はじめに
このドキュメントでは、Cisco Security Management Appliance(SMA)で収集されたレポートおよびトラッキングデータと、レポートおよびトラッキング用の集中型サービスの使用に関連してCisco Eメールセキュリティアプライアンス(ESA)の交換後に発生する問題について説明します。
ESA の交換後、SMA に集められた ESA レポートやトラッキング データはどうなりますか。
既存のESAの交換が必要になる場合があります。これは、RMA、ハードウェアのアップグレード、またはその他の理由による可能性があります。ESAで集中型サービスレポートまたは集中型サービスメッセージトラッキングが設定されている場合、SMAで適切なアプライアンス設定を更新する必要があります。
レポート
ESA SN XXX(host1)をESA SN YYY(host2)と交換した後、両方のホストの構成が同じであると仮定して、「host1」のデータを表示するように選択すると、レポートグラフのEmail > monitor > overviewページにデータが表示されません。'host1'に関連付けられたデータが'host2'にマップされていません。すべてのホストのデータを表示するように選択した場合、レポートグラフは「host1」と「host2」の両方のデータを報告します。レポートデータを表示するときは、「すべてのEメールアプライアンス」を選択していることを確認する必要があります。
基本的に、集約されたレポートデータは保持されます。別のESAに置き換えられたESAに対応するレポートデータは削除しません。
メッセージ トラッキング
メッセージトラッキングに関しては、「host2」で受信したメッセージを追跡する場合、「host1」で受信したメッセージは出力されません。ただし、「All Hosts」で受信したメッセージを追跡すると、「host1」で受信したメッセージを見つけることができます。メッセージトラッキングを実行する際は、Advancedドロップダウンオプションから必ず「All Hosts」を選択してください。
ここでも、メッセージ・トラッキングでは、「host1」から「host2」へのメッセージのマッピングは行われません。ただし、集約されたトラッキング・データは保持され、「host1」と「host2」の両方で受信したすべてのメッセージを問い合わせることができます。
関連情報