この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
シスコは世界中のユーザにそれぞれの言語でサポート コンテンツを提供するために、機械と人による翻訳を組み合わせて、本ドキュメントを翻訳しています。ただし、最高度の機械翻訳であっても、専門家による翻訳のような正確性は確保されません。シスコは、これら翻訳の正確性について法的責任を負いません。原典である英語版(リンクからアクセス可能)もあわせて参照することを推奨します。
このドキュメントでは、ボーダーゲートウェイプロトコル(BGP)の最大プレフィクス機能の設定とトラブルシューティングについて説明します。
次の項目に関する専門知識があることが推奨されます。
このドキュメントの情報は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありませんが、出力は次のソフトウェアバージョンから取得されています。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
表記法の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
このドキュメントでは Border Gateway Protocol(BGP; ボーダーゲートウェイ プロトコル)の最大プレフィクス機能の設定と、トラブルシューティングについて説明しています。
BGP の最大プレフィクス機能を使用すると、ネイバーから受信するプレフィクスの数を制御できるようになります。デフォルトでは、ピアから受信したプレフィクスの数が設定されている最大プレフィクスの制限値を超えたとき、この機能によってルータがピアをダウンさせることができるようになっています。この機能は、通常は外部の BGP ピアに対して使用されますが、内部の BGP ピアにも適用できます。
最大プレフィクス機能は、リモート ピアリング サイトでの発信ポリシーが変更され、ルータのメモリ量で対応できる以上のルートがルータで受信され始めた場合に役に立ちます。この同じルータが BGP を経由してピアリングを行い、さらにネットワーク内で重要なルーティング機能を実行している場合、このオーバーヘッドによって悪影響が生じる可能性があります。BGP の問題によって内部ネットワークの接続が中断される可能性があります。neighbor maximum-prefix コマンドを使用することによって、ルータをこの状況から保護することができます。
この機能の使用を計画する際には、次のキー ポイントを考慮してください。
リモートの BGP ピアリング ルータが通常送信しているルートの数を把握する。
通常の動作の際に受信されると思われる BGP プレフィクスよりも少し高い値をしきい値に設定する。
リモートの BGP ピアから予測していた以上のプレフィクスを受信した場合に取るアクションを把握する。取ることのできるアクションは、セッションをダウンすること、clear ip bgp x.x.x.x コマンドの発行まで BGP ネイバーとの関係をダウン状態にしておくこと、または警告メッセージの記録のみを行うことのいずれかです。
注:この機能の拡張は、Cisco IOSソフトウェアリリース12.0(22)Sおよび12.2(15)Tで導入されました。この機能拡張により、設定された最大プレフィクスの制限を超えたためにダウンしたピアリングセッションを、ユーザが自動的に再確立できるようになります。この機能が有効にされている場合、ネットワーク オペレータの操作は必要ありません。詳細は、『最大プレフィクスの制限を超えた後の BGP セッションの再開』を参照してください。
このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供しています。
BGP 最大プレフィクス機能を設定するために使用するコマンドの構文は次のとおりです。
neighbor {ip-address | peer-group-name} maximum-prefix <maximum> [threshold] [restart restart-interval] [warning-only]
場所:
maximum:ネイバーから受信できるプレフィクスの最大数を表します。
threshold:オプションで指定する整数値であり、maximum-value で設定した値に対するパーセンテージを指定します。このパーセンテージに達した時点で、ルータが警告メッセージを出し始めます。範囲は 1 ~ 100 % で、デフォルトは 75 % です。
たとえば、maximum-value が 20 に設定され、しきい値が 60 の場合、ネイバーから学習した BGP のルートが 20 ルートの 60 %(12 ルート)を超えると、ルータによって警告メッセージが生成されます。
restart-interval:オプションの、ピアリング セッションが再確立される時間間隔(単位は分)です。範囲は 1 ~ 65535 分です。
warning-only:(オプション)最大プレフィクスの制限値を超えた場合、ピアリング セッションを終了するのではなく、ログ メッセージを生成することをルータに許可します。
使用方法をよりよく理解するために、次の例を参照してください。
neighbor 10.1.1.1 maximum-prefix 3000 !--- Drops the peering to 10.1.1.1 when !--- more than 3000 prefixes are received. neighbor 10.1.1.1 maximum-prefix 3000 warning-only !--- Logs a warning message when the peer sends !--- more than 3000 prefixes. neighbor 10.1.1.1 maximum-prefix 3000 50 !--- Logs a warning message at 1500 and drops the !--- peering when over 3000 prefixes are sent. neighbor 10.1.1.1 maximum-prefix 3000 50 warning-only !--- Initially warns at 1500 and re-warns !--- (different message) at 3000 prefixes received. !--- However, the BGP Peer is not disconnected.
