概要
このドキュメントでは、Evolved Programmable Network Manager(EPNM)のアップグレード障害のソリューションについて説明します。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- EPNM
- シェルアクセスを使用してEPNM Application Server GUIおよびCLIに接続する方法
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、EPNMソフトウェアバージョン5.0.2.1および5.1.3.1に基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
背景説明
EPNMバージョン5.0.2.1からEPNMバージョン5.1.3.1にアップグレードしようとすると、障害が発生します。
問題
エラーメッセージ "Unexpected library downgrade:log4j-core-2.16.0.jar"
epnmがバージョン5.0.2.1からバージョン5.1.3.1にアップグレードするときに表示され、アップグレードプロセスを妨げます。次の図に示すエラーメッセージを参照してください。
解決方法
ステップ1:EPNM Application Server CLIからlog4jコアファイルのバックアップを作成します(図4の矢印Aを参照)。コマンドは次のとおりです。
#mkdir /localdisk/sftp/backup_log4j
#mv /opt/CSCOlumos/compliance/lib/log4j-core-2.17.0.jar /localdisk/sftp/backup_log4j/log4j-core-2.17.0.jar_lib
#mv /opt/CSCOlumos/lib/xmp-third-party/log4j-core-2.17.0.jar /localdisk/sftp/backup_log4j/log4j-core-2.17.0.jar_xmpthirdParty
ステップ2:ファイルがバックアップされたら、EPNM GUI([Administration] > [Licenses and Software Updates] > [Software Update])からEPNM 5.1.3.1セキュリティパッチファイル(cepnm5.1-dpp3-pp1-build874.ubf)をインストールします。これにより、EPNM 5.1.3.1が正常にインストールされます。
ステップ3: /opt/CSCOlumos/compliance/libフォルダと/opt/CSCOlumos/lib/xmp-third-party/フォルダにあるlog4j-coreファイルにlog4j-core-2.16.jarと表示されていることを確認します。
次の図を参照してください。