概要
このドキュメントでは、第三世代の Cisco Unified Computing System Fabric Interconnect (UCS-FI-6332-16UP)がどのように 16x10GE ユニファイド ポート、18x40GE ブレイクアウト対応ポート、および 6x40GE ポートを含むかについて説明します。設定変更によっては、ファブリック インターコネクトを再起動する必要があります。再起動が複数回実施されると、システムの初期セットアップ時の貴重な時間が浪費されます。このドキュメントでは、各ファブリック インターコネクトを一度にまとめて再起動することで、すべての設定変更を完了させるプロセスについて説明します。具体的には、このドキュメントでは、システムの QoS、ファイバ チャネル インターフェイス、および 4x10GE ブレイクアウト インターフェイスの設定について説明します。イーサネットおよびファイバ チャネル(FC)のスイッチング モードを設定する手順を追加することも考慮してください。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Cisco UCS Manager
- Cisco Unified Computing System (UCS) Manager コマンド ライン インターフェイス(CLI)
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
- UCS Manager バージョン 3.1(1) 以降
- UCS-FI-6332-16UP
- UCS-FI-6332 (ユニファイド ポートはサポートしません)
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
設定
ネットワーク図
このドキュメントの設定は次のとおりです。
- MTU 9216 用にベストエフォート型のクラスを設定する.
- ポート1/1 ~ 1/6をファイバチャネルとして設定します。
- ポート1/31 ~ 1/34を4x10GEブレークアウトポートとして設定します。
システム QoS ポリシー
ジャンボ フレーム用のベストエフォート型の QoS ポリシーを設定します。以前のファブリック インターコネクトの世代とは異なり、6300 シリーズはグローバル QoS ポリシーを変更する際にリロードが必要です。
UCS-6332-A# scope eth-server
UCS-6332-A /eth-server # scope qos
UCS-6332-A /eth-server/qos # scope eth-best-effort
UCS-6332-A /eth-server/qos/eth-best-effort # set mtu 9216
UCS-6332-A /eth-server/qos/eth-best-effort *# top
ファイバ チャネル用のユニファイド ポート
6332-16UPでは、ユニファイドポートに1/1 ~ 16の番号が付けられます。ファイバチャネルポートモードは、最後のFCポートがポートID 6、12、または16を占めるように設定する必要があります。この結果、少なくとも6個のFCポートと最大16個のFCポートになります。
有効なポートの組み合わせは次のとおりです。
- イーサネット:1/1 ~ 1/16
- FC:1/1 ~1/6 イーサネット:1/7 ~ 1/16
- FC:1/1 ~1/12 イーサネット:1/13 ~ 1/16
- FC:1/1 ~ 1/16
UCS-6332-A *# scope fc-uplink
UCS-6332-A /fc-uplink *# scope fabric a
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric* # create interface 1 1
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric/interface* # up
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric* # create interface 1 2
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric/interface* # up
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric* # create interface 1 3
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric/interface* # up
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric* # create interface 1 4
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric/interface* # up
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric* # create interface 1 5
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric/interface* # up
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric* # create interface 1 6
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric/interface* # top
ブレイクアウト ポート 4x10GE の接続性
ブレイクアウト ポートは、10GE 対応機器に 40GE インターフェイスを接続する目的で使用されます。これらは、10Gスイッチに接続するアップリンクポート、22XX IOMモジュールに接続するサーバポート、またはFCoEポートとして使用できます。
- イーサネット1/17 ~ 1/34は、ブレークアウト設定が可能です。
- イーサネット1/35 ~ 1/40は40GEで固定されています。
- ブレークアウトポートの個々の1x10GEインターフェイスはFCoEに対応しています。
注:ジャンボ QoS がグローバルに設定されている場合は、物理ポートを 4 つのみブレイクアウト用に設定できます。
UCS-6332-A *# scope cabling
UCS-6332-A /cabling *# scope fabric a
UCS-6332-A /cabling/fabric *# create breakout 1 31
Warning: Port breakout create action reboots FI and any existing configurations on 40G port will be erased.!
