Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、該当ソフトウェアのXML APIの認証メカニズムの不適切な実装に起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたHTTP要求をXML APIに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はAPIを使用して不正な設定変更を行ったり、該当システムに対して制御コマンドを発行したりできる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは次のリンクで確認できます。https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20160504-tpxml
該当製品
脆弱性のある製品
- TelePresence EXシリーズ
- Telepresence Integrator C シリーズ
- TelePresence MX シリーズ
- TelePresence Profile シリーズ
- TelePresence SXシリーズ
- TelePresence SX Quick Setシリーズ
- TelePresence VX Clinical Assistant
- TelePresence VX Tactical
Cisco TelePresenceソフトウェアリリースの判別
シスコ製品で実行されているCisco TelePresenceソフトウェアリリースは、管理者が赤外線(IR)リモートコントローラを介してローカルタッチコントロールデバイスまたは画面上でシステム情報を確認することにより確認できます。
管理者は、Webインターフェイスにログインしてhttp(s)://<system-ip>コマンドを使用するか、または外部API(xAPI)を介してSSHプロトコルでssh admin@<system-ip>コマンドを使用することで、実行中のソフトウェアリリースを確認することもできます。Webインターフェイスにログインすると、ウェルカムテキストにデバイスで実行されているソフトウェアリリースに関する情報が表示されます。
たとえば、ソフトウェアリリースCE 8.2.0を実行しているCisco TelePresence Magnus SX80コーデックの場合、次のウェルカムテキストが表示されます。
Welcome to Magnus SX80 Cisco Codec Release ce 8.2.0 PreAlpha1 c6612ca 2016-04-25 SW Release Date: 2016-04-25 14:58:45, matchbox
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
シスコは、この脆弱性が以下のシスコ製品には影響を与えないことを確認しました。
- TelePresence IX5000 シリーズ
- TelePresence System 500シリーズ
- TelePresence System 3000シリーズ
- TelePresence System T シリーズ
- TelePresence TXシリーズ
回避策
XML APIを無効にするには、ソフトウェアのWebインターフェイスで次の手順を実行します。
- xConfig > NetworkServices > XMLAPI > Modeの順に移動します。
- Mode設定をOffに変更します。
メインデバイスをリブートして、新しい設定を有効にします。デバイスは、ローカルタッチコントロールデバイスまたはIRリモートコントローラからリブートできます。
修正済みソフトウェア
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや後続のアドバイザリを参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成は新規リリースでも継続して適切なサポートが受けられることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。
http://www.cisco.com/c/ja_jp/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
この脆弱性は、Cisco TelePresence Codec(TC)およびCollaboration Endpoint(CE)ソフトウェアリリースTC 7.3.6およびCE 8.1.1で修正されています。
Cisco TelePresenceソフトウェアは、Cisco.comのSoftware CenterからProducts > Video > Cisco TelePresenceの順に選択してダウンロードできます。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
出典
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2016年5月4日 |
利用規約
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