このドキュメントでは、同期データ リンク制御(SDLC)/SDLC 接続の DLSw のピアのいずれかの端のシリアル インターフェイス上でデータ リンク スイッチング(DLSw)を設定する場合の設定例を紹介します。
この設定を開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
ルータが IBM 機能セットを実行していること。
DLSw ピアが設定されていること。
接続の両端が SDLC をサポートするシリアル インターフェイスであること。
このドキュメントは、特定のハードウェアやソフトウェアのバージョンに限定されるものではありません。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供しています。
このドキュメントでは、次のネットワーク構成を使用しています。
このドキュメントでは、次の構成を使用します。
PU 2.0 接続
PU 2.1 接続
PU 2.0 接続 |
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Router A dlsw local-peer peer-id 1.1.1.1 dlsw remote-peer 0 tcp 1.1.1.2 int s 0 interface Serial2/0 no ip address encapsulation sdlc no keepalive serial restart-delay 0 sdlc role secondary sdlc vmac 4000.1000.0000 sdlc address C1 sdlc partner 4000.2000.00c1 C1 sdlc dlsw default Router B dlsw local-peer peer-id 1.1.1.2 dlsw remote-peer 0 tcp 1.1.1.1 interface Serial2/0 no ip address encapsulation sdlc no keepalive serial restart-delay 0 sdlc role primary sdlc vmac 4000.2000.0000 sdlc address C1 sdlc partner 4000.1000.00c1 C1 sdlc dlsw default |
PU 2.1 接続 |
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Router A dlsw local-peer peer-id 1.1.1.1 dlsw remote-peer 0 tcp 1.1.1.2 int s 0 interface Serial2/0 no ip address encapsulation sdlc no keepalive serial restart-delay 0 sdlc role secondary sdlc vmac 4000.1000.0000 sdlc address C1 xid-passthru sdlc partner 4000.2000.00c1 C1 sdlc dlsw default Router B dlsw local-peer peer-id 1.1.1.2 dlsw remote-peer 0 tcp 1.1.1.1 interface Serial2/0 no ip address encapsulation sdlc no keepalive serial restart-delay 0 sdlc role none sdlc vmac 4000.2000.0000 sdlc address C1 sdlc partner 4000.1000.00c1 C1 sdlc dlsw default |
ここでは、設定が正しく機能していることを確認するために使用する情報を示します。
show dlsw peer:ピアの状態を表示します。
show dlsw reachability:ローカルおよびリモート MAC アドレスの状態を表示します。
show dlsw circuit:回路の状態を表示します。
show int serial x/x:インターフェイスの状態を表示します。
ここでは、設定のトラブルシューティングに使用できる情報を示します。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
10-Sep-2018 |
初版 |