Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverの任意のログインに関する脆弱性に対しては回避策があります。このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20130410-mp
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバのバージョン | 該当 |
---|---|
7.0 | いいえ |
7.0 | Yes |
7.1 | Yes |
8.0 | Yes |
8.5 | Yes |
Cisco Unified MeetingPlace Application Serverは、Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverの任意のログインに関する脆弱性の影響を受けません。
次のバージョンのCisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverソフトウェアは、Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverの任意のログインに関する脆弱性の影響を受けます。
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingサーバのバージョン | 該当 |
---|---|
7.0 | いいえ |
7.0 | Yes |
7.1 | Yes |
8.0 | Yes |
8.5 | Yes |
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverは、Remember Me認証オプションが有効になっている場合のみ、この脆弱性の影響を受けます。このオプションが有効になっているかどうかを確認するには、Home > Administration > Web Serverの順に選択します。Web Server Customization ValuesセクションのAllow Remember Meの値がYesに設定されている場合、Remember Meオプションが有効になり、システムに脆弱性が生じます。
Remember Me認証オプションはデフォルトでイネーブルになっています。
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverは、Cisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバにおける認証バイパスに関する脆弱性の影響を受けません。
注: 7.0より前のバージョンのCisco Unified MeetingPlace Application ServerおよびCisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverソフトウェアは、ソフトウェアメンテナンスが終了しています。7.0より前のバージョンを実行しているデバイスをご使用のお客様は、サポートされているバージョンへのアップグレードに関してシスコサポートチームにお問い合わせください。
Cisco MeetingPlace Expressに関する情報
Cisco Unified MeetingPlace Expressは、Cisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバにおける認証バイパスに関する脆弱性の影響を受けます。
Cisco Unified MeetingPlace Expressはソフトウェアメンテナンスが終了しました。交換については、シスコのサポートチームにお問い合わせください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
詳細
Cisco Unified MeetingPlace Application Serverは、Cisco Unified MeetingPlaceソリューションの中核であり、音声およびビデオサービスと、ソリューションのその他のコンポーネントに対する一般的なサポートを提供します。Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverは、Cisco Unified MeetingPlaceソリューションのコンポーネントであり、ユーザは会議を管理し、アプリケーションやプレゼンテーションを共有できます。
Cisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバにおける認証バイパスの脆弱性
Cisco Unified MeetingPlace Application ServerのWebサーバコンポーネントの認証コードにおける脆弱性により、ユーザが該当システムからログアウトした後に、認証されていないリモートの攻撃者がユーザセッションを引き継ぐ可能性があります。
この脆弱性は、ユーザのログアウト時に該当システムがユーザのセッションを無効にしないことに起因します。攻撃者は、巧妙に細工したHTTP GETまたはPOST要求を該当システムに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。成功するには、攻撃者は以前にログアウトしたユーザのセッションCookie値を知っている必要があります。Cisco Unified MeetingPlace Application Serverは、30分後にセッションCookieを自動的に無効にします。したがって、攻撃者は30分間攻撃を実行できます。 この不正利用により、攻撃者は正規のユーザになりすまして、該当システムの機密性、整合性、および可用性を、該当ユーザの特権で侵害する可能性があります。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuc64885(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2013-1168が割り当てられています。
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverにおける任意のログインに関する脆弱性
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverの認証コードにおける脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が正規のユーザになりすまして該当システムに任意のコマンドを発行する可能性があります。
この脆弱性は、該当システムでRemember Meオプションが設定されている場合に、ユーザCookieの検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、巧妙に細工されたログイン要求を該当システムに送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。攻撃者が攻撃を実行するには、有効なユーザ名が必要です。この不正利用により、攻撃者は正規のユーザになりすまして、該当システムの機密性、整合性、および可用性を、該当ユーザの特権で侵害する可能性があります。
注:この脆弱性の影響を受けるのは、Remember Meオプションが設定されているCisco Unified MeetingPlace Web Conferencingサーバだけです。Microsoft Outlook Integrationは認証サービスにCisco Unified MeetingPlace Application Serverを使用しており、この脆弱性の影響を受けません。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuc64846(登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2013-1169が割り当てられています。
回避策
Remember Me認証オプションを無効にすると、Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingサーバにおける任意のログインに関する脆弱性が緩和されます。
Remember Me認証オプションを無効にするには、Home > Administration > Web Serverの順に選択し、Web Server Customization ValuesセクションでAllow Remember Me valueをNoに設定します。
修正済みソフトウェア
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
Cisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバにおける認証バイパスの脆弱性
次の表に、Cisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバの認証バイパスの脆弱性を修正するCisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバソフトウェアリリースに関する情報を示します。
Cisco Unified MeetingPlace Application Serverメジャーリリース |
Cisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバの修正済みリリース |
7.0 | 7.1MR1パッチ2に移行 |
7.1 | 7.1MR1パッチ2 |
8.0 |
8.0MR1パッチ1 |
8.5 | 8.5MR3パッチ1 |
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverにおける任意のログインに関する脆弱性
次の表に、Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingサーバの任意のログインに関する脆弱性を修正するCisco Unified MeetingPlaceアプリケーションサーバソフトウェアリリースに関する情報を示します。
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencing Serverメジャーリリース |
Cisco Unified MeetingPlace Web Conferencingサーバの修正済みリリース |
7.0 | 7.1MR1パッチ2に移行 |
7.1 | 7.1MR1パッチ2 |
8.0 |
8.0MR1パッチ2 |
8.5 | 8.5MR3パッチ1 |
ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや後続のアドバイザリを参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。
これらの脆弱性は、サポートケースの解決中に発見されたものです。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 | 2013年4月10日 | 初版リリース |
利用規約
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