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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対しては回避策がありません。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20130417-tpi
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco TelePresence MCU 4501シリーズ、MCU 4500シリーズ、およびCisco TelePresence MCU MSE 8510バージョン4.3(2.18)以前
- Cisco TelePresence Serverバージョン2.2(1.54)以前
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
- Cisco TelePresence MCU 5300シリーズおよびMCU 4200シリーズ
- Cisco TelePresence MCU MSE 8420
詳細
Digital Signal Processor(DSP;デジタルシグナルプロセッサ)カードの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者がDSPカードのクラッシュを引き起こし、該当システムのリロードが引き起こされる可能性があります。
この脆弱性は、Real-Time Transport Protocol(RTP)パケットペイロードで転送される不正なH.264ビットストリームの検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、確立されたSession Initiation Protocol(SIP)またはH.323セッションに不正なH.264ビットストリームを含むRTPパケットを挿入することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者は該当システムのリロードを引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、Cisco TelePresence ServerのCisco Bug ID CSCuc11328(登録ユーザ専用)およびCisco TelePresence MCUシリーズデバイスのCSCub05448(登録ユーザ専用)に記述されています。この脆弱性に対してCommon Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2013-1176が割り当てられています。
回避策
修正済みソフトウェア
この脆弱性は、次のシステムバージョンで解決されています。
- Cisco TelePresence MCU 4500シリーズ、MCU 4501シリーズ、およびCisco TelePresence MCU MSE 8510バージョン4.3(2.30)以降
- Cisco TelePresence Serverバージョン2.3(1.55)以降
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt のシスコ セキュリティ アドバイザリ、応答、および通知のアーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
この脆弱性は、サポートケースの解決中に発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2013年4月17日 | 初版リリース |
利用規約
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