このドキュメントでは、次のネットワーク セットアップを使用します。
このドキュメントでは、次のコンフィギュレーションを使用します。
最大プレフィクスの警告のみを送る設定では、Router_B は、Router_A から受信するプレフィクスの数がしきい値の設定を超えた際に、警告メッセージのログへの記録のみを行うように設定されます。次の表に、両方のルータの設定を示します。warning-only というキーワードが neighbor コマンドで設定されていることに注意してください。
ルータ A | Router_B |
---|---|
hostname Router_A ! interface Loopback0 ip address 10.0.0.1 255.255.255.255 ! interface Serial0 ip address 192.168.1.1 255.255.255.252 ! interface Serial1 ip unnumbered Loopback0 ! router bgp 200 no synchronization bgp router-id 10.0.0.1 bgp log-neighbor-changes neighbor 192.168.1.2 local-as 100 neighbor 10.0.0.2 remote-as 300 neighbor 10.0.0.2 ebgp-multihop 2 neighbor 10.0.0.2 update-source Loopback0 neighbor 10.0.0.2 version 4 no auto-summary ! ip route 10.0.0.2 255.255.255.252 Serial1 |
hostname Router_B ! interface Loopback0 ip address 10.0.0.2 255.255.255.252 ! interface Ethernet0 ip address 10.0.1.1 255.255.255.0 ! interface Serial0 ip unnumbered Loopback0 ! router bgp 300 no synchronization bgp router-id 10.0.0.2 bgp log-neighbor-changes neighbor 10.0.0.1 remote-as 200 neighbor 10.0.0.1 ebgp-multihop 2 neighbor 10.0.0.1 update-source Loopback0 neighbor 10.0.0.1 version 4 neighbor 10.0.0.1 maximum-prefix 10 80 warning-only !--- Enables warning message logging when the number !--- of BGP routes learned from neighbor !--- 10.0.0.1 exceeds eight. no auto-summary ! ip route 10.0.0.1 255.255.255.252 Serial0 |
このドキュメントの「確認とトラブルシューティング」セクションにある show コマンドと debug コマンドの出力では、Router_A から受信したプレフィクスの数がしきい値の設定を超えた際に Router_B で実際に生じる現象が報告されています。
ネイバー関係の設定をダウンさせる最大プレフィクスの設定では、Router_A から受信するプレフィクスの数がしきい値の設定を超えた際に、Router_B が警告メッセージを生成するように設定されます。また、Router_B は、最大プレフィクスの制限値を超えた際に、BGP ネイバーをダウンするようにも設定されます。次の表に、両方のルータの設定を示します。warning-only というキーワードが neighbor コマンドで設定されていないことに注意してください。
ルータ A | Router_B |
---|---|
hostname Router_A ! interface Loopback0 ip address 10.0.0.1 255.255.255.255 ! interface Serial0 ip address 192.168.1.1 255.255.255.252 ! interface Serial1 ip unnumbered Loopback0 ! router bgp 200 no synchronization bgp router-id 10.0.0.1 bgp log-neighbor-changes neighbor 192.168.1.2 local-as 100 neighbor 10.0.0.2 remote-as 300 neighbor 10.0.0.2 ebgp-multihop 2 neighbor 10.0.0.2 update-source Loopback0 neighbor 10.0.0.2 version 4 no auto-summary ! ip route 10.0.0.2 255.255.255.252 Serial1 |
hostname Router_B ! interface Loopback0 ip address 10.0.0.2 255.255.255.252 ! interface Ethernet0 ip address 10.0.1.1 255.255.255.0 ! interface Serial0 ip unnumbered Loopback0 ! router bgp 300 no synchronization bgp router-id 10.0.0.2 bgp log-neighbor-changes neighbor 10.0.0.1 remote-as 200 neighbor 10.0.0.1 ebgp-multihop 2 neighbor 10.0.0.1 update-source Loopback0 neighbor 10.0.0.1 version 4 neighbor 10.0.0.1 maximum-prefix 10 80 !--- This forces the neighbor session to tear down !--- when the BGP learned routes from !--- the neighbor exceeds 10. no auto-summary ! ip route 10.0.0.1 255.255.255.252 Serial0 |
「確認とトラブルシューティング」セクションにあるshowコマンドとdebugコマンドの出力では、Router_Aから受信したプレフィクスの数がしきい値の設定を超えた際にRouter_Bで実際に生じる現象が報告されています。
ここでは、設定が正しく機能していることを確認するために使用する情報を示します。
このドキュメントで使用されているコマンドの構文と機能のデフォルトは、「BGPコマンド」ページで確認できます。
注:debugコマンドを使用する前に、『debugコマンドの重要な情報について』を参照してください。
show ip bgp neighbor:BGP ネイバーのステータスを表示します。
show ip bgp summary:BGP 接続のステータスを表示します。
debug ip bgp updates in:BGP アップデートに関連する情報を表示します。
次の数値に注意してください。
合意した最大プレフィクス:10
警告のしきい値:80 %(8)
受信されたプレフィクスがしきい値の設定(8)より高くならない限り、メッセージはログに記録されません。ネイバー 10.0.0.1 から学習した BGP ルートの数がしきい値の設定である 8 を超えると、Router_B では次のメッセージがログに記録されます。9 個のプレフィクスが送信された場合のメッセージを示します。
%BGP-4-MAXPFX: No. of prefix received from 10.0.0.1 (afi 0) reaches 9, max 10
