メッセージ配信に使用するIPインターフェイスを制御する機能は3つあります。
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deliveryconfig
CLIコマンドは、すべてのメール配信のプライマリIPインターフェイスを制御します。デフォルトでは「Auto」に設定されており、宛先IPサブネットに基づいてメールが配信されます。宛先IPがローカルサブネットの場合は、そのサブネット上にあるIPインターフェイスを使用します。宛先IPがローカルサブネットでない場合、メッセージはデフォルトゲートウェイと同じサブネット上のIPインターフェイスから配信されます。
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「
altsrchost
」テーブルは、特定のメッセージに対する「
deliveryconfig
」設定よりも優先されます。この表では、一致させる送信元IPアドレスまたはエンベロープの送信元、および一致が発生したときに使用するIPインターフェイスを指定する必要があります。このテーブルを設定するには、CLIコマンド
altsrchost
を使用します。
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「メッセージフィルタの
alt-src-host
」アクションを使用すると、メッセージフィルタルールを使用する条件の選択のアクションとして、メッセージ配信用のIPインターフェイスを指定できます。これにより、
deliveryconfig
と
altsrchost
の両方のテーブルが上書きされます。フィルタを設定する場合は、『AsyncOS Advanced User Guide』の「Message Filters」セクションを確認することを強くお勧めします。
メッセージ配信に使用するIPアドレスの設定方法は、いくつかのオプションがあります。使用する方法を決定するには、次の項目を決定する必要があります。
- メッセージの大部分は、どのIPインターフェイスから配信する必要がありますか。
- 何か特別なケースがありますか。
- メッセージ配信に使用するIPアドレスを設定する際に使用する必要がある一意のトリガーは、特殊なケースごとに何ですか。
これらの質問に対する答えが分かれば、環境に最適な方法や方法の組み合わせが分かります。これらの機能の詳細については、『コンテンツセキュリティユーザガイド』を参照してください。
メッセージフィルタ、電子メール配信パラメータ、および仮想ゲートウェイアドレスの設定の詳細については、シスコサポートサイトの『AsyncOSユーザガイド』を参照してください。