Cisco Business
Q.
シスコが Cisco
® Business
を導入したのはなぜですか?
A.
小規模企業にサービスを提供しているシスコのパートナーと小規模企業のお客様がビジネスを成功させるためには、柔軟性/
安全性/
信頼性に優れた、シンプルながら包括的なネットワークが必要です。Cisco Business
は、進化するデジタル世界におけるこのようなニーズに対応するために導入されました。
Q. Cisco Business
はどのような製品ラインナップとソリューションで構成されていますか?
A. Cisco Business
は、スイッチ、ルータ、ワイヤレス製品の包括的なポートフォリオで構成され、お客様のニーズを満たすネットワークソリューション全体を構築します。Cisco Business
の製品はすべて、Cisco Business
ダッシュボードと Cisco Business
モバイルアプリで管理されます。
Q. Cisco Business
はどこで販売されていますか?
A. Americas
、EMEAR
、APJC
のほとんどの国で販売されています。各国の販売状況については、シスコのセールスチームまでお問い合わせください。
Q. Cisco Business
はどうすれば購入できますか?
A.
すべての
Cisco Business
製品は、2-Tier
ディストリビューション
パートナーを通じて販売されます。一部の国では、Amazon
などの e
コマースパートナーからでも購入できます。
Q. Cisco Business
のポートフォリオは、シスコ
エンタープライズオファーと重複していますか?
A.
いいえ。Cisco Business
ポートフォリオは、小規模企業にエンタープライズクラスのネットワークソリューションを提供することに重点を置き、シンプルさ、柔軟性、セキュリティを考慮して設計されています。直感的な Web
ベースの管理ツールにより、自社管理型の小規模企業とマネージド
サービス
プロバイダーの両方で、ネットワーク管理と運用がシンプルになります。
Cisco Business
のポートフォリオは、適切なオファーの組み合わせで構成されています。また、e
コマースおよびダイレクト
マーケット
リセラー(DMR
)から調達されるお客様も対象としています。Cisco Business
は、ビジネスの成長の各段階に対応できる、低価格の製品ポートフォリオを提供しています。
Q. Cisco Meraki
™
や Meraki Go
とは何が違うのですか?
A. Cisco Business
ハードウェア製品の運用には、サブスクリプション
ライセンスは必要ありません。製品の導入やマルチサイトの管理が柔軟にできるようになっています。Cisco Meraki
はクラウドベースのソリューションですが、Cisco Business
は、オンプレミスとクラウドのどちらでも管理できます。Meraki Go
は、システムを自社で調達、導入、管理するエンドカスタマーを対象としています。一方、Cisco Business
は、自社で導入/
管理することも可能ですが、マネージド
サービス
プロバイダーやパートナーが必要とする柔軟性や機能も兼ね備えています。
Q.
詳細情報はどこで入手できますか?
A. Cisco Business
製品の詳細については、
こちら
のソリューションページをご覧ください。
Cisco Business スイッチ
Q.
スイッチとルータは何が違うのですか?
A.
スモール
オフィス
ネットワークを構築する際に必要となる最も重要な機器は、スイッチとルータの 2
つです。この 2
つのデバイスは似ていますが、ネットワーク内では異なる働きをします。
スイッチは、あらゆるネットワークの重要な構成要素です。1
つのオフィスまたは建物内の同じネットワーク上にあるコンピュータ、ワイヤレスアクセスポイント、プリンタ、サーバなどのさまざまなデバイスを接続します。接続されたデバイスは、スイッチによって情報を共有し、互いに通信できます。
ルータは、複数のスイッチとそれぞれのネットワークを接続して、さらに大規模なネットワークを形成します。ルータは、複数のネットワークを接続するだけでなく、ネットワークデバイスや複数のユーザがインターネットにアクセスできるようにする役割も担っています。お客様のビジネスを世界に接続しながら、セキュリティに対する脅威から情報を保護します。
Q.
マネージドスイッチ、スマートスイッチ、アンマネージドスイッチの違いは何ですか?
A.