状況がさらに悪くなり、最大プレフィクス数の設定である 10 を超過すると、ルータでは次のメッセージがログに記録されます。12 個のプレフィクスが送信された場合のメッセージを示します。
%BGP-3-MAXPFXEXCEED: No. of prefix received from 10.0.0.1 (afi 0): 11 exceed limit 10
debug ip bgp updates in を有効にすると、現象をより詳細に理解できます。ただし、数千個のプレフィクスが送信される実稼働環境ではこのコマンドは使用しないでください。次の例では、Router_B にはピアリングが確立されているものとします。Router_A によって、6 個のプレフィクスが Router_B にアドバタイズされています。その後、3 個のプレフィクスが追加でピア Router_A によってアドバタイズされました。
Router_B# debug ip bgp updates in *Mar 12 07:31:18.944: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd UPDATE w/ attr: nexthop 10.0.0.1, origin i, metric 0, path 200 *Mar 12 07:31:18.948: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.1.0/24...duplicate ignored *Mar 12 07:31:18.952: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.2.0/24...duplicate ignored *Mar 12 07:31:18.960: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.3.0/24...duplicate ignored *Mar 12 07:32:20.224: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.4.0/24...duplicate ignored *Mar 12 07:32:20.228: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.5.0/24...duplicate ignored *Mar 12 07:32:20.232: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.6.0/24...duplicate ignored *Mar 12 07:34:19.768: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.7.0/24 *Mar 12 07:34:19.772: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.8.0/24 *Mar 12 07:34:19.780: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.9.0/24 *Mar 12 07:34:19.780: %BGP-4-MAXPFX: No. of prefix received from 10.0.0.1 (afi 0 ) reaches 9, max 10 *Mar 12 07:34:19.792: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.7.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table *Mar 12 07:34:19.796: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.8.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table *Mar 12 07:34:19.804: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.9.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table
Router_B#show ip bgp neighbor 10.0.0.1 BGP neighbor is 10.0.0.1, remote AS 200, external link BGP version 4, remote router ID 10.0.0.1 BGP state = Established, up for 00:13:22 Last read 00:00:21, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Neighbor capabilities: Route refresh: advertised and received(old & new) Address family IPv4 Unicast: advertised and received IPv4 MPLS Label capability: Received 930 messages, 0 notifications, 0 in queue Sent 919 messages, 1 notifications, 0 in queue Default minimum time between advertisement runs is 30 seconds For address family: IPv4 Unicast BGP table version 30, neighbor version 30 Index 1, Offset 0, Mask 0x2 Route refresh request: received 0, sent 0 9 accepted prefixes consume 432 bytes Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0, maximum limit 10 (warning-only) Threshold for warning message 80% Connections established 2; dropped 1 Last reset 00:29:13, due to BGP Notification sent, update malformed Message received that caused BGP to send a Notification: FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF 003C0200 00001940 01010040 02040201 00C84003 040A0000 01800404 00000000 180A000A 180A000B 180A000C External BGP neighbor can be up to 2 hops away. Connection state is ESTAB, I/O status: 1, unread input bytes: 0 Local host: 10.0.0.2, Local port: 15668 Foreign host: 10.0.0.1, Foreign port: 179 Enqueued packets for retransmit: 0, input: 0 mis-ordered: 0 (0 bytes) Event Timers (current time is 0x3A46EB54): Timer Starts Wakeups Next Retrans 18 0 0x0 TimeWait 0 0 0x0 AckHold 22 9 0x0 SendWnd 0 0 0x0 KeepAlive 0 0 0x0 GiveUp 0 0 0x0 PmtuAger 0 0 0x0 DeadWait 0 0 0x0 iss: 2047376434 snduna: 2047376784 sndnxt: 2047376784 sndwnd: 16035 irs: 821061364 rcvnxt: 821062116 rcvwnd: 16188 delrcvwnd: 196 SRTT: 279 ms, RTTO: 500 ms, RTV: 221 ms, KRTT: 0 ms minRTT: 24 ms, maxRTT: 384 ms, ACK hold: 200 ms Flags: higher precedence, nagle Datagrams (max data segment is 536 bytes): Rcvd: 33 (out of order: 0), with data: 22, total data bytes: 751 Sent: 29 (retransmit: 0, fastretransmit: 0), with data: 17, total data bytes: 349
