Cisco WAN Automation Engine は強力で柔軟な Software-Defined Networking(SDN; ソフトウェア定義型ネットワーキング)プラットフォームです。WAN 環境を抽象化およびシンプル化する一方、完全にオープンにし、プログラミング可能にします。グローバルなロード バランシング、帯域幅のカレンダリング、オンデマンド帯域幅、プレミアム ネットワーク ルーティングなどの革新的な最新のサービスを展開し、最適化できます。
基盤となる物理および仮想ネットワーク インフラストラクチャの可視性と制御の向上による新機能をご確認ください。サードパーティによる調査では、WAN での SDN 利用による経済的なメリットが具体的に示されています。Cisco WAN Automation Engine の 4 つの使用例に関する ACG Research 社の分析 [英語] をご覧ください。
Cisco WAN Automation Engine によってサービス プロバイダー ネットワーク内の時間のかかる手動操作を自動化できるようになりました。自動化できるタスクには、ネットワーク パフォーマンスとキャパシティ プランニングの管理、制御、分析、および改善が含まれます。以下のような使用例が考えられます。
サービス プロバイダーは、コンテンツを要求された場合に、Cisco WAN Automation Engine を使用して、コンテンツの場所とネットワークへの影響をインテリジェントに検討できます。同時に、ネットワークの健全性が常に維持されるように保証できます。
企業のお客様がオンデマンドでのキャッシュ移動を希望する場合、Cisco WAN Automation Engine は最初に最適パスを決定します。その後、Path Computation Element Protocol(PCEP)を使用して、ラベル スイッチド パスをプログラムします。
サービス プロバイダーにとっては、高コストのリンクや大洋横断リンクなどの高価なリソースを効率的に使用することが重要となります。Cisco WAN Automation Engine は、大半の高価なネットワーク リソースが十分に最適化されるように確保し、PCEP を使用して最適な負荷共有メトリックを割り当てることができます。
サービス プロバイダーは、サービス レベル契約(SLA)を満たすために、Cisco WAN Automation Engine を使用して、アクセス ルータからアグリゲーション ルータまでの複数の個別の LSP をプロビジョニングします。また、エンジンは、障害が生じた場合に別のパスをたどるように確保することができます。