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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、不正なSession Traversal Utilities for NAT(STUN)パケットを適切に処理できないことに起因します。攻撃者は、不正なSTUNパケットをデバイスに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。成功すると、攻撃者はデバイスに強制的にリロードさせ、プロセス内のすべてのコールをドロップする可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは次のリンクで確認できます。https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20160406-cts2
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco TelePresence Server 7010
- Cisco TelePresence Server Mobility Services Engine(MSE)8710
- Cisco TelePresence Server on Multiparty Media 310
- Cisco TelePresence Server on Multiparty Media 320
- 仮想マシン(VM)上のCisco TelePresence Server
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
修正済みソフトウェア
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや後続のアドバイザリを参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成は新規リリースでも継続して適切なサポートが受けられることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
この項の該当する表に示すように、適切なリリースにアップグレードする必要があります。本アドバイザリは以下のアドバイザリを含むコレクションの一部です。これらも考慮した上、完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
- cisco-sa-20160406-cts:Cisco TelePresence Serverにおける巧妙に細工されたIPv6パケット処理によるDoS脆弱性
- cisco-sa-20160406-cts1:Cisco TelePresence Serverにおける巧妙に細工されたURL処理によるDoS脆弱性
- cisco-sa-20160406-cts2:Cisco TelePresence Serverにおける不正なSTUNパケット処理によるDoS脆弱性
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアのメジャー リリースを示します。中央の列が示すのは、本アドバイザリに記載された脆弱性によるメジャー リリースへの影響の有無、また、本脆弱性に対する修正を含む最初のマイナー リリースです。右の列は、メジャー リリースがこのコレクションのアドバイザリに記載した何らかの脆弱性に該当するかどうか、また、これらすべての脆弱性に対する修正を含む最初のリリースを示します。
Cisco TelePresence Server製品 | この脆弱性に対する最初の修正リリース | この脆弱性および一連のアドバイザリに記載されているすべての脆弱性に関する最初の修正済みリリース |
---|---|---|
Cisco TelePresence Serverにおける巧妙に細工されたIPv6パケット処理によるDoS脆弱性 | ||
8710 | 4.2(4.23) | 4.2(4.23) |
Cisco TelePresence Serverにおける巧妙に細工されたURL処理によるDoS脆弱性 | ||
7010/8710/310/320/VM | 4.2(4.18) | 4.2(4.23) |
820 | 4.2(3.72) | 4.2(3.72) |
Cisco TelePresence Serverにおける不正なSTUNパケットに起因するDoS脆弱性 | ||
7010/8710/310/320/VM | 4.2(4.18) | 4.2(4.23) |
推奨事項
不正利用事例と公式発表
出典
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2016年4月6日 |
利用規約
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