前提条件
このドキュメントでは、service tcp-keepalives を使用してハング状態の Telnet セッションをクリアする方法について説明します。
はじめに
要件
このドキュメントに関しては個別の前提条件はありません。
使用するコンポーネント
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
このマニュアルの情報は、特定のラボ環境に置かれたデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。
表記法
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
背景
このトポロジでは、リモート端末ユーザは、ルータ 2 の設定で autocommand telnet を使用してネットワーク上のサーバにアクセスできます。
ただし、ルータ 2 が何らかの理由で再ロードされた場合、端末は、サーバに戻ることができなくなります。接続をアクティブにしようとすると、「Connection refused by remote host」というメッセージが表示されます。このメッセージは、以前の telnet セッションがまだ接続中であるとサーバが認識し、新しいセッションをブロックするために表示されます。
この状況を解決するには、ネットワーク管理者が、ルータ 1 で clear line コマンドを実行します。ただし、この方法には、主に 2 つの欠点があります。
解決策として、ルータ 2 との接続が何らかの理由で失われた場合、ルータ 1 で TTY ラインをクリアします。TCP キープアライブはこの問題を解決できます。TCP キープアライブを両方のルータで有効にし、一方のルータとの接続が失われた場合、もう一方のルータがこれを検知できるようにします。このようにしない場合、リブートまたはその他の接続切断が発生した場合に、もう一方のルータでこれを検出できません。TCP キープアライブは CLI で設定できません。キープアライブは、プログラミングによって変更できます。
ルータで TCP キープアライブを有効にするには、次のコンフィギュレーション コマンドを使用します。
Router1# config term
Router1(config)# service tcp-keepalives-in
Router1(config)# service tcp-keepalives-out
Router1(config)# end
関連情報