UCS-6332-A /cabling/fabric/breakout* # up
UCS-6332-A /cabling/fabric # create breakout 1 32
UCS-6332-A /cabling/fabric/breakout* # up
UCS-6332-A /cabling/fabric # create breakout 1 33
UCS-6332-A /cabling/fabric/breakout* # up
UCS-6332-A /cabling/fabric # create breakout 1 34
UCS-6332-A /fc-uplink/fabric/interface* # top
設定の保存
警告:変更がコミットされると、Fabric Interconnectは即座にリロードします。
UCS-6332-A* # commit-buffer
*The switch will now reboot.
ファブリック インターコネクト B で変更を繰り返します。
確認
ポート FC 1/1 ~ 1/6 がファイバ チャネル用に設定され、イーサネット ポート 1/31 ~ 1/34 がブレイクアウト モードになっていることを確認します。ブレイクアウト ポートには、現在 4 つのサブインターフェイスがあることに注意してください。 この例では、ポート 1/33/1 と 1/33/2 が FCoE 用に設定されており、1/33/3 ~ 1/33/4 はアップリンク インターフェイスとして設定されています。
UCS-6332-A# scope fabric-interconnect a
UCS-6332-A /fabric-interconnect # show port
Ether Port:
Slot Aggr Port Port Oper State Mac Role Xcvr
----- ---------- ----- ---------------- -------------------- ------- ----
[...]
1 0 30 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:D0 Unknown N/A
1 0 35 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E4 Unknown N/A
1 0 36 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E5 Unknown N/A
1 0 37 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E6 Unknown N/A
1 0 38 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E7 Unknown N/A
1 0 39 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E8 Unknown N/A
1 0 40 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E9 Unknown N/A
1 31 1 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:D4 Unknown N/A
1 31 2 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:D5 Unknown N/A
1 31 3 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:D6 Unknown N/A
1 31 4 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:D7 Unknown N/A
1 32 1 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:D8 Unknown N/A
1 32 2 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:D9 Unknown N/A
1 32 3 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:DA Unknown N/A
1 32 4 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:DB Unknown N/A
1 33 1 Up 8C:60:4F:BC:C4:DC Fcoe Uplink
QSFP 40G SR4
1 33 2 Up 8C:60:4F:BC:C4:DD Fcoe Uplink
QSFP 40G SR4
1 33 3 Up 8C:60:4F:BC:C4:DE Network N/A
1 33 4 Up 8C:60:4F:BC:C4:DF Network N/A
1 34 1 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E0 Unknown N/A
1 34 2 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E1 Unknown N/A
1 34 3 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E2 Unknown N/A
1 34 4 Sfp Not Present 8C:60:4F:BC:C4:E3 Unknown N/A
FC Port:
Slot Port Oper State Wwn
----- ----- ---------------- ---
1 1 Up 20:01:8C:60:4F:BC:C4:80
1 2 Up 20:02:8C:60:4F:BC:C4:80
1 3 Sfp Not Present 20:03:8C:60:4F:BC:C4:80
1 4 Sfp Not Present 20:04:8C:60:4F:BC:C4:80
1 5 Sfp Not Present 20:05:8C:60:4F:BC:C4:80
1 6 Sfp Not Present 20:06:8C:60:4F:BC:C4:80
NXOS では、ブレイクアウト イーサネット ポートは、br-ethernet x/y/z と命名されます。
UCS-6332-A# # connect nxos a
UCS-6332-A(nxos)# show int br-ethernet 1/33/1
Br-Ethernet1/33/1 is up
Dedicated Interface
Hardware: 10000 Ethernet, address: 8c60.4fbc.c4dc (bia 8c60.4fbc.c4dc)
Description: C: FcoeUplink
MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 10 usec
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
[...]
トラブルシュート
現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。