状況によっては、「@」記号付きのユーザ名(username@website.com)が Cisco IOS® ソフトウェアに送信されます。 この場合、着信ユーザのドメイン ネームを削除する必要があります。 そのような場合、ルータ上の directed-request を使用するか、またはサーバ上で Cisco Secure ソフトウェアを使用して削除します。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
このドキュメントに関する固有の要件はありません。
このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
この構成例では、website.com という名前のドメインをホストしているルータを設定していると仮定します。 RADIUS サーバの IP アドレスは 10.1.1.1 であるとします。
ip host website.com 10.1.1.1 radius-server host 10.1.1.1 auth-port 1645 acct-port 1646 radius-server directed-request
注: radius-server directed-request コマンドは、Cisco IOS® ソフトウェア リリース 12.0(2)T で導入されました。
この設定を使用すると、user@website.com という名前の人物を認証する必要がある場合、directed-request コードはドメイン名を IP アドレスに解決しようとします。 この場合、ローカル ip host 文により、website.com は IP アドレス 10.1.1.1 に解決されます。 続いてルータは、解決された IP アドレスに関する radius-server host 行を調べ、ユーザ名 user に関する認証要求を RADIUS サーバに送信します。
次のコマンドを使用して、TACACS+ で同じプロセスを実行できます。
ip host website.com 10.1.1.1 tacacs-server host 10.1.1.1 tacacs-server directed-request
user@website.com からドメインを削除する必要がある場合、次の手順を実行するだけで、ユーザ名をユーザとして認証するように Cisco Secure NT を設定できます。
[Interface Configuration] > [Advanced Options] に移動し、[Distributed System Settings] を選択し、[Submit] をクリックします。
続いて、ドメインを削除されたユーザがこのサーバ以外のサーバに移動する必要がある場合は、次の手順を実行します。
[Network Configuration] > [Network Device Groups] > [Add Entry] に移動し、認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サーバを追加します。
ターゲット上で [Network Configuration] > [Network Device Groups] に移動し、ソースを設定します。
ソース上で、[Network Configuration] > [Distribution Table] > [Add Entry] に移動します。 次のように設定します。
[Character String] フィールドに、ドメイン名(@website.com)を入力します。
[Position] プルダウン メニューから、[Suffix] を選択します ([Prefix] を選択する場合もあります)。
[Strip] プルダウン メニューから、[Yes] を選択します
[AAA Server] リストから [Forward To] リストにサーバを移動します。 ドメインを削除されたユーザ名がソース間を移動する場合(つまり、ソースとターゲットが同一の場合)、ソースが [Forward To] のサーバになります。 ドメインを削除されたユーザ名がソースから別のターゲットに移動する場合、ターゲットが [Forward To] のサーバになります。
[Submit] をクリックして、設定を保存します。
ホーム ゲートウェイ アクセス コントロール サーバの [AAA] > [Domain] Web ページで、次の設定を行います。
[Domain Name]: website.com
[Delimiter]: @
[Domain Name Position]: After
[Domain Type]: Remote