Router_B#show ip bgp summary BGP router identifier 10.0.0.2, local AS number 300 BGP table version is 30, main routing table version 30 9 network entries and 9 paths using 1341 bytes of memory 1 BGP path attribute entries using 60 bytes of memory 1 BGP AS-PATH entries using 24 bytes of memory 0 BGP route-map cache entries using 0 bytes of memory 0 BGP filter-list cache entries using 0 bytes of memory BGP activity 36/101 prefixes, 36/27 paths, scan interval 60 secs Neighbor V AS MsgRcvd MsgSent TblVer InQ OutQ Up/Down State/PfxRcd 10.0.0.1 4 200 932 921 30 0 0 00:15:08 9
Router_A からさらに 3 個のプレフィクスが送信され、合計数が 12 になったという、さらに状態が悪くなった場合を想定します。
Router_B# debug ip bgp updates in *Mar 12 07:39:21.192: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd UPDATE w/ attr: nexthop 10.0.0.1, origin i, metric 0, path 200 *Mar 12 07:39:21.196: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.10.0/24 *Mar 12 07:39:21.200: %BGP-4-MAXPFX: No. of prefix received from 10.0.0.1 (afi 0) reaches 10, max 10 *Mar 12 07:39:21.208: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.11.0/24 *Mar 12 07:39:21.212: %BGP-3-MAXPFXEXCEED: No. of prefix received from 10.0.0.1 (afi 0): 11 exceed limit 10 *Mar 12 07:39:21.216: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.12.0/24 *Mar 12 07:39:21.228: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.10.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table *Mar 12 07:39:21.236: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.11.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table *Mar 12 07:39:21.240: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.12.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table
Router_B# show ip bgp neighbors 10.0.0.1 BGP neighbor is 10.0.0.1, remote AS 200, external link BGP version 4, remote router ID 10.0.0.1 BGP state = Established, up for 00:19:56 Last read 00:00:56, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Neighbor capabilities: Route refresh: advertised and received(old & new) Address family IPv4 Unicast: advertised and received IPv4 MPLS Label capability: Received 937 messages, 0 notifications, 0 in queue Sent 925 messages, 1 notifications, 0 in queue Default minimum time between advertisement runs is 30 seconds For address family: IPv4 Unicast BGP table version 33, neighbor version 33 Index 1, Offset 0, Mask 0x2 Route refresh request: received 0, sent 0 12 accepted prefixes consume 576 bytes Prefix advertised 0, suppressed 0, withdrawn 0, maximum limit 10 (warning-only) Threshold for warning message 80% Connections established 2; dropped 1 Last reset 00:35:47, due to BGP Notification sent, update malformed Message received that caused BGP to send a Notification: FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF 003C0200 00001940 01010040 02040201 00C84003 040A0000 01800404 00000000 180A000A 180A000B 180A000C External BGP neighbor can be up to 2 hops away. Connection state is ESTAB, I/O status: 1, unread input bytes: 0 Local host: 10.0.0.2, Local port: 15668 Foreign host: 