概要
このドキュメントでは、クラスタ内にある Cisco E メール セキュリティ アプライアンス(ESA)を置き換えるための手順について説明します。
クラスタ内にある ESA の置き換え
クラスタ内の ESA を置き換える方法は 2 つあります。
コンフィギュレーション ファイルのアップロード
古いマシンから新しいマシンにコンフィギュレーション ファイルをアップロードした後、それを元のクラスタに追加します。
- 古い ESA にログインします。既存のクラスタからマシンを完全に取り出すには、clusterconfig > removemachine と入力します。administrative disconnect では不十分で、removemachine コマンドが必要になる可能性があります。
- 古いマシンがクラスタから除去された後、次のいずれかの手順に従います。
- 次にシステム セットアップ ウィザードで、基本設定を使って新しいアプライアンスをセットアップします。
- 新しいシステムをオンラインにして、クラスタ内の既存のマシンと同じ AsyncOS バージョンにアップグレードします。既存のマシンのバージョンを表示するには、コマンドラインで version と入力します。
警告:マシンを既存のクラスタに参加させるには、その前に同じ AsyncOS バージョンおよびビルドにする必要があります。
- 新しいアプライアンスをアップグレードした後、以前に保存された古いデバイスのコンフィギュレーション ファイルをロードします。GUI の [System Administration] > [Configuration File] ページでこれを行うことができます。
- 変更を保存します。
既存のクラスタに新しいマシンを追加する
2 番目の方法は、新しいマシンを既存のクラスタに追加することです。これにより、必要な特定のマシン設定(ネットワーク インターフェイスなど)を維持しながらクラスタ設定を継承することができます。
- クラスタにまだ存在する任意の ESA にログインします。問題のあるマシンを既存のクラスタから除去するために clusterconfig > removemachine と入力します。administrative disconnect では不十分で、removemachine コマンドが必要になる可能性があります。
- 置き換える必要のある古い ESA をシャットダウンします。
- システム セットアップ ウィザードを操作し、基本設定を使って新しい ESA を起動するために古い ESA と同じ IP アドレスであることを確認します。
- インターフェイスとリスナーの名前がクラスタ内の名前と一致していることを確認します。
- 新しいアプライアンスから、既存のクラスタに参加するために clusterconfig コマンドを入力します。Secure Shell(SSH)またはクラスタ通信サービス(CCS)を介してクラスタに参加することを選択します。
ironport.example.com> clusterconfigDo you want to join or create a cluster?
1. No, configure as standalone.
2. Create a new cluster.
3. Join an existing cluster over SSH.
4. Join an existing cluster over CCS.
[1]> 3>
既存のクラスタにホストを参加させるには、次の要件を満たす必要があります。
- クラスタ内のマシンの SSH ホスト キーを検証できること。
- クラスタ内のマシンの IP アドレスを知っており、そのマシンに(SSH または CCS 経由で)接続できること。
- クラスタに属するマシン上の管理ユーザの管理者パスワードを知っていること。
- 順方向および逆方向 DNS ルックアップを解決できること。
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