はじめに
このドキュメントでは、どのようなソフトバウンスが定義され、Cisco Eメールセキュリティアプライアンス(ESA)のどこにソフトバウンスが記録されるかについて説明します。
ログのどこでソフト バウンスの情報を確認できますか。
ソフトバウンスとは、一時的に配信不能になる電子メールのことです。たとえば、ユーザーのメールボックスがいっぱいになっている場合があります。これらのメッセージは後で再試行できます。(例:SMTP 4XXエラーコード)
注: 4XXエラーコードの詳細については、『Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) Enhanced Status Codes Registry』を参照してください。
ソフトバウンスは、IronPortテキストメールログ(mail_logs)とバウンスログ(バウンス)に記録されます。バウンスログには、バウンスされた各受信者に関するすべての情報が記録されます。また、ログを記録するメッセージサイズを指定した場合、またはlogconfig > logheadersを設定した場合は、メッセージおよびヘッダー情報がバウンス情報の後に表示されます。
ESAは、設定されたbounceconfigパラメータに基づいて配信を再試行します。設定された最大再試行回数またはキュー内の最大時間に基づいて、後で配信が再試行されます。
デフォルトでは、システムはバウンスメッセージを生成し、ハードバウンスされた各受信者に対して元の送信者に送信します。(メッセージは、メッセージエンベロープのエンベロープ送信者アドレスで定義されたアドレスに送信されます。エンベロープ送信者は、一般にエンベロープ送信者とも呼ばれます)。 この機能を無効にして、代わりにハードバウンスに関する情報をログファイルに記録することができます。
ソフトバウンスは、キュー内の最大時間または最大再試行回数(どちらか早い方)後にハードバウンスになります。
例
mail_logsに表示されるソフトバウンスの例:
Mon Mar 31 20:10:58 2003 Info: New SMTP DCID 5 interface 172.19.0.11 address
63.251.108.110
Mon Mar 31 20:00:23 2003 Info: Delivery start DCID 3 MID 4 to RID [0, 1]
Mon Mar 31 20:00:23 2003 Info: Delayed: DCID 5 MID 4 to RID 0 - 4.1.0 -
Unknown address error ('466', ['Mailbox temporarily full.'])[]
Mon Mar 31 20:00:23 2003 Info: Message 4 to RID [0] pending till Mon Mar 31
20:01:23 2003
Mon Mar 31 20:01:28 2003 Info: DCID 5 close
Mon Mar 31 20:01:28 2003 Info: New SMTP DCID 16 interface PublicNet address
172.17.0.113
Mon Mar 31 20:01:28 2003 Info: Delivery start DCID 16 MID 4 to RID [0]
Mon Mar 31 20:01:28 2003 Info: Message done DCID 16 MID 4 to RID [0]
Mon Mar 31 20:01:33 2003 Info: DCID 16 close
バウンスログに表示されるソフトバウンスの例:
Soft-Bounced Recipient (Bounce Type = Delayed)
Thu Dec 26 18:37:00 2003 Info: Delayed: 44451135:0
From:<campaign1@yourdomain.com> To:<user@sampledomain.com>
Reason: "4.1.0 - Unknown address error" Response: "('451',
['<user@sampledomain.com> Automated block triggered by suspicious activity
from your IP address (10.1.1.1). Have your system administrator send e-mail
to postmaster@sampledomain.com if you believe this block is in error'])"
関連情報