Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Unified Customer Voice Portal(CVP)には、認証されたユーザがスーパーユーザアカウントを作成、変更、または削除できる脆弱性が存在します。シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。
このアドバイザリは、https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20080521-cvp で公開されています。
該当製品
脆弱性のある製品
4.0.xリリースでは4.0(2)_ES14より前のCVPソフトウェアバージョン、4.1.xリリースでは4.1(1)_ES11に脆弱性があります。
注:ソフトウェアリリース3.xおよび7.0(1)を実行しているCVPシステムには脆弱性はありません。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
ソフトウェアリリース3.xが稼働しているCVPシステムには脆弱性はありません。バージョン7.0(1)以降を実行しているCVPシステムには脆弱性はありません。他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。
詳細
Cisco Customer Interaction Networkソリューションの一部であるCisco Unified Customer Voice Portal(CVP)は、顧客の音声およびビデオセルフサービスの統合を提供します。CVPを使用することで、組織はインテリジェントでパーソナライズされたセルフサービスを電話で提供でき、顧客は必要な情報をコンタクトセンターから効率的に取得できます。
CVPには、スーパーユーザ、管理者、読み取り専用アクセスという3つの異なるユーザロールがあります。この脆弱性はCVPに存在し、管理者ロールを持つユーザがスーパーユーザアカウントを作成、変更、または削除でき、スーパーユーザアカウントのシステム権限が大きくなっています。
この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCsj93874 (登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerability and Exposures(CVE)IDとしてCVE-2008-2053が割り当てられています。
回避策
この脆弱性に対する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
この脆弱性は、4.0.xリリースのCisco Unified Customer Voice Portal(CVP)ソフトウェアバージョン4.0(2)_ES14、41.xリリースの4.1(1)_ES11、および7.xリリースの7.0(1)で修正されています。
CVPソフトウェアバージョン4.0(2)_ES14は、http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/36833091037661f49ad8152368c22bbfからダウンロードできます。
CVPソフトウェアバージョン4.1(1)_ES11は、http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/946b57654c80187da8c3cfc0aa02866eからダウンロードできます。
アップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt と後続のアドバイザリも参照して、問題の解決状況と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードする機器に十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報に不明な点がある場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)または契約を結んでいるメンテナンス プロバイダーにお問い合せください。
推奨事項
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
この脆弱性はシスコの製品テストで発見されました。
URL
改訂履歴
リビジョン 1.0 |
2008年5月21日 |
初回公開リリース |
利用規約
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