このドキュメントでは、Cisco Secure Access Control System(ACS)5.x 以降での Simple Network Management Protocol(SNMP)設定について説明します。
この設定を行う前に、次の要件が満たされていることを確認します。
Cisco Secure ACS 5.3
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
Cisco Secure ACS 5.3
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)は、ノード、ルータなどのネットワーク デバイス間での管理情報の交換を容易にするアプリケーション層プロトコルです。TCP/IP プロトコル スイートの一部である SNMP を使用すると、管理者はリモートでネットワークのパフォーマンスを管理し、ネットワークの問題を検出および解決し、ネットワークの拡張計画を立てることができます。これは、Transmission Control Protocol/Internet Protocol(TCP/IP)プロトコル スイートの一部です。
SNMP 管理されるネットワークは、次の 3 種類の主要コンポーネントで構成されています:管理対象デバイス、エージェント、ネットワーク管理システム(NMS)。
管理対象デバイスは、SNMP のエージェントを含み管理対象ネットワーク内に存在するネットワーク ノードです。管理対象デバイスは、管理情報を収集および保存し、SNMP を使用してこの情報を NMS で利用可能にします。ネットワーク要素とも呼ばれる管理対象デバイスは、ルータおよびアクセス サーバ、スイッチおよびブリッジ、ハブ、コンピュータ ホスト、またはプリンタである可能性があります。
エージェントは、管理対象デバイス上のネットワーク管理ソフトウェア モジュールです。エージェントにはローカルの管理情報が含まれ、その情報を SNMP と互換性のある形式に変換します。
NMS では、管理対象デバイスをモニタおよび制御するアプリケーションが実行されます。NMS はネットワーク管理に必要な大量の処理リソースやメモリ リソースを提供します。どの管理対象ネットワークにも 1 つ以上の NMS が必要です。
SNMP には 3 種類のバージョンがあります:SNMPバージョン1(SNMPv1)、SNMPバージョン2(SNMPv2)、およびSNMPv3。これら3つのバージョンはすべて共通の機能を備えていますが、SNMPv3はSNMPv1およびSNMPv2の拡張機能を提供します。
ACS 5.3 は、ロギング サービスを可能にする簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)をサポートしています。SNMP エージェントによって、読み取り専用の SNMP v1 および SNMP v2c のサポートが提供されています。サポートされる MIB には次のものがあります。
SNMPv2-MIB
RFC1213-MIB(MIB II)
IF-MIB
IP-MIB
.TCP-MIB
UDP-MIB
ENTITY-MIB
次のステップを実行します。
[Monitoring Configuration] > [System Configuration] > [SNMP Settings] を選択して [Read Community string] を表示します。[Submit] をクリックします。
SSH を使用して ACS CLI にログインし、次のコマンドを実行します:
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
23-Jul-2012 |
初版 |