質問:
フィルタでの本文や添付ファイル スキャンを制御するにはどうしますか。
回答:
scanconfigコマンドは、添付ファイルのスキャン時に使用するエンコードの指定や、スキャン時にスキップする添付ファイルの種類など、本文と添付ファイルのスキャンの動作を制御します。
scanconfigコマンドは、次のパラメータを設定します。
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MIMEタイプのvideo/*、audio/*、image/*またはPDFファイルと思われる部分はスキップされます(コンテンツのスキャンは行われません)。
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最大50レベルのネストされた(再帰的な)アーカイブ添付ファイルがスキャンされます。(デフォルトは5レベルです)。
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スキャンされる添付ファイルの最大サイズは25 MBです。これより大きいサイズはスキップされます。(デフォルトは5 MBで、
Valueは0 ~ 26214400の整数である必要があります)
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スキャンされなかった添付ファイルは、検索パターンと一致しないと見なされます。(これはデフォルトの動作です)。
注:「Assume the attachment matches the search pattern」を「Y」に設定すると、スキャンできないメッセージがあると、メッセージフィルタルールがtrueと評価されます。この結果、予期しない動作が発生する可能性があります。たとえば、辞書に一致しないが、内容を正しくスキャンできなかったために検疫されたメッセージを検疫する場合などです。
フィルタおよびscanconfigコマンドの詳細については、『AsyncOS Advanced User Guide』を参照してください。
Cisco Eメールセキュリティアプライアンスエンドユーザガイド