データ シートCisco UCS C260 M2 ラックマウント サーバ製品概要Cisco® UCS C シリーズ ラックマウント サーバは、ユニファイド コンピューティングとスタンドアロンの革新技術を業界標準の 2RU のフォーム ファクタに結集したもので、総所有コスト(TCO)を削減し、ビジネスの俊敏性を向上させます。Cisco UCS C シリーズはスタンドアロン環境でも Cisco Unified Computing System™ の一部としても動作するように設計されています。このシリーズに採用されているシスコ テクノロジーにより、仮想化環境などの物理・仮想マシンの運用管理作業負荷,、その他の複雑な課題を解決できるようになります。Cisco UCS C シリーズには、シスコの多数の革新技術(業界標準技術のユニファイド ネットワーク ファブリック、Cisco VN-Link 仮想化のサポート、シスコ拡張メモリ テクノロジー、および、コンピューティング、I/O、ディスク、メモリのリソースの管理機能など)が組み込まれています。さらに、Cisco UCS C シリーズ サーバは、必要に応じたシステムの拡張が可能なので、投資を有効に活用しながら、ユニファイド コンピューティングへの移行を進めることができます。 Cisco UCS C260 M2 ラックマウント サーバは、業界で最も高密度の 2 ソケットのラック サーバのプラットフォームで、Cisco Unified Computing System™ のポートフォリオに欠かせない構成要素です。優れた性能がコンパクトに凝縮されていて、Cisco UCS のアーキテクチャでミッションクリティカルなアプリケーションに活用でき、特許を取得したシスコ拡張メモリ テクノロジーを利用できます(図 1)。データセンターでの限られたスペースを活用して、処理パフォーマンスの向上、大容量のメモリの確保、およびディスク ドライブの I/O Operations per Second(IOPS; I/O 処理/秒)の向上が必要な IT 用途に適していて、ソケット単位やコア単位でかかるソフトウェアのライセンス料金の削減にも貢献できます。シスコは、Cisco UCS C260 M2 ラックマウント サーバで、Intel Xeon プロセッサの強化によって向上したパフォーマンス、拡張性、セキュリティ、および RAS(信頼性、可用性、メンテナンス性)に関する機能など、あらゆる面でのデータセンター テクノロジーの拡張を引き継いでいます。また、優れた I/O パフォーマンス、内蔵ディスクの搭載容量、最大 64 個の DIMM スロットの卓越したメモリ容量が、2 ラックユニット(2RU)のフォーム ファクタで提供されます。さらに、Cisco UCS C260 M2 は、パフォーマンスと容量を強化して、条件の厳しい仮想化や大量のデータの処理に必要な作業負荷、サービス プロバイダー環境、企業のデータセンター、および仮想デスクトップ ホスティングに対応できるように設計されています。データベース管理システムや、モデリングおよびシミュレーションのアプリケーションなど、大量のデータを処理する際のスループットが向上します。 Cisco UCS C260 M2 サーバは、すでに実装実績・定評のある Cisco UCS C250 M2 拡張メモリ ラックマウント サーバを基盤としています。また、最新の Intel プロセッサ技術である Intel® Xeon® プロセッサ E7-2800 番台が利用でき(最大 20 コアを搭載可能)、Cisco Unified Computing System の機能を拡張します。この強力なプロセッサによって、以前のモデルと同程度の消費電力で、処理可能なコア数、スレッド数、およびキャッシュが増え、投資回収期間の短縮と、生産性およびエネルギー効率の向上が可能になりました。Cisco Unified Computing System と Intel® Xeon® プロセッサ E7-2800 番台を組み合わせて稼動させることで、TCO をさらに削減し、ビジネスの俊敏性を向上させ、データセンターの仮想化を大きく前進させることができます。 用途Cisco UCS C260 M2 サーバは、データセンターでの限られたスペースを活用して、処理パフォーマンスや I/O キャパシティの向上と大容量のメモリや内蔵ストレージの確保が必要な IT 用途に最適です。この拡張性によって、より多数のソケットを搭載したサーバを追加しなくてもパフォーマンスを向上させることができ、コストがかかるライセンス料金を削減できます。Cisco UCS C260 M2 サーバでは 1 テラバイト(TB)以上のアドレス指定可能なメモリを使用でき、メモリ不足に悩まされがちなアプリケーションでメリットがあります。 64 個の DIMM スロットを使用できる Cisco UCS C260 M2 サーバは、Intel® Xeon® プロセッサ E7-2800 番台をベースにした 2 ソケット サーバの中でもユニークな設計になっています。メモリ容量の観点からすると、コストのかかる 4 ソケット サーバが必要となる大型サイズのメモリ容量が必要な場合でも、メモリ容量確保というボトルネックが軽減され、アプリケーションを実行する場合の価格対パフォーマンスの比率が向上します。メモリコストの観点からすると、低コストの 4 GB または 8 GB の DIMM を使用して、合計で最大 256 GB または 512 GB のメイン メモリをこのサーバに搭載できます。本来ならコストがかかる 32 GB の DIMM を使用しなければ達成できないメモリ容量でも、このメモリ構成により、2 ソケット Intel® Xeon® プロセッサ E7-2800 をベースにした本システムで実現できます。 シスコ拡張メモリ テクノロジーのこのような利点は、次の例のように、非常に大きなメモリ フットプリントが必要な場合や、大型で低コストのメモリ フットプリントが望ましいときに役立ちます。
機能と利点Cisco UCS C260 M2 サーバは、シスコ拡張メモリ テクノロジーを含むシスコ ユニファイド コンピューティングの革新技術を、業界標準のラックマウント フォーム ファクタに拡張したものです。ユニファイド コンピューティング環境にも容易に移行できるラックマウント サーバです。汎用的なラックマウント筐体によって、お客様のサーバ選択肢を増やし、仮想化データセンターのニーズに対応し新たな価値をもたらします。表 1 は、Cisco UCS C260 M2 サーバの機能と利点です。 表 1 機能と利点
製品仕様表 2 は Cisco UCS C260 M2 サーバの仕様です。 表 2 製品仕様
シスコ ユニファイド コンピューティング サービス:Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバシスコは、業界をリードするパートナー企業とともに、データセンターのリソースを一元的に扱うことで、Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバ ソリューションへの移行を促進するサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティング サービスを利用することにより、サーバの配置や、ビジネス ニーズに応じた現行運用の最適化、シスコのユニファイド コンピューティング アーキテクチャへの移行を加速することができます。詳細は、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputingservices/ [英語] を参照してください。 関連情報本製品以外のUCS製品情報ページ http://www.cisco.com/jp/go/unifiedcomputing をご参照ください。 Cisco UCS のエネルギー消費効率情報は、「シスコのトップランナー基準に対する取り組み」ページよりご参照ください。http://www.cisco.com/web/JP/product/toprunner/index.html#~computer |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||