Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Management Center for Cisco Security Agentは、認証されていない攻撃者が該当デバイスでリモートコードを実行する可能性のある脆弱性の影響を受けます。
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
この脆弱性を軽減する回避策があります。
このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20110216-csa で公開されています。
該当製品
脆弱性のある製品
Cisco Security Agentソフトウェアリリース5.1、5.2、および6.0は、この脆弱性の影響を受けます。
注:この脆弱性の影響を受けるのは、Management Center for Cisco Security Agentのみです。エンドポイントワークステーションまたはサーバにインストールされているCisco Security Agentは、この脆弱性の影響を受けません。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
詳細
Cisco Security Agentは、サーバおよびデスクトップコンピューティングシステムに対する脅威からの保護を提供します。Cisco Security Agentは、スタンドアロン方式で機能することも、Management Center for Cisco Security Agentで管理することもできます。
Management Center for Cisco Security Agentは、認証されていない攻撃者が該当デバイスでリモートコードを実行できる脆弱性の影響を受けます。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はエージェントポリシーとシステム設定を変更し、その他の管理タスクを実行できる可能性があります。
注:この脆弱性を不正利用できるのは、特定のパケットをWeb管理インターフェイスに送信し、デフォルトでTCPポート443でリッスンする場合だけです。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtj51216 (登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2011-0364が割り当てられています。
回避策
この脆弱性を軽減するための回避策として、次のポリシーを設定できます。Management Center for Cisco Security Agentサーバで実行されているCisco Security Agent用にこのポリシーを展開するには、次の手順を実行します。
新しいアプリケーションクラスの作成
ステップ 1:アプリケーションクラスの名前として「CSA MC - all applications but not its descendants」を指定します。
ステップ 2:Add Process to application class領域でwhen created from one of the following executablesを選択し、値として@(regpath HKLM\SOFTWARE\Cisco\CSAMC60\ProductRootDir default=**\CSAMC*)\**\*.exeを指定します。
ステップ 3:Only this processオプションが選択されていることを確認します。
ステップ 4:[Save] をクリックします。
プライオリティ拒否アプリケーション制御ルールの作成
ステップ 1:読みやすくするため、APCRにCSAMC applications invoking non-CSAMC applicationsという名前を付けます。
ステップ 2:ロギングをイネーブルにします。
ステップ 3:次の選択したクラスの現在のアプリケーションの場合は、「新規アプリケーション・クラスの作成」で作成したアプリケーション・クラスを選択します。 But notオプションに対しては、<none>を選択します。
ステップ 4:選択した次のクラスの新しいアプリケーションで、<All Applications>を選択します。But notオプションでは、Create a New Application Classの下に作成された新しいアプリケーションクラスを選択します。
ステップ 5:[Save] をクリックします。
修正済みソフトウェア
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリを参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
この脆弱性は、Cisco Security Agentソフトウェアバージョン6.0.2.145以降で修正されています。
Cisco Security Agentソフトウェアは、次のリンクからダウンロードできます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/support/downloads/go/Redirect.x?mdfid=278065206
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
この脆弱性はGerry Eisenhaur氏によって発見され、ZDIによってシスコに報告されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2011年2月16日 |
初回公開リリース |
利用規約
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