エンタープライズ WAN をクラウドに拡張
Cisco Cloud Services Router(CSR)1000V シリーズは、仮想フォーム ファクタ、シングル テナントのソフトウェア ルータで構成され、マルチ テナントのプロバイダーホスト型クラウドへの WAN ゲートウェイ機能を提供します。これによって、企業は WAN をオフ プレミスのクラウドに拡張でき、クラウド プロバイダーは、エンタープライズ クラスのネットワーク サービスをテナントに提供できます。
機能と特長
Cisco CSR 1000V シリーズは、エンタープライズ WAN をプロバイダーホスト型クラウドに拡張することで、企業によるハイブリッド クラウド モデル導入へのハードルを下げます。
主な特長は次のとおりです。
- マルチ テナントのプロバイダーホスト型クラウド向けに設計された柔軟な仮想フォーム ファクタ
- ハイパーバイザに依存せず、完成された、各テナント用マルチサービス ルータ インスタンス
- 実証済みで、使い慣れた、エンタープライズ クラスの Cisco IOS ソフトウェア ネットワーク サービス
- Cisco 物理フォーム ファクタ ルータとの機能および操作方法における一貫性
- シスコ サービス統合型ルータと Cisco アグリゲーション サービス ルータによるエンドツーエンドの WAN アーキテクチャのコンポーネント
主に次の用途で使用できます。
- セキュアな VPN ゲートウェイ
- MPLS WAN の終端
- データ センター ネットワークの拡張
- コントロールおよびトラフィックのリダイレクト
主な利点
- 直接接続により、クラウド ホスト型アプリケーションの応答時間が向上します。
- プライベート WAN の統合により、セキュリティ、パフォーマンス、予測可能性が向上します。
- エンタープライズ コントロール、可視性、一貫したポリシーにより、セキュリティ リスクが軽減されます。
- 一貫した機能および使い慣れた操作性により、操作効率が向上します。
- データセンターのネットワークがクラウドまで拡張することで、アプリケーションのオン ボーディングが簡素化されます。