Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性は、特権アカウントにデフォルトの静的パスワードが設定されているために発生します。このアカウントはインストール時に作成され、システムの機能に影響を与えずに変更または削除することはできません。攻撃者は、このアカウントを使用してSSH経由で該当システムにリモート接続することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者は該当システムを完全に制御できる可能性があります。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対しては回避策がありません。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150701-cucdm
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco Unified Communications Domain Managerバージョン10.xには該当するプラットフォームソフトウェアが含まれていないため、この脆弱性の影響を受けません。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
詳細
Cisco Unified CDMは、Cisco Hosted Collaboration System(HCS)の一部です。Cisco Unified CDMソリューションには、アプリケーションソフトウェアとプラットフォームソフトウェアが含まれています。
Cisco Unified Communications Domain Managerプラットフォームソフトウェアの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がrootユーザの権限でログインし、該当システムを完全に制御できる可能性があります。
この脆弱性は、特権アカウントにデフォルトの静的パスワードが設定されているために発生します。このアカウントはインストール時に作成され、システムの機能に影響を与えずに変更または削除することはできません。攻撃者は、このアカウントを使用してSSH経由で該当システムにリモート接続することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者は該当システムを完全に制御できる可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuq45546(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2015-4196が割り当てられています。
回避策
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories, Responses, and Alerts アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
この脆弱性は、Cisco Unified Communications Domain Managerプラットフォームソフトウェアリリース4.4.5以降で解決されています。Cisco Unified Communications Domain Managerプラットフォームソフトウェアリリース4.4.3および4.4.4を実行しているお客様は、通常のサポートチャネルを通じてホットフィックスパッチを要求できます。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性はシスコ内部でのセキュリティテストによって発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2015年7月1日 | 初回公開リリース |
利用規約
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