マネージドスイッチは、お客様のネットワーク要件に正確に合わせて設定できるため、セキュリティと柔軟性が向上し、機能が強化されます。つまり、きめ細かく制御することでネットワークのセキュリティがさらに強化され、ネットワークにアクセスするユーザへのサービス品質が向上するということです。Cisco Business 350
シリーズは、マネージドスイッチです。
スマートスイッチは、管理機能、Quality of Service
機能、セキュリティ機能を備えているため、マネージドスイッチよりもコスト効率に優れています。ただし、マネージドスイッチほどの拡張性はなく、通常、大規模ネットワークのエッジに導入されたり、小規模ネットワークや比較的シンプルなネットワークのインフラストラクチャとして導入されたりします。Cisco Business 250
シリーズおよび Cisco Business 220
シリーズは、スマートスイッチです。
アンマネージド
ネットワーク
スイッチは、接続するだけで機能するように設計され、設定不要です。通常、基本的な接続に使用されます。多くの場合、ホームネットワークや、デスク、ラボ、会議室など、ポートをいくつか追加する必要がある場所で利用されます。Cisco Business 110
シリーズは、アンマネージドスイッチです。
Q. Cisco Business 250
シリーズ
スマートスイッチと 220
シリーズ
スマートスイッチの違いは何ですか?
A. Cisco Business 250
シリーズは、レイヤ 3
スタティックルーティングを含むさまざまな機能を備えている高度なスマートスイッチですが、フルマネージドスイッチよりも低価格です。オンラインリソースを共有したり、コンピュータ、電話機、ワイヤレスアクセスポイントを接続したりするために、信頼性に優れたソリューションが必要な際に、低コストで購入できる Cisco Business 250
シリーズ
スマートスイッチは理想的です。
Cisco Business 220
シリーズは、Cisco Business 250
シリーズよりもさらに低コストでネットワーク接続とシンプルな管理を実現できる、スマートな小型スイッチです。ビジネスクラスのネットワークが必要な一方、コストが最優先の場合に、Cisco Business 220
シリーズは優れたソリューションとなります。
Q. 10
ギガビットやマルチギガビットのイーサネットが必要でしょうか?
A.
消費者の行動がデジタル化している変化の激しいビジネス環境において、小規模企業は、自社のビジネスの進め方が根本的に変わると考えています。これは、デジタル
トランスフォーメーションが加速することを意味しています。802.11ac Wave 2
ワイヤレス、Wi-Fi 6
、クラウド、Internet of Things
などのテクノロジーによって全体的な生産性が大幅に向上しますが、ネットワークへの負荷もさらに大きくなります。
マルチギガビット
ネットワーク
アクセスにより、高性能のワイヤレスアクセスポイントを 2.5G
または 5G
で接続して可能性を最大限に引き出し、優れたワイヤレスエクスペリエンスを実現できます。
10G
ネットワークコアを使用することで、バックボーンネットワークの輻輳回避、従業員の生産性向上、顧客への対応時間短縮、市場への新製品の迅速な投入が可能になります。
Cisco Business
は、10
ギガビット、マルチギガビット、ギガビットのオプションを備えた幅広いスイッチを用意し、高いパフォーマンスと優れたコスト効率の両方を実現しています。
Q. Cisco Business
スイッチは Power over Ethernet
をサポートしていますか?
A. Power over Ethernet
(PoE
)により、IP
テレフォニー、ワイヤレス機器、監視装置などの接続機器をコンセントの近くに配置する必要がなくなるため、導入がシンプルになります。Cisco Business
スイッチは、802.3af
と 802.3at
の両方の PoE
規格をサポートし、高性能ワイヤレスアクセスポイント、パン/
チルト/
ズームカメラ、IP
フォン、ビデオエンドポイントに、ポートあたり最大 30W
の電力を供給します。
45
〜 740W
の PoE
電力バジェットに対応した各種モデルを、8
、16
、24
、48
ポートの構成で利用できるため、すべてのユーザが自社の環境に最適な製品を見つけられます。
Q.
内部電源と外部電源を選択できるのはなぜですか?
