Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、お客様が入手可能なソフトウェアリリースにシスコの内部テストおよびデバッグインターフェイス(製品製造中のみ使用を目的としています)が存在することに起因します。攻撃者は、このテストおよびデバッグインターフェイスに接続することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はルートレベルの権限を使用して、該当デバイスの完全な制御を取得できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対しては回避策があります。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20160922-esa
該当製品
脆弱性のある製品
- 9.1.2-023
- 9.1.2-028
- 9.1.2-036
- 9.7.2-046
- 9.7.2-047
- 9.7-2-054
- 10.0.0-124
- 10.0.0-125
ciscoesa>バージョン
現在のバージョン
0.===============
製品:Cisco IronPort X1070 Messaging Gateway(tm)アプライアンス
モデル:X1070
バージョン:8.5.7-044
を参照。
を参照。
を参照。
CiscoクラウドEメールセキュリティ(CES)には、サービスソリューションの一部としてESAとセキュリティ管理アプライアンス(SMA)が含まれています。シスコは、このソリューションに含まれる製品について、定期的なメンテナンスを行っています。お客様から Cisco CES サポートに連絡して、ソフトウェアのアップグレードを要求することもできます。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、この脆弱性が以下の製品には影響を与えないことを確認しました。
- クラウドEメールセキュリティ(CES)サービス
- コンテンツセキュリティ管理アプライアンス(SMA):仮想デバイスと物理デバイス
- Webセキュリティアプライアンス(WSA):仮想デバイスと物理デバイス
詳細
この脆弱性は、お客様が入手可能なソフトウェアリリースにシスコの内部テストおよびデバッグインターフェイス(製品製造中のみ使用を目的としています)が存在することに起因します。攻撃者は、このテストおよびデバッグインターフェイスに接続することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はルートレベルの権限を使用して、該当デバイスの完全な制御を取得できる可能性があります。
次の条件をすべて満たすCisco ESAデバイスのみが、この脆弱性の影響を受けます。
- デバイスで、上記の該当ソフトウェアリリースのいずれかが稼働している。
- 上記の該当ソフトウェアリリースがインストールされてから、デバイスは多くても1回リブートされています。
- デバイスの登録クライアントコンポーネントのバージョンが、バージョン1.0.2-065より前のバージョンである
2016年9月15日(金)に、シスコはESAデバイスの登録クライアントのアップデートを提供しました。このアップデートをインストールすると、内部テストインターフェイスが無効になります。上記の影響を受けるソフトウェアリリースのいずれかを実行しているが、このアップデートがインストールされているESAデバイスは、この脆弱性の影響を受けません。
ESAデバイスがアップデートをダウンロードしてインストールしたかどうかを確認するには、ecstatusコマンドを実行します。次の例は、登録クライアントバージョンが1.0.2-062のESAアプライアンスを示しています。
登録クライアントコンポーネントバージョン1.0.2-065以降を搭載したESAデバイスは、内部テストインターフェイスが無効になっているため、脆弱性の影響を受けません。上記の例は、表示されているバージョンが1.0.2-065未満であるため、必要なアップデートがインストールされていない ESAアプライアンスを示しています。ciscoesa> ecstatus Component Version Last Updated Enrollment Client 1.0.2-062 30 Aug 2016 12:21 (GMT +00:00) ciscoesa>
セキュリティ侵害の痕跡
回避策
回避策の有効性に懸念のあるお客様は、サポート組織でサポートケースをオープンし、テストインターフェイスが実際に無効になっていることを確認する必要があります。
修正済みソフトウェア
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや後続のアドバイザリを参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)に連絡してアップグレードを入手してください。
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表に示すように、適切なリリースにアップグレードすることをお勧めします。
AsyncOS ESAメジャーリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
9.1.2 | 9.1.2-041 |
9.7.2 | 9.7.2-065 |
10.0.0 | 10.0.0-203 |
推奨事項
不正利用事例と公式発表
出典
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.2 | 修正済みソフトウェア情報を追加 | 修正済みソフトウェア | Final | 2016-10月4 |
1.1 | 修正済みソフトウェア情報を追加 | 修正済みソフトウェアの概要 | Final | 2016 年 9 月 28 日 |
1.0 | 初版リリース | — | Interim | 2016年9月22日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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