前提条件要件次の項目に関する知識があることが推奨されます。
使用するコンポーネントこのドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。 表記法ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。 トラブルシューティングと確認事項このページでは、RFC 2328で定義されている OSPF version2使用時において log-adj-changes を有効にしている際に ネイバーが Down になる等の問題の原因と、確認するべきポイントについて解説します。log-adj-changes コマンドは IOS 12.1(3)以降でデフォルトで有効です。 Hold time の expire表示例%OSPF-5-ADJCHG: Process 100, Nbr 10.106.254.213 on Ethernet0 from FULL to DOWN, Neighbor Down: Dead timer expired 理由OSPF ネイバー 10.106.254.213 から、OSPF の Hello が一定時間届かなかった。 原因の事例
確認事項
Interface down or detached表示例%OSPF-5-ADJCHG: Process 100, Nbr 10.106.254.213 on Ethernet0 from FULL to DOWN, Neighbor Down: Interface down or detached 理由OSPF ネイバーが存在する interface が Protocol Down となった。あるいは、clear ip ospf process を実行した。 確認事項
Too many DBD retransmitions表示例%OSPF-5-ADJCHG: Process 100, Nbr 10.106.254.213 on Ethernet0 from FULL to DOWN, Neighbor Down: Too many DBD retransmitions 理由ネイバーを確立する際、DBD を送信したがそれに対する DBD が ネイバーから受信できておらず、再送が最大回数に至った。また、Full 時に、LSA に対する Ack を受信できず再送が最大回数に至った。 Note再送最大回数は、12.2(9),12.2(9)T,12.2(9)S 等以降のバージョンでは 25回、それ以前のバージョンでは、13回となる。再送回数がそれぞれの値に達した時点で Down になる。 確認事項
Full メッセージのみが繰り返し表示される表示例 %OSPF-5-ADJCHG: Process 100, Nbr 10.106.254.213 on Ethernet0 from LOADING to FULL, Loading Done 理由Down 以外のステート(Init, Exstart/Exchange 等)に推移した後 再度 Full になった。 確認事項まず、log-adj-changes detail を設定、または debug ip ospf adj により、ステート推移を確認する。
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