概要
このドキュメントでは、Cisco Technical Assistance Center(TAC)によって要求される Cisco Prime Collaboration Provisioning Manager のトラブルシューティング情報およびログを単一の圧縮アーカイブ ファイルとして集める CLI ツールである、ShowTech について説明します。このツールは、Provisioning Manager バージョン 2.0 以降で使用できます。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Cisco Unified Provisioning Manager
- Cisco Prime Collaboration Provisioning
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
- Cisco Prime Collaboration Provisioning バージョン 10.5
- WinSCP バージョン 5.5
注:このドキュメントは、Cisco Unified Provisioning Manager バージョン 9.x にも適用されます。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
設定
- DETAIL ロギングを有効にします。
- ルート クレデンシャルでセキュア シェル(SSH)を使用して Cisco Prime Collaboration Provisioning にログインします。
- 次のコマンドを入力して、スクリプト ディレクトリに移動します。
[root@PCP9 ~]# cd /opt/cupm/sep/ipt/bin
- ログ レベルを DETAIL に変更します。
[root@PCP9 bin]# bash ./changeloglevel.sh -level DETAIL
注:ログ レベルは、サーバのリブート後に DEFAULT に戻ります。
- サーバの現在のタイム スタンプをメモします。
[root@PCP9 bin]# date
- 問題を再現します。
- ShowTech ファイルを生成します。
使用方法:
bash ./showtech.sh -start
-end
start date from which to collect data (START_DATE format:
YYYY-MM-DD HH:MM)
end date up to which to collect data (END_DATE format:
YYYY-MM-DD HH:MM)
最新のログ ファイルを取得するため、START_DATE はステップ 1d で取得した値から 1 時間引いた値にする必要があり、END_DATE は将来の時間を指定する必要があります。
例:
[root@PCP9 bin]# bash ./showtech.sh -start 2014-12-06 11:52:44 -end 2014-12-06
15:00:00
- サーバからログを収集します。
- ルート クレデンシャルで WinSCP にログインします。
- ディレクトリをサーバの /tmp フォルダに移動します。
- サーバから PC 上の任意の場所に ShowTech の zip ファイルをコピーします。
注:サーバのファイルとディレクトリが変更されていないことを確認します。
- ShowTech ファイルをサポート ケース マネージャの [Upload] オプションでケース ノートに添付するか、電子メールで Cisco TAC エンジニアに直接送信します。
確認
現在、この設定に使用できる確認手順はありません。
トラブルシュート
ShowTech のコレクションは比較的単純であり、障害の可能性はほとんどありません。問題またはエラーがあれば、Cisco TAC に連絡してください。