インテントベース ネットワーキング

企業目標を反映したネットワークの実現

今日の世界では、あらゆるものがネットワークでつながっています。キャンパスやブランチ オフィスのユーザやデバイスから、データセンターやクラウドのアプリケーションに至るまで、ネットワークによって、すべての IT プロセスおよびビジネス プロセスで常に適応し、保護し、情報を伝達できる余地があります。その方法はどうなっているのでしょうか。

インテントベース ネットワークでのみ、実現が可能です。ビジネス インテントを把握し、それをネットワーク全体に有効化することで、常にビジネスのニーズとネットワーク機能の間のギャップを解消することができます。

ネットワークの未来について

進化するネットワークのトレンドに何が期待できるのか、そしてそのトレンドに先んじるにはどうすればよいのか、まずは知っておきましょう。シスコの『2022年 グローバル ネットワーキング トレンド レポート network as a service(NaaS)の台頭』で最新のインサイトをご覧ください。

最新情報

シスコのポリシーとアシュアランス機能が統合され、複数のネットワーク ドメインにわたって利用できるようになりました。キャンパス/ブランチ、WAN、データ センター/クラウドの各ドメインにおける機能統合で、一貫したパフォーマンス、コンプライアンス、セキュリティの確保が可能になります。

ネットワーク ドメイン統合の重要性

EMC の発表に関するブログでは、ネットワーク ドメイン間でポリシーを統一するメリットについてご説明します。

シスコのクロスドメイン ポリシー統合ソリューション

Cisco ACI、Cisco SD-Access、および Cisco SD-WAN がドメイン間でポリシーを共有できる仕組みについて説明します。

特長と利点

インテントベースのネットワーキングで実現

運用のシンプル化

ネットワーク ポリシー制御を一元化し、管理を自動化し、IT ワークフローを統合します。

プロアクティブな管理​

ネットワーク モニタリングおよび分析を使用し、機械学習を活用することで、問題が大きくなる前に特定し、レポートし、修復できます。

ネットワーク全体のセキュリティ

リアルタイムであらゆる場所の脅威を検出し抑え込みます。ネットワーク インテリジェンスを使用すれば、セキュリティ部門に迅速に警告できます。

イノベーションへの投資

オープンでインテントベースのネットワーキング プラットフォーム上で、現在および未来の IT およびビジネスのイノベーションを実現します。

専門家の声

ビジネスと IT をつなぐ「ブリッジ」を構築

シスコのビジョンにおける技術的な側面と、インテントベース ネットワークのアーキテクチャと利点について、ホワイトペーパーをダウンロードしてご確認ください。

Wi-Fi 6 の時代が幕を開けました。今すべきことは何でしょうか?

2020 年末までに、何千万台もの Wi-Fi 6 デバイスが使用されると予想されます。Farpoint Group の報告書では、Wi-Fi 6 の普及における課題と、Wi-Fi 6 を最大限に活用する方法について述べています。

最新のインテントベース ネットワーク

ドメインをまたぐエンタープライズ ネットワーク

アクセス、WAN、データセンター/クラウドなどのマルチドメインで、アプリケーションポリシー、セキュリティ、およびセグメント化が統合されました。共通のビジネス インテントを実現すべく連携して機能します。

全体で整合性を確保したデータ センター ネットワーク

運用のシンプルさと、(あらゆるアプリケーション、あらゆる場所、あらゆるクラウドに対応した)一貫したポリシー モデルによって、マルチクラウド ネットワークを拡張できます。

ネットワーク アシュアランスに関する信頼できるアドバイザー

IT 運用を容易にし、ネットワークの中断を予測します。生産性を向上させ、リスクを軽減します。シスコ サービスの固有の専門性、実用的なインサイト、画期的なツール、ベスト プラクティスを活用してください。

お客様の声

Catalyst Center により、ユーザから問い合わせが入る前に問題を特定できるようになりました。院内のネットワーク インフラの大半はワイヤレスですが、アナリティクスの支援によりネットワーク全体からデバイスを特定し、問題を迅速に解決できます。

Houston Methodist 病院シニア ワイヤレス エンジニア Manuel Ortiz III 氏

シスコの Network Assurance Engine により、実稼働ネットワークの中断のリスクを著しく低減できました。対応速度が向上し、アプリケーションの移行における作業品質も高まりました。

Bosch 社、データセンター チーム リード Jan Holzmann 氏

シスコのテクノロジーは、セキュリティ、可視性、可用性を高めるだけでなく、IT 部門の全員に安心感を与えてくれます。Cisco Tetration の使用を始めて以来、ネットワーク障害が 1 件も発生していません。

First National Bank(FNB)インフラ・セキュリティ サービス CIO、Eugene Pretorius 氏

インテントベース ネットワーキングとは。

インテントベース ネットワークが、ビジネスと IT の間のギャップを埋めます。ビジネスの目的を把握し、そのインテントに沿ってエンドツーエンド ネットワークと常に協調します。インテントは、アプリケーション サービス レベル、セキュリティ ポリシー、コンプライアンス、運用プロセス、その他のビジネス ニーズに適用することができます。

インテントベース ネットワーキングが重要な理由

企業はより迅速に、確証をもって行動する必要があります。多くの企業は、今日のビジネス環境の規模の変動や複雑さ、脅威に対応できていません。インテントベース ネットワーキングには、大きく分けて次の 3 つの分野でビジネス上の利点があります。

  • スピードと俊敏性。ネットワークが組織のニーズに迅速に対応するため、手動での介入の必要はほとんどなくなります。
  • ビジネス上の価値。ネットワークの維持に必要な時間と労力が低減され、ビジネスに真の価値を提供する IT 革新のための時間が増えます。
  • リスクの低減。ネットワークの可視性、分析、自動化の向上により、より迅速な脅威検出、封じ込め、継続的なコンプライアンス、ダウンタイムの削減が実現します。

インテントベース ネットワーキングの仕組み

インテントベース ネットワーキングでは、ビジネスの目的が把握された上で変換されることで、ネットワーク全体への適用が可能となります。ネットワークが継続的な監視を行い、調整することによって整合性を確保します。これは、次のようなクローズドループ システムを通じて実現されます。

  • 変換:ビジネスの目的(インテント)の把握と変換。
  • 有効化:ポリシーを自動で有効化。ネットワーク全体が対象。
  • アシュアランス:アシュアランス:継続的なモニタリングと検証。

インテントベース ネットワーキングの性能をすべて発揮するために、これらの機能はプログラマブル ネットワーク インフラストラクチャ上に構築されます。


開始方法

  • まず、基本的なビジネス ケースとインテントベース ネットワークの技術要件を把握します。
  • 変換の利点を最も見いだせる分野(データセンター、キャンパス、WAN 等)を特定します。
  • 既存のネットワーク インフラストラクチャにおいて、インテントベース アーキテクチャをサポートしている部分、またアップグレードが必要な部分について調査します。
  • インテントベース ネットワークの導入ロードマップを作成し、実施できる技術パートナーを選択します。

シスコが支援できる内容を確認してください。

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関連リソース