10.0.0.1, Foreign port: 179 Enqueued packets for retransmit: 0, input: 0 mis-ordered: 0 (0 bytes) Event Timers (current time is 0x3A4CEA98): Timer Starts Wakeups Next Retrans 24 0 0x0 TimeWait 0 0 0x0 AckHold 29 16 0x0 SendWnd 0 0 0x0 KeepAlive 0 0 0x0 GiveUp 0 0 0x0 PmtuAger 0 0 0x0 DeadWait 0 0 0x0 iss: 2047376434 snduna: 2047376898 sndnxt: 2047376898 sndwnd: 15921 irs: 821061364 rcvnxt: 821062290 rcvwnd: 16014 delrcvwnd: 370 SRTT: 290 ms, RTTO: 376 ms, RTV: 86 ms, KRTT: 0 ms minRTT: 24 ms, maxRTT: 384 ms, ACK hold: 200 ms Flags: higher precedence, nagle Datagrams (max data segment is 536 bytes): Rcvd: 40 (out of order: 0), with data: 29, total data bytes: 925 Sent: 42 (retransmit: 0, fastretransmit: 0), with data: 23, total data bytes: 463
Router_B#show ip bgp summary BGP router identifier 10.0.0.2, local AS number 300 BGP table version is 33, main routing table version 33 12 network entries and 12 paths using 1788 bytes of memory 1 BGP path attribute entries using 60 bytes of memory 1 BGP AS-PATH entries using 24 bytes of memory 0 BGP route-map cache entries using 0 bytes of memory 0 BGP filter-list cache entries using 0 bytes of memory BGP activity 39/101 prefixes, 39/27 paths, scan interval 60 secs Neighbor V AS MsgRcvd MsgSent TblVer InQ OutQ Up/Down State/PfxRcd 10.0.0.1 4 200 939 927 33 0 0 00:21:28 12
上の例で見たように、ポリシーで許可している数よりも多いプレフィクスがネイバー ルータから送信された場合でも、BGP ネイバー関係は維持されています。その結果、警告メッセージだけがRouter_Bによってログに記録されます。router_B ではこれ以外のアクションは行われません。
この場合に必要な初期条件は、BGPネイバーを起動して実行し、Router_AからRouter_Bに6つのプレフィクスを送信することです。この例に示すように、Router_Aがより多くのプレフィクス(9など)をアドバタイズする場合、Router_Bが警告メッセージをログに記録するように設定されているだけの場合に、コマンドの出力は以前の出力を正確に反映します。送信するプレフィクスの数を増やし、Router_A が 12 個のルートをアドバタイズする場合は、Router_B によって Router_A とのネイバー関係が停止されます。
Router_B#debug ip bgp updates in *Mar 12 08:03:27.864: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd UPDATE w/ attr: nexthop 10.0.0.1, origin i, metric 0, path 200 *Mar 12 08:03:27.868: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.1.0/24...duplicate ignored *Mar 12 08:03:27.876: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.2.0/24...duplicate ignored *Mar 12 08:03:27.880: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.3.0/24...duplicate ignored *Mar 12 08:03:27.884: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.4.0/24...duplicate ignored *Mar 12 08:03:27.892: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.5.0/24...duplicate ignored *Mar 12 08:03:27.896: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.6.0/24...duplicate ignored *Mar 12 08:03:27.900: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.7.0/24 *Mar 12 08:03:27.908: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.8.0/24 *Mar 12 08:03:27.912: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.9.0/24 *Mar 12 08:03:27.916: %BGP-4-MAXPFX: No. of prefix received from 10.0.0.1 (afi 0) reaches 9, max 10 *Mar 12 08:03:27.924: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.10.0/24 *Mar 12 08:03:27.932: BGP(0): 10.0.0.1 rcvd 10.0.11.0/24 *Mar 12 08:03:27.932: %BGP-3-MAXPFXEXCEED: No. of prefix received from 10.0.0.1 (afi 0): 11 exceed limit 10 *Mar 12 08:03:27.940: %BGP-5-ADJCHANGE: neighbor 10.0.0.1 Down BGP Notification sent *Mar 12 08:03:27.940: %BGP-3-NOTIFICATION: sent to neighbor 10.0.0.1 3/1 (update malformed) 0 bytes FFFF FFFF FFFF FFFF FFFF FFFF FFFF FFFF 0060 0200 0000 1940 0101 0040 0204 0201 00C8 4003 040A 0000 0180 0404 0000 0000 180A 0001 180A 0002 180A 0003 180A 0004 180A 0005 180A 0006 180A 0007 180A 0008 180A 0009 180A 000A 180A 000B 180A 000C *Mar 12 08:03:28.024: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.7.