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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
本脆弱性の ID は CVE ID CVE-2017-7494 です。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20170530-samba
該当製品
「脆弱性が存在する製品」の項には、影響を受ける製品の Cisco Bug ID を示します。Cisco Bug は Cisco Bug Search Tool で検索可能であり、回避策(使用可能な場合)と修正されたソフトウェア リリースなど、プラットフォーム固有の追加情報が記載されます。
脆弱性のある製品
次の表に、本アドバイザリに記載された脆弱性の影響を受けるシスコ製品を示します。
製品 | Cisco Bug ID | Fixed Release Availability |
---|---|---|
ネットワーク管理とプロビジョニング | ||
Cisco Network Analysis Module | CSCve61674 | |
ビデオ、ストリーミング、テレプレゼンス、およびトランスコーディング デバイス | ||
Cisco MXE 3500 Series Media Experience Engines | CSCve61675 | Patch for 3.5.2 (17-Jul-2017) |
Cisco Video Surveillance Media Server | CSCve61680 | 10.0.0 (October 2017) |
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは製品ラインを調査し、この脆弱性の影響を受ける可能性のある製品と、それぞれの影響内容を割り出しました。シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
ネットワーク アプリケーション、サービス、およびアクセラレーション- Cisco Application and Content Networking System(ACNS)
- Cisco Wide Area Application Services(WAAS)
ネットワークおよびコンテンツ セキュリティ デバイス
- Cisco コンテンツ セキュリティ管理アプライアンス
- Cisco Identity Services Engine(ISE)
- Cisco Web Security Appliance (WSA)
ネットワーク管理とプロビジョニング
- Lancope Stealthwatch Endpoint Concentrator
- Lancope Stealthwatch FlowCollector NetFlow
- Lancope Stealthwatch FlowCollector sFlow
- Lancope Stealthwatch FlowSensor
- Lancope Stealthwatch SMC
- Lancope Stealthwatch UDP Director
ルーティングおよびスイッチング - スモール ビジネス
- Cisco Small Business RV シリーズ RV320 デュアル ギガビット WAN VPN ルータ
Unified Computing
- Cisco Common Services Platform Collector
音声およびユニファイド コミュニケーション デバイス
- Cisco IP Interoperability and Collaboration System (IPICS)
ビデオ、ストリーミング、テレプレゼンス、およびトランスコーディング デバイス
- Cisco Digital Media Manager
- Cisco Expressway Series
- Cisco TelePresence Video Communication Server(VCS)
- Cisco VDS Recorder
- Cisco VDS-TV Caching Nodes
- Cisco VDS-TV Streamer
- Cisco VDS-TV Vault
詳細
この脆弱性の原因は、該当ソフトウェアでのユーザ入力の検証が不十分なことにあります。ターゲット システムの書き込み可能な共有領域へのアクセス権を持つ攻撃者は、書き込み可能な共有領域に悪意のある共有ライブラリをアップロードする可能性があります。ターゲット システムによって悪意のある共有ライブラリが読み込まれて実行されると、攻撃者は任意のコードを実行し、これを使用してさらなる攻撃を行う可能性があります。
セキュリティ侵害の痕跡
回避策
修正済みソフトウェア
シスコがリリースした無償ソフトウェア アップデートをインストールしたり、関連するサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットのみとなります。そのようなソフトウェアアップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェアライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、[シスコのセキュリティアドバイザリおよびアラート(Cisco Security Advisories and Alerts)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成は新規リリースでも継続して適切なサポートが受けられることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したが Cisco Service Contract をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを POS から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
脆弱性が存在する各製品に対して、影響を受けるリリースと修正済みリリースを確認するには、製品によって特定される Cisco Bug を参照してください。これらのバグは、このアドバイザリの「脆弱性が存在する製品」セクションの表に記載されています。Cisco Bugs は、Cisco Bug Search Tool で検索できます。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
出典
この脆弱性は、Sambaチームによって次のアナウンスで公開されました。https://www.samba.org/samba/security/CVE-2017-7494.html
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.5 | 脆弱性が存在しない製品のリストを更新。これで製品ラインの調査が完了したことを示す。 | 「影響を受ける製品」、「脆弱性が存在しない製品」、「修正済みリリース」 | Final | 2017 年 7 月 11 日 |
1.4 | 製品リストを更新。 | 該当製品, 脆弱性が存在する製品, 脆弱性を含んでいないことが確認された製品 | Final | 2017 年 7 月 7 日 |
1.3 | 製品リストを更新。 | 該当製品, 脆弱性が存在する製品, 脆弱性を含んでいないことが確認された製品 | Interim | 2017 年 6 月 12 日 |
1.2 | 製品リストを更新。 | Affected Products, Products Confirmed Not Vulnerable | Interim | 2017 年 6 月 2 日 |
1.1 | 製品リストを更新。 | 該当製品, 脆弱性が存在する製品, 脆弱性を含んでいないことが確認された製品 | Interim | 2017 年 6 月 1 日 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Interim | 2017 年 5 月 30 日 |
利用規約
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