A. Cisco Business
スイッチの 24
ポートモデルと 48
ポートモデルには、すべて電源装置が内蔵されています。これらのデバイスは通常、ラックにマウントされ、AC
電源に直接接続されるためです。8
ポートモデルおよび 16
ポートモデルでは、内部電源と外部電源を選択できます。外部電源モデルは筐体のサイズが小さいため、デスク、会議室、教室などの狭いスペースに適しています。一方、内部電源モデルの筐体サイズは若干大きくなっていますが、AC
電源に簡単に接続できるという利点があります。
内部電源装置も外部電源装置もすべてスイッチに付属しているため、電源装置を個別に購入する必要はありません。
Q. Cisco Business
スイッチはスタックできますか?
A. 10
ギガビットアップリンクに対応した Cisco Business 350
シリーズ
マネージドスイッチモデルは、最大 4
ユニットのスタック構成を本来の意味でサポートしています。
スタッキングに対応していると謳うスイッチでも、実際には「クラスタリング」をサポートしているだけで、各スイッチを個別に管理、設定しなければならないものがあります。Cisco Business 350
シリーズ
スイッチは真のスタック機能を備えているため、1
つの IP
アドレスを使用して、スタック内のすべてのスイッチを 1
つのユニットとして設定、管理、トラブルシューティングできます。
真のスタックは、複数ユニットのスタックが 1
つのエンティティとして機能するため、管理、制御、トラフィック転送機能が統合され、柔軟性、拡張性、利便性に優れています。このスタック機能により、拡大するネットワーク環境においても構成が大幅にシンプルになり、ネットワーク
アプリケーションの復元力と可用性が向上します。また、真のスタック機能では、コストが削減できる他、Cross-Stack QoS
、仮想ローカルエリアネットワーク VLAN
、Link Aggregation Group
(LAG
)、ポートミラーリングなどの機能(いずれもクラスター化されただけのスイッチではサポートできない)により、管理面でのメリットも得られます。
Cisco Business 350
シリーズは、標準の 10G
光ファイバ接続を利用して、ローカルおよび水平スタック構成のいずれでも導入できます。また、リングトポロジとチェーントポロジを柔軟に選択することも可能です。
Q.
ネットワークはどのように保護されますか?
A. Cisco Business
スイッチは、小規模企業の情報資産を保護するためのさまざまなセキュリティ機能をサポートしています。具体的には、セキュアソケットレイヤ(SSL
)暗号化により管理データが保護され、IEEE 802.1X
ポートセキュリティによって、ネットワークの特定のセグメントへのアクセスが厳しく制限されます。また、IP-MAC
ポートバインディング(IPMB
)によりスプーフィングが防止され、意図的なネットワーク攻撃が検出/
ブロックされます。さらに、IPv6
ファースト
ホップ
セキュリティ機能では、高度な脅威対策が IPv6
にも拡張されています。最後に、Secure Core Technology
(SCT
)によって、サービス妨害(DoS
)攻撃を受けても管理トラフィックを処理できます。
Q. Cisco Business
スイッチはどのように管理するのですか?
A.
少数のサイトを DIY
式で管理する小規模企業のために、Cisco Business
スイッチには、設定ウィザード、カスタマイズ可能なダッシュボード、統合ヘルプ機能を備えた直感的な Web
インターフェイスが付属しています。Cisco Business
スイッチと Cisco Business
ワイヤレスアクセスポイントを両方使用するユーザは、Cisco Business
モバイルアプリを使用して、自分のモバイルデバイスから、すべてのローカルネットワークを設定/
管理することもできます。
少し規模の大きなネットワークを自社で管理している場合や、マネージド
サービス
プロバイダーが管理している場合、Cisco Business
ダッシュボードを利用することで、複数サイト全体の Cisco Business
スイッチ、ルータ、ワイヤレスアクセスポイントをすべて一元管理できます。Cisco Business
ダッシュボードを利用すれば、ネットワークの導入、モニタ、ライフサイクル管理が自動化され、ビジネスネットワークの導入と管理における従来の課題が解決します。
上級ユーザは、コマンドライン
インターフェイスや Simple Network Management Protocol
(SNMP
)も利用できます。
Q.
ライセンスやサブスクリプションを購入する必要がありますか?
A. Cisco Business
スイッチには、ライセンスやサブスクリプションは必要ありません。ハードウェアを購入するだけですべての機能を利用できます。