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table *Mar 12 08:03:28.032: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.8.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table *Mar 12 08:03:28.036: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.9.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table *Mar 12 08:03:28.044: BGP(0): Revise route installing 1 of 1 route for 10.0.10.0/24 -> 10.0.0.1 to main IP table *Mar 12 08:03:28.148: BGP(0): no valid path for 10.0.1.0/24 *Mar 12 08:03:28.152: BGP(0): no valid path for 10.0.2.0/24 *Mar 12 08:03:28.156: BGP(0): no valid path for 10.0.3.0/24 *Mar 12 08:03:28.156: BGP(0): no valid path for 10.0.4.0/24 *Mar 12 08:03:28.160: BGP(0): no valid path for 10.0.5.0/24 *Mar 12 08:03:28.164: BGP(0): no valid path for 10.0.6.0/24 *Mar 12 08:03:28.168: BGP(0): no valid path for 10.0.7.0/24 *Mar 12 08:03:28.168: BGP(0): no valid path for 10.0.8.0/24 *Mar 12 08:03:28.172: BGP(0): no valid path for 10.0.9.0/24 *Mar 12 08:03:28.176: BGP(0): no valid path for 10.0.10.0/24 *Mar 12 08:03:28.184: BGP(0): nettable_walker 10.0.1.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.188: BGP(0): nettable_walker 10.0.2.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.192: BGP(0): nettable_walker 10.0.3.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.196: BGP(0): nettable_walker 10.0.4.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.200: BGP(0): nettable_walker 10.0.5.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.204: BGP(0): nettable_walker 10.0.6.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.208: BGP(0): nettable_walker 10.0.7.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.212: BGP(0): nettable_walker 10.0.8.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.212: BGP(0): nettable_walker 10.0.9.0/24 no best path *Mar 12 08:03:28.216: BGP(0): nettable_walker 10.0.10.0/24 no best path
Router_B# show ip bgp summary BGP router identifier 10.0.0.2, local AS number 300 BGP table version is 87, main routing table version 87 Neighbor V AS MsgRcvd MsgSent TblVer InQ OutQ Up/Down State/PfxRcd 10.0.0.1 4 200 965 948 0 0 0 00:02:24 Idle (PfxCt)
Router_B# show ip bgp neighbors 10.0.0.1 BGP neighbor is 10.0.0.1, remote AS 200, external link BGP version 4, remote router ID 0.0.0.0 BGP state = Idle Last read 00:02:43, hold time is 180, keepalive interval is 60 seconds Received 965 messages, 0 notifications, 0 in queue Sent 948 messages, 2 notifications, 0 in queue Default minimum time between advertisement runs is 30 seconds For address family: IPv4 Unicast BGP table version 87, neighbor version 0 Index 1, Offset 0, Mask 0x2 Route refresh request: received 0, sent 0, maximum limit 10 Threshold for warning message 80% Connections established 2; dropped 2 Last reset 00:02:43, due to BGP Notification sent, update malformed Message received that caused BGP to send a Notification: FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF FFFFFFFF 00600200 00001940 01010040 02040201 00C84003 040A0000 01800404 00000000 180A0001 180A0002 180A0003 180A0004 180A0005 180A0006 180A0007 180A0008 180A0009 180A000A 180A000B 180A000C Peer had exceeded the max. no. of prefixes configured. Reduce the no. of prefix and clear ip bgp 10.0.0.1 to restore peering External BGP neighbor can be up to 2 hops away. No active TCP connection
注:ピア機能を復元するには、次のコマンドを使用します。
Router_B#clear ip bgp 10.0.0.1
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
09-Jul-2002 |
初版 |