概要
この記事では、物理コンソールポートを介してIOS XR7ルータ(Cisco 8000/NCS-540Lプラットフォーム)を操作する際の注意事項について説明します。
問題の説明
物理コンソールポートを介してIOS XR XR7ルータを操作すると、ユーザのキーストロークに従ってXR7コンソールアクセスがスタックまたはハングアップする可能性があります。
IOS XR XR7ルータがこの状態になると、次の症状が発生します。
- XRコンソールの出力には出力文字は表示されません。
- XRコンソールの出力には、入力文字はエコーバックされません。
- ユーザはSSH/Telnetを使用してIOS XR XR7ルータにログインし、問題なくIOS XR XR7ルータを管理できます。
- BMCコンソールが利用可能で、ユーザはBMCコンソールからXR(x86)にアクセスできます。(BMCは一部のCisco 8000プラットフォームにのみ適用されます)
解決方法
フロー制御機能はXR7コンソールでデフォルトで有効になっており、以下のキーストロークでXR7コンソール出力を停止または再開できます。
- 「Ctrl+s」(停止):Ctrlキー(「ソフトウェア」の「s」)を押しながら「s」を押します。
- 「Ctrl+q」(開始):Ctrlキーを押しながら「q」を押す(「質問」の「q」)
ユーザがXRコンソールで「Ctrl+s」(Stop)を押すと、フロー制御が有効になり、再開されるまでXRコンソールに出力が表示されなくなります。
ユーザがXRコンソールで「Ctrl+q」(Start)を押すと、XRコンソールの出力が再び再開されます。